ザカリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ザカリアは、新約聖書ルカ福音書1章などに登場する人物。ザカリヤザハリヤとも表記する。ユダヤの名ゼカリアに対応する。ルカ福音書によれば、ヘロデ大王のときアビヤ組の祭司、妻はエリサベツで、アロンの家の娘、すなわち祭司家系の出であった(ルカ1:5)、この二人から洗礼者ヨハネが生まれた(1:13-17)。ルカ1:68-79にある予言的な讃美「ベネディクトゥス・ドミヌス・デウス」が彼に帰せられている。

聖書の記述[編集]

ルカ福音書によると、ザカリアとエリザベツは老年に達しており子がなかった。ある日ザカリヤが祭司の務めを行いエルサレム神殿で香を焚いていると、天使ガブリエルが来て、ヨハネの誕生とその将来を予言した。ザカリアはこれを信じなかったため、ヨハネが誕生するまで口がきけないようにされた。やがて不妊だったエリザベツに男の子が生まれ、割礼と命名を行う日である誕生第8日目が来た。いまだ口の利けなかったザカリヤは、子の名を問われ「その名はヨハネ」と書き板に記した。するとザカリアはたちまち口が利けるようになり、メシアとその備えをするものについての予言を行い、神を褒め称えた。

またキリスト教の伝承では、聖母マリアが3歳のとき、大祭司を務めており、神殿に奉献されたマリアを受けたという。詳しくは生神女進堂祭を参照。

クルアーンの記述[編集]

クルアーン「マルヤムの章」にもザカリヤ (Zakariya) の名で登場し、祭司または預言者として描かれる。クルアーンでは、老年で子がないとき神に祈り、ヤヒヤーという息子を授かったとされる[1]

イエスの実の父親だとする説[編集]

ザカリアとエリザベツは老年に達しており子がなかった。エリザベツの親戚のマリアがザカリア夫妻の家を訪問し3カ月滞在した。マリアはその直後ヨセフとの婚約を急ぐが、そのさなかマリアの妊娠が発覚した。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.isuramu.net/kuruan/19.html

関連項目[編集]