シガテラ

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シガテラとは、熱帯の海洋に生息する微生物中に存在する毒素シガトキシンスカリトキシンマイトトキシンシガテリンに汚染された海洋生物を摂取することにより発生する食中毒Gambierdiscus toxicusなどの有毒渦鞭毛藻が原因であることが多い。 食物連鎖によるシガトキシンの自然濃縮が原因であるため、バラフエダイドクウツボカマスウツボブリなど食物連鎖の上位に位置する魚類が危険である。 必ずしも全ての魚がシガテラ毒を持っている訳でなく、低位にある生物であっても危険な場合がある。 沖縄県衛生環境研究所の調査では、シガテラ毒に関して沖縄地方では幾つかの言い伝えがあるが、『すべてにおいて否定的な結果』としている。注意事項は、同一魚種でも個体差、地域差があり、中毒魚の予測は困難であり、毒性を持った魚を外見で見分けることは出来ないことである。

  • シガトキシンは熱に対して安定であるため、調理によってシガテラ中毒を防ぐことはできない。毒素は魚の味には影響を与えない。[1]

シガトキシンを生成する渦鞭毛藻は生息範囲が限られるため、シガテラは熱帯特にカリブ海、日本では主に、沖縄地方で見られる。サンゴ礁で捕獲した魚が特に危険である。 日本では、沖縄地方での発生であったが、発生域が北上し本州でも見られる。[2] 温暖化による原因プランクトンの生息域拡大の可能性が考えられている。

語源は、キューバに移住したスペイン人が、この地方で「シガ」(cigua)と呼ばれる巻貝のチャウダーガイ(Cittarium pica)による食中毒の事を、ciguateraと称したことに由来する。

目次

[編集] 中毒

  • 主な保有生物はバラフエダイ、ドクウツボ、カマス、サザナミハギ、ギンガメアジ、オニカマス、イシガキダイなどの魚400種類以上。
  • 発症時間は1~8時間 [3]
  • 吐き気、嘔吐などの胃腸障害続く頭痛や筋肉の痛み、麻痺、幻覚といった神経症状を催す。
特に重症の場合は、熱に対する反応が変化する。すなわち、熱さと冷たさに対する感覚が逆転するドライアイスセンセーションという症状に陥る。
  • 回復期間 回復は遅く、数ヶ月~1年程度。
  • 日本国内で死亡例はない。[4]シガテラ中毒の効果的な治療法は確立されていない。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ シガテラ中毒 メルクマニュアル家庭版
  2. ^ 熱帯多発のシガテラ中毒、本州でも…魚食べ発症 YOMIURI ONLINE(読売新聞)2008年4月12日 閲覧 2008年4月12日
  3. ^ 貝毒以外の海洋性自然毒 (厚生労働省)
  4. ^ シガテラ食中毒について沖縄県衛生環境研究所 環境科学班

[編集] 外部リンク

シガテラ毒 安全な食卓は有り得るのか?-ねっとで水族館