ザナヴィ・インフォマティクス

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株式会社ザナヴィ・インフォマティクス
Xanavi Informatics Corporation
種類 株式会社
略称 Xanavi
本社所在地 日本の旗 日本
252-0012
神奈川県座間市広野台二丁目6番35号
設立 1991年1月21日
業種 電気機器
事業内容 車載情報通信機器の開発・生産・販売
代表者 沼田修(代表取締役社長)
資本金 2500万円
純資産 5935万円
総資産 2億7262万円
決算期 3月31日
主要株主 クラリオン株式会社(100%)
特記事項:*2009年4月1日にクラリオン(現フォルシアクラリオン・エレクトロニクス)に吸収合併され解散。
  • 会社情報は解散時点のデータ[1]
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株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (Xanavi Informatics)は、かつて存在した車載機器メーカー。本社を神奈川県座間市に置いていた。非上場会社。日立グループ

沿革[編集]

本社[編集]

概要[編集]

XANAVI NISMO Z(2007年モデル)

カーナビゲーションシステムカーステレオなどの車載情報通信機器の開発・生産・販売を行う。 車載機器の主な販売先は日産自動車向けのOEM商品で、メーカーオプション品・ディーラーオプション品とも存在した。 カーナビゲーションについては僅かながらXANAVIブランドでも市販され、カー用品店などで販売されていた。

1995年に、空を飛ぶ鳥が上空から見下ろすイメージ(鳥瞰図)で地図を表示する「バードビュー」を世界で初めて商品化し、日産車に搭載された(日産との共同開発・登録商標)。

1998年から2008年まで、モータースポーツの一カテゴリであるSUPER GT[4]に参戦し、NISMOのメインスポンサーを務めた。1995年から1997年までは全日本ツーリングカー選手権で同様にNISMOをスポンサードしていた。

技術の進歩に伴って、地図メディアの記録媒体もCD-ROM[5]DVD-ROMHDDのほか[6]、一部コンパクトフラッシュメモリー搭載機が存在したが、地上波デジタルテレビチューナー搭載機種は発売されることなくブランド終息となった。

ブランド終息後もクラリオンが地図ソフトをリリースしていたが、CD-ROMは2010年、DVD-ROMは2012年を最後に更新が終了している。

歴代レースクイーン一覧[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b クラリオン(株)との合併に関する基本合意のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)クラリオン株式会社、2009年1月29日https://www.clarion.com/jp/ja/HTML_Topics/20090129_1,1.pdf2022年12月9日閲覧 
  2. ^ 日産自動車、ザナヴィ・インフォマティクスの株式を日立製作所に譲渡』(プレスリリース)日産自動車株式会社、2000年12月14日https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-514deebc0a163f55a8a3787de200fe35-nissan-announces-sale-of-holdings-in-xanavi-informatics-to-hitachi-j2022年12月9日閲覧 
  3. ^ 横浜支店”. 三菱倉庫株式会社. 2022年12月8日閲覧。 “座間倉庫”
  4. ^ 2004年までは全日本GT選手権
  5. ^ 当時一般的だったナビ研フォーマットではない独自規格
  6. ^ 各ドライブは当時の親会社だった日立製