シップ (帆船)

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ノルウェー船籍のシップ Christian Radich号(1937年就航)

シップ (ship) とは、3本以上のマストを持ち、そのすべてに横帆(スクウェアセイル)が張られた帆船のことである。18世紀から19世紀初頭に使用されたスクーナーバークバーケンティンブリッグ等と区別する意味で、正確にはフルリグド・シップ(Full rigged ship、全装帆船)と呼ばれる。

また、シップは一般の帆船としてよりもむしろ、スループフリゲートの代替としての軍艦の機能について重要視される。

目次

マスト [編集]

シップの帆装図

シップのマストは、船首から船尾に向かって順に、

  • フォアマスト 2番目に高い。
  • メインマスト 最も高い。
  • ミズンマスト 3番目に高い。
  • ジガーマスト 最も低い、もしくは存在しない。

となっている。

5本目のマストを持つ場合もあるが、4本目のマストでさえあまり存在しない。近代的な5本のマストを有する船が進水するまでに使用された5本マストのシップは、ただ1隻のみである。もし5本以上のマストが存在したとしても、元々特定の呼び名が存在せず、新たに名付けるよりは数えられるケースが多いと考えられる。

マストが木でできている場合、いずれのマストも3つ以上のマストから構成される。最も低いマストはマスト自身の名前、もしくはローワーを付加してフォアマストローワーなどと呼ばれる。その上のマストは順に、

  • トップマスト
  • トップゲルンマスト
  • ロイヤルマスト(存在しない場合もある)

と呼称される。金属製のマストの船でも伝統的に、同様のセクション分割で名付ける。

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マストの中で最も下に位置する最大のそのマストにおけるコースセイルであり、単純にマストの名前で呼ばれる(フォアセイルメインセイルなど)。コースセイルより高い帆は低い順に、

  • トップセイル
    • ローワー・トップセイル(存在しない場合もある)
    • アッパー・トップセイル(存在しない場合もある)
  • トップゲルンセイル
    • ローワー・トップゲルンセイル(存在しない場合もある)
    • アッパー・トップゲルンセイル(存在しない場合もある)
  • ロイヤルセイル(存在しない場合もある)
  • スカイセイル(存在しない場合もある)

と呼ばれる。操船の難易度などの実際性の問題に応じて、トップセイルとトップゲルンセイルはそれぞれローワー、アッパーへ分割される。例えば、フォアマストに7枚の帆があるとすると、フォアマストのデッキからの4枚目の帆はフォア・ローワー・トップゲルンセイルと呼ばれる。

ジブはトップマストから張られていて、それには様々な命名規則がある。

ステイセイルはマストから船首方向に張られ、それぞれマストの名前から名付けられる。ミズン・トップゲルンマストから張られるステイセイルはミズン・トップゲルン・ステイセイルと呼ばれる。

弱い風の中では、すべての横帆の両側にスタンセイルが張られる。スタンセイルは、接する帆と船の左舷・右舷によって右舷のメイン・トップゲルン・スタンセイルといった命名がされる。

スパンカーセイルは最後尾のマストから船尾に向かって1枚もしくは2枚張られ、2枚の場合はローワースパンカーセイルアッパー・スパンカーセイルと呼ばれる。

トップセイルは、船首から船尾にかけてスパンカーセイルの上に張られることもある。この帆を、ガフセイルと呼ぶ。

関連項目 [編集]

  • 帆船
  • フリュート - 2本もしくは3本のマストに、全て横帆を持つ貨物用帆船。3本のものはシップに分類される。
  • クリッパー (船) - 速度を重視した貨物用快速帆船。多くのものは構造上シップに分類される。

外部リンク [編集]