ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ

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ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ
130922 Windsor Hotel Toya Resort & Spa Toyako Hokkaido Japan01s3.jpg
ホテル概要
正式名称 ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ
運営 ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナル
前身 ホテルエイペックス洞爺
→ザ・ウィンザーホテル洞爺
階数 地下1階 - 地上11階
部屋数 398室
開業 2002年6月1日
(前身は1993年6月9日)
最寄駅 JR洞爺駅
最寄IC 道央自動車道虻田洞爺湖IC
所在地 〒049-5722
北海道虻田郡洞爺湖町清水
位置 北緯42度35分32.00秒 東経140度45分34.31秒 / 北緯42.5922222度 東経140.7595306度 / 42.5922222; 140.7595306
公式サイト 公式サイト
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ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ (The Windsor Hotel TOYA Resort & Spa) は、北海道洞爺湖町にある大型高級リゾートホテルである。

前身は、1998年に廃業した「ザ・ウィンザーホテル洞爺」(開業時の名称は「ホテルエイペックス洞爺」)。

現在の所有者は警備会社セコムであり、一時廃業以前と同様のホテル運営会社「ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナル」により運営されている。

概要[編集]

エントランス側

ホテルは、標高625メートルのポロモイ山の頂上にあり、東に洞爺湖、西に内浦湾を見下ろす立地である。室料は一泊4万円前後からで、スイートは10万円前後、一泊136万円の部屋もある。宿泊客には、香港シンガポールなどアジア富裕層も多いという[1]

施設には、レストランバー、ベーカリーなどが13店ある。それらには、 フランスアヴェロン県にあるミシュラン・3つ星レストランミシェル・ブラス (Bras) 」の支店「ミシェル・ブラス トーヤ・ジャポン」や、「摘草料理」を標榜する京都・大悲山の料理旅館「美山荘」の支店などが含まれる。尚、美山荘に代わり、2008年7月11日より、京都吉兆の支店「あらし山吉兆」がオープンしている。

ゴルフ場ウィンザー・グレートピーク・オブ・トーヤ(1965年開場、旧称・ロイヤルクラシック洞爺)や、スキー場ウィンザースノービレッジ(旧称・スノーパーク洞爺)などが併設されている。また、スパプールフィットネステニスコートなどがある。

2002年の再開業時から、世界的なホテル協会「リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に加盟している。

開業までの経緯[編集]

前身は、不動産開発業者カブトデコム札幌市)の子会社であったエイペックス社(1993年からは北海道拓殖銀行の子会社)が、総工費約650億円をかけて1993年に開業した会員制高級ホテル「ホテルエイペックス洞爺」である。

1997年、ホテル運営会社「ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナル (WHI) 」(東京都港区、社長・窪山哲雄、資本金:1億6,500万円)による運営となり、ホテル名が「ザ・ウィンザーホテル洞爺」に変更された。 同年、北海道拓殖銀行が経営破綻、翌1998年にはエイペックス社も自己破産し、ホテルは廃業した。

2000年、セコムグループセコム損害保険の子会社であった不動産投資・管理会社「十勝アーバンプロパティーズ」(東京都)が土地・建物を約60億円で購入。施設改装後の2002年、以前同様WHI社の運営により、「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」として営業を再開し、現在に至っている。

2014年4月2日、セコムは100%出資の子会社、株式会社ザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナル(東京・港)が運営するザ・ウィンザーホテル洞爺リゾー ト&スパ(北海道虻田郡洞爺湖町)の土地・建物と、保有株式を全て売却すると発表した。同日、売却先の明治海運(兵庫県神戸市)と基本合意書を締結した。

運営者[編集]

1998年の廃業以前からの運営会社であるWHI社の社長・窪山哲雄は、日本を代表するホテルマンのひとりである。石ノ森章太郎の漫画「HOTEL」に登場するマネージャー・東堂克生のモデルであるといわれる。

データ[編集]

建物の規模は、地上11階、地下1階、高さ約50メートル、長さ約215メートル、延べ床面積6万3,806平方メートル、客室数398。サービスの質を保つため、予約は300室を上限としている[2]。敷地面積は2万8,474平方メートル。

沿革[編集]

1998年以前[編集]

  • 1993年
    • 6月9日: ホテルエイペックス洞爺開業
  • 1997年
    • 1月: ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナル (WHI) 設立
    • 7月: WHI社による運営開始、ホテル名称をザ・ウィンザーホテル洞爺に変更
    • 11月: 北海道拓殖銀行が経営破綻
  • 1998年
    • 3月18日: エイペックス社が自己破産
    • 3月20日: ホテルの営業を終了、破産管財人管理下となる

2000年以降[編集]

2008年7月第34回主要国首脳会議北海道洞爺湖サミット)やそれに合わせて行われた各国首脳会談の会場として使用
  • 2000年
    • 十勝アーバンプロパティーズ社が土地・建物を購入
  • 2001年
    • 5月: 改修工事着工。客室数を405室から398室に変更しスイートを増室、レストランも一新。ホテル北側の駐車場に、床面積約303平方メートルのチャペルと、鉄筋3階建て延べ約1,840平方メートルのホテルマン養成学校「ザ・ウィンザー ホスピタリティ インスティテュート」を建設
    • 11月: 梶川貴子が取締役に就任
  • 2002年
    • 6月1日:ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパとして開業
    • リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド協会に加盟
    • 9月: 「ザ・ウィンザー ホスピタリティ インスティテュート」開校
  • 2003年
    • 十勝アーバンプロパティーズ社、セコム本体に連結される
    • 12月: スキー場が、「ウィンザースノービレッジ」として営業再開
  • 2007年
    • 4月18日: 堤田美穂が総支配人に就任
    • 4月23日: 第34回・主要国首脳会議の首脳会議開催会場となることが発表される
  • 2011年 
    • 坂本裕之が総支配人に就任
  • 2012年
    • 4月「ミシュラン北海道2012特別版」において、同ホテル内の3つのレストランで合計6の星を獲得。ホテル自体も宿泊施設部門で最高ランクの「5」を獲得、北海道内のホテルで唯一となる。
  • 2014年
    • 4月2日 ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾー ト&スパの土地・建物と、保有株式を全て売却すると発表した。同日、売却先の明治海運(兵庫県神戸市)と基本合意書を締結。売却は6月末の予定で売却額は非公表。

サミット会議場[編集]

2008年夏に開催の第34回主要国首脳会議(サミット)において、首脳会議開催会場に利用された。

決定の理由については、設備、環境、警備のし易さに加え、セコム創業者・飯田亮の知己であり、内閣総理大臣(当時)・安倍晋三の縁戚であるウシオ電機会長・牛尾治朗の働きかけがあった[3]と言われる。また飯田亮自身が、元首相小泉純一郎の盟友である。

同決定が報道されて以降、来客・宿泊客が増加し、ホテルは好況を呈しているという[4]

その他[編集]

所在地[編集]

  • ゴルフ場の一部等、敷地の一部は、洞爺湖町に隣接する豊浦町となっている。(閉鎖中)

その他[編集]

食材虚偽表示[編集]

ザ・ウィンザーホテル洞爺湖リゾート&スパは2013年11月14日、館内にある鉄板焼レストランなど三つの飲食店やルームサービスのメニューで「北海道スモークサーモン」と表示してノルウェーチリ産を提供していたほか、出生証明を求められる「知床地鶏」ではない知床鶏を使ったと発表した上で、「食材に対する知識が不足していたうえ、確認を怠っていた」と釈明した[5][6][7]

食材虚偽の抜粋[8][9][10]
!虚偽表示名 実際の食材
北海道スモークサーモン ノルウェー、チリ産
(出生証明を求められる)知床地鶏 「地鶏」には当たらない鶏肉

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

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