シエラザード

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シエラザード
Shéhérazade
監督 ピエール・ガスパール=ユイ
脚本 ピエール・ガスパール=ユイ
マルク=ジルベール・ソーヴァジョン
製作 シネ・アリアンス
フィルムソノール
スペヴァ・フィルム
デア・フィルム・プロドゥツィオーネ
テチサ・フィルム
製作総指揮 ミシェル・サフラ
セルジュ・シルベルマン
音楽 アンドレ・オッセン
撮影 クリスチャン・マトラ
編集 ルイゼット・オートクール
配給 日本の旗 松竹映配
公開 フランスの旗 1963年5月10日
スペインの旗 1963年6月3日
イタリアの旗 1963年9月5日
日本の旗 1963年9月28日
上映時間 124分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
スペインの旗 スペイン
言語 フランス語
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シエラザード』(仏語:Shéhérazade)は、1962年(昭和37年)製作、1963年(昭和38年)公開、ピエール・ガスパール=ユイ監督によるフランスイタリアスペイン合作の長篇劇映画である。

略歴・概要[編集]

本作は、1962年(昭和37年)に70mmフィルムで製作された超大作映画である。『千夜一夜物語』の語り手として知られる伝説上の人物シェヘラザードに、新進女優のアンナ・カリーナを起用し、『トリスタンとイゾルデ』の恋愛物語をブレンドしたスペクタクル映画である[1]。カリーナの当時の夫で、ヌーヴェルヴァーグの映画監督として知られるジャン=リュック・ゴダールカメオ出演している。

1963年(昭和38年)5月、第16回カンヌ国際映画祭で上映され、フランス映画高等技術委員会大賞を受賞した[1]

日本では、同年9月28日松竹映配の配給で、「フランス映画界が総力をあげて世界に問う初の70ミリ超大作!」と銘打って、東京・東銀座の東劇をフラッグシップに大々的に公開された[2]キングレコードからは本作のサウンドトラックがEP盤(規格番号17M-71)で発売された。日本ではビデオグラム化はされていない。

キャスト[編集]

アルファベット順

ストーリー[編集]

西暦809年、ヨーロッパを統一したフランク王国シャルルマーニュ大帝は、バグダッドに親善使節団を派遣した。ルノー(ジェラール・バレー)を大使としたその使節団は、砂漠のなかを進む途中で、シエラザード(アンナ・カリーナ)の妹を助ける。シエラザードはアラビアのハルアン王(アントニオ・ビラール)の王妃候補であったが、盗賊ベドアン族に囚われていたのだった。ルノーは、シエラザードを奪還すると同時に、恋におちてしまう。

シエラザードが囚われていたのは、ザカール将軍(ホルヘ・ミストラル)の陰謀であった。自らの情婦シーリーン(マリルー・トロ)を王妃として送り込み、王国の乗っ取りを企図していたのだ。かくしてシエラザードは王妃に選ばれた。

ルノーはトリスタンのごとく悲しみに暮れ、酒に溺れた。ザカール将軍とシーリーンは捲土重来のチャンスとばかりに策略を仕組み、ルノーとシエラザードを再会させた。再会の悦びに抱き合うふたりを発見したハルアン王は、シエラザードを賤民に落とし、ルノーをむち打ちの刑に処した。

フランク王国の騎士団はシエラザードを奪還、ルノーとともにバグダッドを去る。それでもシエラザードを愛していたハルアン王は激怒し、騎士団からシエラザードを再奪還した。そこへ、ザカール将軍の反乱軍が王宮を攻撃、ハルアン王とシエラザードはともに脱出した。逃れるハルアン王はルノーら騎士団と出会い、ルノーらは義憤を感じて、王軍と連合してザカール将軍の反乱軍を滅ぼした。重傷を負ったハルアン王は、病床にルノーとシエラザードを呼び、ふたりの結婚を祝福した。

関連事項[編集]

[編集]

  1. ^ a b キネマ旬報DB、「シエラザード」の項の記述を参照。
  2. ^ 松竹直営「東劇」が作成・配布した当時の本作のチラシの記述を参照。

外部リンク[編集]