シェフチェンコの3階級昇進

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シェフチェンコの3階級昇進シェフチェンコのさんかいきゅうしょうしん)とは、FIFAワールドカップドイツ大会のヨーロッパ予選で、当初第4シードに入っていたウクライナ代表アンドレイ・シェフチェンコの活躍によりグループ1位、それも開催国ドイツを除いてヨーロッパ一番乗りで予選突破を果たしたことの通称。「シェフチェンコの奇跡」とも呼ばれるが、非常に珍しい3階級昇進でありこう呼ばれることが多いためここでもこれを用いる。

目次

[編集] タイトルの意味

FIFAワールドカップのヨーロッパ予選では全ての国がシード分けされている(因みにワールドカップ本大会では第1シードのみシード分けされており、他の国は地域別に分けられている)。順当に行くと第1シードの国は1位に、第2シードの国は2位に、第3シードの国は3位に、第4シードの国は4位になる。

しかし第2シードの国が1位になったり、第3シードの国が2位になることもよくあることで、それを「1階級昇進」と言う。いわゆる予想より1つ上の順位に昇進したのでこう呼ばれる。第3シードの国が1位になったり、第4シードの国が2位になることは、2つ昇進したので「2階級昇進」である。そして今回のウクライナは第4シードながら1位になった。そのため「3階級昇進」である。3階級昇進は非常に珍しいことであり、多くのサッカーファンの記憶に残る。

逆に第1シードの国が2位になったり、第2シードの国が3位になったり、予想より1つ順位が下がることは「1階級降格」と呼ばれることもある。

[編集] 組み合わせ

今回ウクライナは前回の日韓大会予選ではプレーオフまで進出したが、ユーロ2004予選の大不振により、今予選は第4シードにされた。そのため出場は厳しいと思われた。組み合わせ抽選の結果トルコ・デンマーク・ギリシャと同じグループとなり、非常に厳しいグループに入った。ワールドカップ出場は絶望視された。

[編集] 予選経過

初戦アウェーのデンマーク戦は1 - 1の引き分け、続くアウェーのカザフスタン戦は後半ロスタイムの決勝点で2 - 1で辛勝、ホーム初戦となるギリシャ戦は1 - 1の引き分け、ホームのグルジア戦は2 - 0で快勝し、首位に浮上して最大の関門アウェーのトルコ戦を迎える。厳しい戦いが予想されたが何と3 - 0で快勝、首位を独走して2004年を終えた。

年明け後アウェーのアルバニア戦を2 - 0、ホームのデンマーク戦を1 - 0、ホームのカザフスタン戦を2 - 0、アウェーのギリシャ戦を1 - 0で勝利し、何と6連勝。当初誰も予想しなかったウクライナの1位通過が見えてきた。

勝てば無条件で1位で出場が決まるアウェーのグルジア戦は、後半ロスタイムに追いつかれ1 - 1の引き分け、出場決定は次節に持ち越しかと思われたが、直後にトルコがデンマークと引き分けたため1位通過が決まった。開催国ドイツを除いてヨーロッパ一番乗りであった。(9割方手中にしていた出場権が一時逃げたことからこの試合を「トビリシの束の間の悲劇」と呼ばれる)。

その後出場が決まって気が抜けたのか、ホームでトルコに0 - 1で敗れ、アルバニアには2 - 2で引き分け、勝ち点は25に終わった。

[編集] その他の3階級昇進

2006ワールドカップ予選では3階級昇進が多かったと言える。アフリカでは第4シードになったガーナ・アンゴラ・トーゴの3ヶ国が1位となった。

アジアでは1次予選で第4シード(アジアでは最下ランク)の北朝鮮が1位になり最終予選に進出した。しかしこれは北朝鮮がアメリカ大会予選以降ワールドカップ予選に出場していなかったためである。これはあくまで実績がなかったためであり、実績で第4シードになったウクライナとアフリカ3ヶ国の3階級昇進は見事であったと言える。