シップ (帆船)
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シップとは、3本以上のマストを持ち、そのすべてに横帆(スクウェアセイル)が張られた帆船のことである。18世紀から19世紀初頭に使用されたスクーナー、バーク、バーケンティン、ブリッグ等と区別する意味で、正確にはフルリグド・シップ(Full rigged ship、全装帆船)と呼ばれる。
また、シップは一般の帆船としてよりもむしろ、スループやフリゲートの代替としての軍艦の機能について重要視される。
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[編集] マスト
シップのマストは、船首から船尾に向かって順に、
- フォアマスト 2番目に高い。
- メインマスト 最も高い。
- ミズンマスト 3番目に高い。
- ジガーマスト 最も低い、もしくは存在しない。
となっている。
5本目のマストを持つ場合もあるが、4本目のマストでさえあまり存在しない。近代的な5本のマストを有する船が進水するまでに使用された5本マストのシップは、ただ1隻のみである。もし5本以上のマストが存在したとしても、元々特定の呼び名が存在せず、新たに名付けるよりは数えられるケースが多いと考えられる。
マストが木でできている場合、いずれのマストも3つ以上のマストから構成される。最も低いマストはマスト自身の名前、もしくはローワーを付加してフォアマストローワーなどと呼ばれる。その上のマストは順に、
- トップマスト
- トゲルンマスト
- ロイヤルマスト(存在しない場合もある)
と呼称される。金属製のマストの船でも伝統的に、同様のセクション分割で名付ける。
[編集] 帆
マストの中で最も下に位置する最大のそのマストにおける帆はコースセイルであり、単純にマストの名前で呼ばれる(フォアセイル、メインセイルなど)。コースセイルより高い帆は低い順に、
- トップセイル
- ローワー・トップセイル(存在しない場合もある)
- アッパー・トップセイル(存在しない場合もある)
- トゲルンセイル
- ローワー・トゲルンセイル(存在しない場合もある)
- アッパー・トゲルンセイル(存在しない場合もある)
- ロイヤルセイル(存在しない場合もある)
- スカイセイル(存在しない場合もある)
と呼ばれる。操船の難易度などの実際性の問題に応じて、トップセイルとトゲルンセイルはそれぞれローワー、アッパーへ分割される。例えば、フォアマストに7枚の帆があるとすると、フォアマストのデッキからの4枚目の帆はフォア・ローワー・トゲルンセイルと呼ばれる。
ジブはトップマストから張られていて、それには様々な命名規則がある。
ステイセイルはマストから船首方向に張られ、それぞれマストの名前から名付けられる。ミズン・トゲルンマストから張られるステイセイルはミズン・トゲルン・ステイセイルと呼ばれる。
弱い風の中では、すべての横帆の両側にスタンセイルが張られる。スタンセイルは、接する帆と船の左舷・右舷によって右舷のメイン・トゲルン・スタンセイルといった命名がされる。
スパンカーセイルは最後尾のマストから船尾に向かって1枚もしくは2枚張られ、2枚の場合はローワースパンカーセイル、アッパー・スパンカーセイルと呼ばれる。
トップセイルは、船首から船尾にかけてスパンカーセイルの上に張られることもある。この帆を、ガフセイルと呼ぶ。
[編集] 関連項目
- 帆
- 帆船
- フリュート - 2本もしくは3本のマストに、全て横帆を持つ貨物用帆船。3本のものはシップに分類される。
- クリッパー (船) - 速度を重視した貨物用快速帆船。多くのものは構造上シップに分類される。
[編集] 外部リンク
- The Development of the Full-Rigged Ship From the Carrack to the Full-Rigger
- Example of full rigged ship: Stad Amsterdam
- Christian Radich
- Sørlandet
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