サン・クロレラクラシック

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サン・クロレラ クラシック
トーナメント情報
創設 2000年
開催地 北海道
開催コース 小樽カントリー倶楽部
基準打数 Par72
ヤーデージ 7471Yards(2012年)
ツアー 日本ゴルフツアー機構
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億5000万円
開催月 7月
廃止 2012年
最終優勝者
オーストラリアの旗 ブレンダン・ジョーンズ(2012年)
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サン・クロレラ クラシック(sun・chlorella classic)は、2000年から2012年まで開催された日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメントの一つ。

概要・歴史[編集]

北海道放送(HBC)の主催、サン・クロレラの特別協賛により毎年7月最終週から8月第1週にかけ、北海道小樽市小樽カントリー倶楽部で開催されていた。

このトーナメントの前身大会は同じく北海道放送が主催し、東急グループの特別協賛により「札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント」として1998年まで行われていた。東急グループがスポンサーから撤退した後、「引き続きゴルフトーナメントを開催したい」と主催者側の北海道放送が新たなスポンサーを探していたところ、サン・クロレラが名乗りを挙げたため大会の開催にこぎつけたが、サン・クロレラが2012年大会をもって特別協賛から撤退。新たなスポンサーを探していたが難航。結局大会に幕を下ろすことになった[1]

2012年実績、賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円。

歴代優勝者・開催コース[編集]

回数 実施年 優勝者名 開催コース
第1回 2000年 日本の旗 尾崎将司 札幌国際カントリークラブ島松コース(北広島市
第2回 2001年 日本の旗 藤田寛之 札幌ベイゴルフ倶楽部(石狩市
第3回 2002年 アメリカ合衆国の旗 クリスチャン・ペーニャ
第4回 2003年 オーストラリアの旗 ブレンダン・ジョーンズ
第5回 2004年 大韓民国の旗 Y・E・ヤン 小樽カントリー倶楽部
第6回 2005年 日本の旗 深堀圭一郎
第7回 2006年 日本の旗 谷原秀人
第8回 2007年 日本の旗 菊池純
第9回 2008年 日本の旗 谷口拓也
第10回 2009年 日本の旗 石川遼
第11回 2010年 日本の旗 高山忠洋[2]
第12回 2011年 日本の旗 池田勇太
第13回 2012年 オーストラリアの旗 ブレンダン・ジョーンズ

テレビ放送[編集]

  • テレビ中継は北海道放送を制作局として、TBS系列で放送されるが、例年全国ネットの中継は2007年まではTBSのアナウンサーが実況を務めていた。これは前身の「札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント」でも同様であった(一部の年度を除く)。また北海道ローカルで放送する予選ラウンドについてはHBCのアナウンサーが実況を担当していたが、2008年以降は予選・決勝ラウンドともにHBCのアナウンサーが務めている。HBCでは2008年より本大会の前週に開催される『長嶋茂雄招待セガサミー杯』も中継(大会特別協力)することになったため、2週続けて男子プロゴルフツアー大会を中継していた。
  • また、CS放送GAORAでも、時差放送で4日間の模様を中継していた。
  • 第10回(2009年)大会・最終日で関東地区での視聴率は13.9%とTBSでの同日の視聴率中で『サンデーモーニング』に次いでの高視聴率だった。
  • 第10回(2009年)大会・最終18番では、そこまで通算16アンダーで石川と並び優勝争いをしていた同組のジョーンズが石川の前にバーディーパットを外した瞬間、石川びいきの数人のギャラリーが拍手し、グリーン上では重い空気が充満した。これは完璧なマナー違反であり、観客のマナー低下が問題視されている。石川も苦言を呈している[3]
  • 中継ではHBCが自社保有のテロップ機材を使用するため、同日に北海道日本ハムファイターズ戦をHBCが中継する場合は、主催球団制作映像のテロップで代用する(2012年の対オリックス・バファローズのビジターゲームでは、京セラドーム大阪場内映像と同じオリックス球団公式映像のテロップだった)。

脚注[編集]

  1. ^ 男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」来季は打ち切り - スポニチアネックス(2012年11月20日) ※2012年12月7日閲覧
  2. ^ 初日が大雨、2日目が日没によりサスペンデッドに。この影響で3日目は優勝した高山、石川遼など1日で36ホール回った選手もいた。
  3. ^ 【スポーツ深層】ゴルフ精神を汚す観客マナー “被害者”石川遼がチクリ[リンク切れ]『産経ニュース』2009年8月13日更新、同日閲覧

外部リンク[編集]