Meiji Seika ファルマ

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Meiji Seikaファルマ株式会社
Meiji Seika Pharma Co., Ltd.
Meiji Seika ファルマの本社がある明治ビル(東京都中央区京橋)。明治ホールディングスも同ビルに本社を構えている。
Meiji Seika ファルマの本社がある明治ビル(東京都中央区京橋)。明治ホールディングスも同ビルに本社を構えている。
本社がある明治ビル(東京都中央区京橋)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 2202
1949年5月16日 - 2009年3月25日
略称 Meiji、MSP
本社所在地 日本の旗 日本
104-8002
東京都中央区京橋2丁目4番16号
北緯35度40分36.8秒 東経139度46分8.4秒 / 北緯35.676889度 東経139.769000度 / 35.676889; 139.769000座標: 北緯35度40分36.8秒 東経139度46分8.4秒 / 北緯35.676889度 東経139.769000度 / 35.676889; 139.769000
設立 1916年大正5年)10月9日
(東京菓子株式会社)
業種 医薬品
法人番号 3010001034951 ウィキデータを編集
事業内容 医療用医薬品の製造販売等
代表者 小林大吉郎代表取締役社長
資本金 283億6300万円
(2020年3月31日現在)[1]
売上高 1425億9900万円
(2020年3月期)[1]
営業利益 59億3100万円
(2020年3月期)[1]
経常利益 67億8200万円
(2020年3月期)[1]
純利益 38億1900万円
(2020年3月期)[1]
純資産 730億0700万円
(2020年3月31日現在)[1]
総資産 1724億2600万円
(2020年3月31日現在)[1]
従業員数 連結: 5,823名
(2020年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
主要株主 明治ホールディングス株式会社100%
外部リンク https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/
特記事項:明治グループの事業再編[2]に伴い、2011年4月1日付で明治製菓株式会社から商号変更して発足した。
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Meiji Seikaファルマ株式会社(めいじせいかファルマ、: Meiji Seika Pharma Co., Ltd.)は、日本の医薬品製造業明治ホールディングス株式会社の傘下。東京都中央区京橋に本社を置く。

概要[編集]

2011年4月1日明治グループ事業再編会社分割)により、明治製菓株式会社から商号変更して発足[2]。これによって旧・明治製菓が医療用医薬品事業に特化されたことにより、同社が手掛けてきた菓子・飲料・食品・一般用医薬品(主にイソジンうがい薬[注釈 1]など)事業はグループ会社の(株)明治明治乳業から商号変更)へ移管され、長年使用してきた「明治製菓」の屋号表記を日本語からローマ字Meiji Seika」に変更した[2]。ただし、後発医薬品のメーカー略号については、Meiji Seika ファルマとなって以降に販売開始された商品に対しても、漢字表記の「明治」が用いられる。

2018年7月に化学及血清療法研究所(化血研)の製品を引き継いだ明治グループの「KMバイオロジクス」に出資している。

かつては農薬除草剤殺菌剤植物成長調整剤など)事業や動物用医薬品事業を手掛けていたが、2022年1月4日付で農薬事業を2021年9月に設立した株式会社MMAGに承継。その上で同社株式は三井化学の子会社である三井化学アグロへ422億円で譲渡され、当社は農薬事業から撤退した[3][4][5][6][7]。動物用医薬品事業は2022年4月1日付でKMバイオロジクスの動物用医薬品事業と統合の上、明治アニマルヘルスへ移管された[8]。これにより、当社は医療用医薬品へ特化する事になった。

事業所[編集]

本社
〒104-8002 東京都中央区京橋2丁目4番16号
支店
  • 全国8拠点
研究所
  • 製薬研究所
〒250-0852 神奈川県小田原市栢山788
工場
  • 小田原工場
〒250-0874 神奈川県小田原市鴨宮1056
製造品目:注射剤アンプル剤、粉末注射剤、凍結乾燥製剤、経口剤、錠剤、顆粒剤
  • 岐阜工場
〒501-0431 岐阜県本巣郡北方町北方2890
製造品目:人体用医薬品原薬、動物用医薬品、飼料添加物、工業用酵素

グループ会社[編集]

過去のグループ会社[編集]

  • 明治サノフィ・アベンティス薬品株式会社(東京都新宿区西新宿) - 旧・明治サノフィ薬品(明治サノフィ)。旧サノフィとの提携による合弁で設立。2013年2月28日会社解散[9]
  • 田村製薬株式会社(東京都板橋区
  • 北里薬品産業株式会社(東京都港区三田) - 学校法人北里研究所との提携による合弁で1955年に設立(当社60%、北里研究所40%)。2022年9月30日会社解散。同社が行っていたワクチン販売の機能を当社が継承した[10]
  • Meijiアグロケミカル株式会社(東京都中央区) - 2020年に設立。Meiji Seika ファルマから北上工場(岩手県北上市)の移管を受けた上で農薬を生産していたが、農薬事業のMMAGへの譲渡に伴い、2022年1月4日付で三井化学アグロへ全株式を譲渡。商号をMeijiアグロケミカル株式会社からMMアグロケミカル株式会社へ変更[4][7]

主な取扱製品[編集]

医療用医薬品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2016年4月にムンディファーマとの提携解消に伴って販売がシオノギヘルスケア塩野義製薬の子会社)へ移管され、明治では製品名を「明治うがい薬」に変更してリニューアルされたが、2022年10月にうがい薬の製造元である健栄製薬に事業譲渡した。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 第161期決算公告”. Meiji Seika ファルマ株式会社. 2021年4月9日閲覧。
  2. ^ a b c 明治ホールディングス株式会社 明治グループ事業再編(当社子会社間の会社分割)のお知らせ” (PDF). 明治ホールディングス (2010年9月14日). 2011年3月31日閲覧。
  3. ^ 連結子会社における会社分割(吸収分割)及び株式譲渡(孫会社の異動)による農薬の製造販売事業の譲渡に関するお知らせ明治ホールディングス 2021年9月10日
  4. ^ a b 三井化学アグロ、Meiji Seika ファルマの農薬事業を取得三井化学、三井化学アグロ 2021年9月10日
  5. ^ (開示事項の経過)連結子会社における会社分割(吸収分割)及び株式譲渡(孫会社の異動)による農薬の製造販売事業の譲渡完了に関するお知らせ明治ホールディングス 2022年1月4日
  6. ^ 三井化学アグロ、Meiji Seika ファルマの農薬事業を取得完了三井化学 2022年1月4日
  7. ^ a b 株式会社MMAG設立のご案内MMAG 2022年1月4日
  8. ^ 明治アニマルヘルス株式会社の設立と営業開始に関するお知らせ明治アニマルヘルス 2022年4月1日
  9. ^ 明治サノフィ・アベンティス薬品(株)解散のお知らせ”. プレスリリース (2013年2月1日). 2015年6月3日閲覧。
  10. ^ 北里薬品産業の解散に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)Meiji Seikaファルマ株式会社、2022年7月4日https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/info/2022/detail/pdf/220704_01.pdf2023年2月14日閲覧 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]