ザ・タイム

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ミネアポリス2007
プリンス2007

ザ・タイム(The Time)は アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ファンクバンド。 1981年にミネアポリスで結成した。 プリンス・ファミリーであり、プリンス関連では最も成功した部類。 現在はオリジナル7ブン(The Original 7ven)として活動中。

履歴[編集]

ジミージャム2012
テリールイス2012
ミネソタ州の位置
「ツイン・シティー」ミネアポリス

プリンスがリクルートした。1980年映画『The Idolmaker』に影響されたプリンスは初期のアルバムのアウトテイクを録音させるバンドとして彼らを雇った。[1]1981年にはミネアポリスのバンド「フライト・タイム」(バンド名はドナルド・バードの曲名にちなんでいる)を発展させ、ザ・タイムとした。メンバーは

  • ジェリービーン·ジョンソン(ドラム)、
  • ジミー·ジャムとモンテ·ムーア(キーボード)、
  • テリー·ルイス(ベース)、
  • ジェシー·ジョンソン(ギター)、
  • プリンスの幼馴染でリードシンガーのモリス・デイ
  • ジェローム·ベントン(デイの引き立て役。地元バンド「エンタープライズ」のメンバーだった)

の7名。

プリンスはエンタープライズの曲『パーティーアップ』をアルバム『ダーティー・マインド』で演奏していた。 リードボーカルには当初、ミネアポリスのファンク・シーンですでに人気だったアレキサンダー・オニールを予定していたが、オニールが金を要求したため幼馴染のデイになった。

成功[編集]

ほとんどの演奏をプリンスが担当し、デイが歌ったアルバムを4枚出した。音楽性はパーラメントJB、スライに影響されたものだった。

R&Bチャートでヒットしたシングルは『ザ・バード』『ジャングル・ラブ』『777-9311』『ゲット・イット・アップ』『ジゴロは寂しがり』『ザ・ウォーク』『クール』など。[1]

プリンスは変名「ジェイミー・スター」を使った。

タイムのメンバーはアルバムで演奏させてもらえないしギャラも悪かったんで、プリンスの「コントラヴァーシー・ツアー」に同行しているときにフラストレーションがピークに達した。ツアーの千秋楽シンシナティーだったが、彼らとプリンスたち(プリンスのバンド「レボリューション」)はステージとホテルで大喧嘩をやらかした。[2]

1982–83年の「1999ツアー」ではタイムは1時間のステージの前に(プリンスのガール・グループ)ヴァニティー6のバック演奏をカーテンの後ろでやっていた。テリー・ルイスは「30分で250ドルもらえたからうれしかったよ。どうせサウンド・チェックはしなきゃならなかったんだから」と振り返る。[3]

ジャムルイス解雇事件[編集]

ジャム&ルイスはSOLARレコードでKlymaxx、TabuレコードでS.O.S.バンドなどの作曲・制作を始めており、ある日アトランタで猛吹雪(ブリザード)のために飛行機に乗れず、サン・アントニオでのタイムの公演をとちった。公演ではジェロームがベースを弾いているふりをし、プリンスがテリー・ルイスの(ベース)パートをステージ脇で演奏し、Lisa Colemanがジミー・ジャムの代役をつとめた。

結果、二人(ジャム&ルイス)は解雇された。プリンスは1990年のローリングストーン誌でのインタビューで「僕が解雇したんじゃないよ。モリスが"君が俺ならどうする?"って聞いてきたんだ。タイムは彼のバンドだからね」としている。この解雇事件が偶然によるものか、それともジャム/ルイスの独立心の現れかは判然としない。

モンテ・ムーアも同時に辞め、ジャムルイスと働いた(ジャネット・ジャクソンの出世作『コントロール』など)。

この三人に替わったのはMark CardenasとPaul Peterson(キーボード)とRocky Harris(ベース)だった。この新ラインアップは、(Jerry HubbardがRocky Harrisに取って代わっているが)、プリンスの大ヒット映画『パープルレイン』に出演した。この出演と『ジャングルラブ』『ザ・バード』のヒットでタイムは人気を得、1984年には有名になった。

最初の分裂[編集]

次に辞めたのはモリス・デイで、プリンスと喧嘩して辞めた。1985年にソロ活動を始める。

その直後にジェシー・ジョンソンがCardenasとHubbardを引き連れてソロになった。

バンドは解散状態で、残ったベントン、ジェリービーン、ピーターソンは短命に終わったThe Familyを結成した(後にシンニード・オコナーや作曲者プリンス自身がカバーした名曲『愛の哀しみ』のヒットがある)。

この間ジャム・ルイスはアメリカで最も成功した部類のプロデューサー・チームとなっていた。[1]

最初の再結成[編集]

1990年に元の七人がプリンスの大コケした映画(とサントラ)『グラフィティー・ブリッジ』のために集結し、新作アルバム『パンデモニアム』を発表。この再結成プロジェクトは最初「Corporate World」と呼ばれ、プリンスはモリスとジェロームだけを使うつもりだったが、所属会社のワーナー・ブラザースが「元のラインナップを使わんのやったら映画に金は出さん」とダメだしをし、みんなが集まった。アルバムからは彼ら最大(売り上げ)のヒット『ジャーク・アウト』が生まれ、めずらしくメンバーが楽器を演奏した作品となった。

テリー・ルイスが語る:「だれもタイム復活を"必要"とはしてなかった。でもみんながそれをやりたがったんだ。いい体験だったよ。僕らは真剣に音楽をやった。でも僕らが揃うと自然にパーティーになって、お楽しみの始まりなんだ。僕らはそれをレコードやステージに反映する」[4]

再結成は短期間だった。またぞろ内輪もめになってしまったのだ。その後解散。[1]

1995年にメンバーの一部がTorri Ruffin(ギター)Chance Howard(キーボード)Robert GI' Grissett Jr(三番目のキーボード)Freeze(ベース)を雇って再結成した。このバンドはKevin Smith監督映画『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』に出演し、今日までしょっちゅうツアーしている。通常看板(やポスター)には「Morris Day and The Time」と表示される。[1]1990年代末にこのラインナップで新作『Old Dogs, New Tricks』が出るというウワサがあったが、プリンスが参加した時点で頓挫した。2004年のモリス・デイのアルバム『It's About Time』にはJellybean, Jerome, Monte と Morrisによるタイムのライブ音源がたくさん収録された。

二回目の再結成とThe Original 7ven[編集]

第50回グラミー賞(2008年2月10日)でタイムは『ジャングル・ラブ』などのメドレーリアーナなどをフィーチャーしながら演奏した。[5]

2008年6、7月には全員がそろってラスベガスのフラミンゴ・ホテルやカジノでの一連のショーに出演した。

2009年一月にジェシー・ジョンソンが「タイムの新作の録音をやってるよ」と発言。

デトロイトのフォックス劇場に2010年6月11日に全員で出演。

二日後の6月13日、ジミージャムが「The Stingy Tour」と名付けた「ツアー」で「巨大な七人」は故郷ミネアポリスで再結成コンサートを挙行、ステージ上で「ニューアルバムは90%完成した」と発表。[6]一週間前にビルボード誌が報じた「タイムが再結成!新作も!」という記事が事実であることが判明した。[7]

2011年9月、バンドはThe Original 7venに改名し、新作『Condensate』が10月18日に、シングル『#Trendin』が9月20日に出ることを発表。[8]

改名についてジャムは「交渉がいやだったからね。もう新しい時代だ。僕らは前進する」と発言している。[9]

2011年10月27日, The Original 7venは「トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」に出演。[10] 2011年11月27日, The Original 7venはアトランタで「ソウル・トレイン・ミュージック・アワード」のオープニング・アクトをつとめた。[11][11]

現在のメンバー[編集]

  • モーリスデイ -リードボーカル、バッキングボーカル
  • モンテ·モア -キーボード、バックボーカル
  • ジミー·ジャム -キーボード、バックボーカル
  • テリー·ルイス -ベース、バッキングボーカル
  • ジェロームベントン -バックボーカル、パーカッション
  • ジェリービーン·ジョンソン -ドラム、ギター、バッキングボーカル
  • リッキー "フリーズ"スミス - ベース、バッキングボーカル
  • Torrell「トーリ」ラフィン - ギター、バッキングボーカル

過去のメンバー[編集]

  • ジェシー·ジョンソン -ギター、バッキングボーカル
  • マーク·カルデナス - キーボード、バックボーカル
  • セントポールピーターソン -キーボード、バックボーカル
  • ジェリー·ハバード - ベース、バッキングボーカル
  • スタンリー "チャンス"ハワード - バックボーカル、キーボード
  • ロブ「GI」Grissettジュニア - 裏打ちボーカル、キーボード

盤歴[編集]

The Timeのディスコグラフィ
リリースリスト
スタジオ・アルバム 5
シングル 12

アルバムは5枚、シングルは12枚。

スタジオ・アルバム[編集]

タイトル チャート(位)
US
[12]
US R&B
[12]
1981 The Time
  • 1981年
  • ワーナー
50 7
1982 What Time Is It?
  • 1982年
  • ワーナー
26 2
1984 Ice Cream Castle
  • 1984年
  • ワーナー
24 3
1990 Pandemonium
  • 1990年
  • ペイズリー・パーク(through Warner Bros.)
18 9
2011 Condensate (as The Original 7ven)
  • 2011年
  • Saguaro Roadレコード
58[13] 10[13]

シングル[編集]

タイトル チャート(位) 収録アルバム
US Hot 100
[12]
US R&B
[12]
US Dance
[12]
1981 Get It Up 6 16 The Time
1982 Cool 90 7
Girl 49
777-9311(セブンセブンセブン・ナンティースリーーイレブン) 88 2 42 What Time Is It?
The Walk 24
1983  Gigolos Get Lonely Too 77
1984 Jungle Love 20 6 9 Ice Cream Castle
Ice Cream Castles 106 11
1985 The Bird 36 33 6
1990 Jerk Out 9 1 6 Pandemonium
Chocolate 44
2011 "#Trendin" 77[13] Condensate

参照[編集]

  1. ^ a b c d e allmusic Biography
  2. ^ Jason Draper (2008年). “Prince: Life & Times”. Jawbone Press 
  3. ^ The Original 7ven Documentary (2011)
  4. ^ Select, December 1990
  5. ^ Grammys Behind The Scenes: Morris Day Says Kanye West Isn't 'Cool'; Feist Takes Pizza As Award - Music, Celebrity, Artist News”. MTV.com (2008年2月10日). 2013年6月24日閲覧。
  6. ^ Zimmerman, Christopher Robin. "CONCERT REVIEW: THE TIME @ EPIC", Minneapolis, June 14, 2010. Retrieved on 2010-06-16.
  7. ^ Graff, Gary. "The Time Reunite For Tour, New Album", Billboard.com, Detroit, June 7, 2010. Retrieved on 2010-06-16.
  8. ^ theoriginaltimeband.com. "The Original 7ven – The Band Formerly Known As The Time – New Album Tuesday, October 18, 2011". Retrieved on 2011-09-20.
  9. ^ "Why Original 7ven?: Jimmy Jam & Morris Day on Prince Nixing Use of The Time". Retrieved on 2011-10-17.
  10. ^ TV.com. “The Tonight Show with Jay Leno - Season 20, Episode 183: Chelsea Handler; Chris D'Elia; the Original 7ven”. TV.com. 2013年6月24日閲覧。
  11. ^ a b The Original 7VEN, The Group Formerly Known as The Time, Set to Open the 2011 ‘Soul Train Awards’”. Soul Train. 2013年6月24日閲覧。
  12. ^ a b c d e allmusic ((( The Time > Charts & Awards > Billboard Albums )))”. Billboard. 2013年11月13日閲覧。
  13. ^ a b c allmusic ((( The Original 7ven > Charts & Awards > Billboard Albums )))”. Billboard. 2013年11月13日閲覧。

外部リンク[編集]