サンダー (バンド)

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サンダー
THUNDER
UK.ギルフォード公演(2005年7月)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド
ロンドン
ジャンル ロック
ハードロック
活動期間 1989年 - 2000年
2002年 - 2009年
2011年 - 現在
メンバー ダニー・ボウズ (Vo)
ルーク・モーリー (G)
ベン・マシューズ (G)
クリス・チャイルズ (B)
ハリー・ジェイムズ (Ds)
旧メンバー マーク・スネイク・ラックハースト (B)
マイケル・ホグランド (B)

THUNDER(サンダー)は、イングランド出身のハードロックバンド

ルークのプロデュース能力と作詞作曲能力、ダニーの哀愁のある歌声と最終決定するセンス、個々の演奏能力とコーラスワークで人気を博している英国のグループ。特に詞とタイトルは、言葉の組み合わせが絶妙でリアリティ溢れる特色がある。

バンド名は1stアルバム『Backstreet Symphony』収録曲「Distant Thunder」から。

バイオグラフィー[編集]

1988年

  • 12月31日、TERRAPLANE(テラプレイン)解散。ロックなのかポップスなのかバンドの行く末が分からなくなったためバンドを消滅させることになる。

1989年

  • 1月2日、TERRAPLANEのメンバーだった、ダニーとルークによって結成される。
  • 1月12日、デモテープのレコーディング開始するも、予定していたドラマーが別のバンドからツアーの仕事をもらってしまう。
  • ダニーとルークは急遽、TERRAPLANEのドラマーだった、ハリーに電話で相談する。マイナーなバンドにいたハリーはちょうど将来を考え始めていて「よし俺を必要だと思わせてやる」と考えたが冗談で一端断る。どうしてもハリーが必要だった、ダニーとルークはもう1度「君に賭けているんだ」と頼みスタジオに来てもらう。
  • 2月21日、EMIの関係者も同席してのリハーサル。この時、ベースを担当したのはBAD COMPANY(バッド・カンパニー)のSteve Price(スティーヴ・プライス)。
  • 4月10日デモ録音。デモではルークがベースもプレイし、プロデューサーはTERRAPLANE時代からの友人で元Duran Duran(デュラン・デュラン)アンディ・テイラー、エンジニアはベンが担当している。「これは続けた方が良い」と思ったほど上手くいき、ハリーはバンドに参加することを決める。
  • 4月27日、ハリーがドラムをプレイしていたブルースバンドをロンドンのライブハウスで見る。ここでベースを弾いていたのがスネイクだった。
  • 4月28日、EMIと契約する。
  • 5月2日、最後にオーディションを受けた、ベーシストのスネイクが加入する。
  • 6月2日、ギターとキーボードを弾き、スタジオ・エンジニアもこなす、マルチプレーヤーのベンが加入する。
  • 8月3日、「Backstreet Symphony」のフロントカバー用の写真撮影。ルークの母親で美術の先生、そしてアーティストのクリスティン・モーリーがアートワークを担当する。アルバムタイトルから連想して、裏道で指揮者に扮したハリーがホームレスと娼婦を指揮している。
  • 8月7日、「Backstreet Symphony」レコーディング開始。プロデューサーはアンディ、エンジニアはAEROSMITHBon Joviらを手がけた、マイク・フレイザー。エンジニア補佐はベンが担当している。
  • 10月18日、アメリカのカリフォルニア州パサディナの市民ホールにて「She's So Fine」のPV撮影。夜中にスタートし、翌日朝7時に終了する。

1990年

  • 3月5日(国内盤は4月25日)にアルバム「Backstreet Symphony」でデビューする。全英チャートで初登場21位に入る。
  • 4月4日、ニューヨークにてアメリカ・メディア用のライブ。
  • 4月10日、ロサンゼルスでも同様のライブ。この頃、アメリカではグランジが流行っていたので、アメリカのレーベルCapitol(キャピトル)はイギリスのバンドに対して関心がなかった。Capitolのあまりの熱意の無さに、ダニーはメンバーと相談しレーベルを変える事を決める。
  • 8月18日午後2過ぎドニトン「MONSTERS OF ROCK」にクワイアボーイズらと出演。サンダーは最高のオープニング・アクトと称賛を受ける。

1991年

  • 4月5日にアルバムジャケットを一新して「Backstreet Symphony」アメリカのレーベル、Geffen(ゲフィン)からアメリカ盤再発。
  • 6月21日に国内盤「Backstreet Symphony+LIVE」も発売する。ともにルークがギターを弾いている写真を起用している。
  • 12月31日、「FINAL COUNT DOWN」のトップバッターとして初来日ライブ。他の主演者はメタリカら。ベンはバイク事故のため右足の骨にヒビが入った状態でライブを強行する。

1992年

  • 6月27日、ルークとハリー「Laughing on Judgement Day」のプロモーションで来日。日光江戸村に行き、TV番組用に2人で忍者に扮してコントを撮影する。
  • 8月24日(国内盤は8月28日)「Laughing on Judgement Day」発売。プロデューサーはアンディ・テイラー。Pink FloydLed Zeppelinのアルバムジャケットなどを手がけていたストーム・ソーガソンの不思議なアートワークが話題になる。
  • 9月16日、国内盤ビデオ「Backstreet Symphony THE VIDEOS」発売。このビデオにはコント、アルバム、Backstreet Symphonyから4曲のPVとドニトン「MONSTERS OF ROCK」のライブ映像が4曲収録されている。後に1部、DVD化されている。
  • 12月10日、初の単独来日。大阪ではルークのお友達というストリッパー嬢数名がステージに乱入。
  • 12月15日、最終日、渋谷公会堂。ステージに走り出たダニーが膝の靱帯を損傷し、ステージに倒れ込む。ライヴは中止かと思われたが、ダニーはドラムライザーに座って氷で膝を冷やしスコッチを飲みながらライブを強行した。
  • その夜、スネイクとバンドメンバーがケンカをし、ライブ時にスコッチを1本空けたせいで気分が高揚していたダニーがスネイクをクビにする。
  • 12月31日、スネイクが脱退(クビ)を発表する。

1993年

  • 2月11日「TOP OF THE POPS」にベース抜きで出演。
  • 2月27日、オーディションの結果、GREAT KING RAT(グレイト・キング・ラット)でプレイしていたスウェーデン人のマイケルがベーシストとして加入。
  • 9月上旬、WHITESNAKEの元ボーカル、デイヴィッド・カヴァーディルがルークを引き抜きWHITESNEKEを再結成させようとしているという噂が立つ。デイヴィッドは否定するが、ルークがダニーに明言を拒み口論になる。
  • その後ルークがダニーとだけ口を利かなくなったり、ダニーがケラング誌にケンカの内容を暴露するなどエスカレート。一時は解散の危機に発展する。
  • 11月10日、ダニーはホワイトチャペルにあるホームレス支援団体「CRISIS」とミーティング。12月14日ロンドンにてホームレス支援のチャリティコンサートをする。

1994年

  • 5月6日イギリスのサセックス州のスタジオにて「Behind Closed Doors」のレコーディング準備。
  • 5月23日から制作をアメリカに移してレコーディングを開始。プロデュースはルークと1stのエンジニア、マイク・フレイザーと共同で行う。

1995年

  • 1月18日、ロンドンのホワイトシティにあるレジャーセンターにて「River Of Pain」PVを18時間かけて撮影する。過酷な撮影に体調を悪くするメンバーもいた。
  • 1月23日(国内盤は1月25日)「Behind Closed Doors」発売。英チャート5位に入る。
  • 2月6日、ダニーとルークがプロモーションのため来日。アコースティックパフォーマンス付きのインストアイベントに出演。来日中、カニ天ぷら、カニしゃぶ、カニ寿司などカニ尽くし料理を堪能したレストランでは即興でカニブルースという歌を披露する。
  • 3月17日~23日イギリスに戻り、サウスエンドの海岸で「Castles In The Sand」のPVを撮影する。
  • 8月22日、日本公演のため来日。
  • 8月23日、東芝EMIから日本企画ライヴ盤「LIVE CIRCUIT」発売。このライヴアルバムには1995年1月(日にち不明)のイギリスのクラブ・サーキットで行われたライブが収録されている。
  • 9月22日英国で(国内盤は11月29日)1st、2nd、3rd、シングル(EMI時代の曲)を集めたベスト盤「Their Finest Hour (And A Bit)」発売。

1996年

  • 1月~2月、ルークとベンはアンディ・テイラーと共にスペインでアルバムの曲作りを行う。
  • 3月、BURRN!の読者投票で1995年度のベストボーカリストの1位にダニーが選ばれる。ダニーが長髪だった髪をバッサリ切っていたことが発覚し、ファンがショックを受ける。8月の来日ではどこに行っても髪の話題になる。日本では彼氏と別れたときに髪を切ると知ったダニーはお姉言葉で「彼氏と別れたからなの」と答えていた。
  • 4月、イギリスのウェールズのスタジオでアルバムのレコーディング開始。マイケルが所用で参加出来ず。マイケルの代わりのベーシスト(名前不明)とその彼女とギクシャクしたため、ベースはルークが担当している。プロデュースはルーク、エンジニアはルパート・コウルソンが担当している。
  • 8月、マイケルが彼女に「私とお腹の子供のためにバンドを辞めてスウェーデンに帰ってきて欲しい」と迫られる。マイケルは悩んだ結果、スウェーデンに帰るため脱退を決意する。
  • 8月、ベンが深刻な腱鞘炎を患い、イギリス盤「The Thrill of it All」の発売とそれに伴う、11月に予定していたツアーを延期する。
  • 9月1日「The Thrill of it All」日本先行発売。アルバムの最後には全員が酔っ払って収録した「Moonlight Club」というシークレットトラックが収録されている。この曲はマイケルとマイケルの好きだった、ブラック・サバスのオジー・オズボーンに捧げるために作られた。
  • 11月、Then Jericoゼン・ジェリコ)でプレイしていたベースシスト、クリスが加入する。
  • 11月~12月、アンディ・テイラー、ロバート・パーマーらによる、THE POWER STATIONの再結成ツアーにベーシストとしてルークが参加。12月の来日公演にも同行。

1997年

  • 1月23日、日本公演始まる。ダニーがインフルエンザにかかってしまい医者から絶対安静を申しつけられる。だが日本ツアーの後に英国ツアーが組まれていたために延期は不可能。高熱を押して予定通りに来日公演を強行。
  • 2月2日、イギリス盤「The Thrill of it All」発売。全英チャート20位に入る。
  • 2月5日、「The Thrill of it All」英国ツアースタート。途中、ダニーが咽頭炎を発症。数回の公演を延期する。
  • 3月7日、ヨーロッパツアー開始。4月20日に延期されていた英国ツアーをニューカッスルより開始、最後はロンドンにて終了。成功を収める。
  • 7月23日、ダニーが膝の手術を受ける。

1998年

  • 2月16日、イギリスで(国内盤は2月21日)ライブ・アルバム「LIVE」発売。
  • 3月21日、国内盤(輸入盤は3月30日)ライブ・ビデオ「LIVE」発売。

1999年

  • 3月15日、英国でアルバム「Giving the Game Away」発売。
  • 4月30日来日。5月1日~東京日比谷野外音楽堂を含むツアー開始。
  • 5月~6月英国ツアーがレスターで始まり、ケンブリッジで終了。
  • 6月21日(国内盤は7月23日)、レアトラック集アルバム「Rare, the Raw & The Rest」発売。
  • 11月4日、レコード会社とのやり取りにうんざりしたのと、年を重ねるとチャンスも減ってくる、何かやるには若い時期ではないといけないことに気が付き解散を決め表明する。
  • 12月、英国ツアー。最終日はロンドン。

2000年

  • 3月8日~3月19日、解散日本ツアーが行われる。
  • 3月12日、13日、14日、川崎クラブチッタ公演。
  • 3月18日の大阪公演では帰らない客のために急遽2回目のアンコールをする。シャワーを浴びる前に脱いだ汗だくの服が着られず、仕方が無く全員下着姿でステージに上がる。
  • 3月19日の最終日の川崎クラブチッタでは終了後、急遽、冗談でサンダーパンツを販売する(特売品のブリーフにメンバーがサインを入れたもの限定20枚)
  • 4月11日、サンダーがもう1度だけロンドンの「Dingwalls」でライブをすると告知する。チケットは3時間で売り切れる。
  • 5月4日、「Dingwalls」でラストショーをする。(このライヴの模様は後にCD『They Think It's All Over ...It Is Now』として、シリアルナンバー付きの1万枚限定でリリースされた)
  • 7月19日、ビクターエンタテインメントから日本企画ライヴ盤「OPEN THE WINDOW, CLOSE THE DOOR,THUNDER LIVE IN JAPAN」が発売される。このライヴアルバムには2000年3月12日、13日、14日、19日の川崎クラブチッタで行われたライヴが収録されている。
  • 8月~9月、ルークがロンドンやサリースタジオでソロアルバムを制作する。
  • 11月、ルークがラスベガスでソロアルバムの曲「Go With The Flow」のPVを撮影する。

2001年

  • 3月1日、ルークの初ソロアルバム「EL GRINGO RETRO」のイギリス盤と国内盤が発売される。
  • 5月14日、「Dingwalls」でのアコースティックパフォーマンス部分のみ収録のCD「They Think It's All Acoustic...it Is Now」英国盤が発売される。
  • 5月23日、東芝EMIから日本企画盤「Live at Donington Monsters Of Rock 1990」が発売される。これは1990年8月18日のドニントンのライヴを全て収録した完全版である。

2002年

  • 5月27日、ダニーとルークのデュオ、Bowes & Morleyのデビューアルバム「Moving Swiftly Along」のイギリス盤と国内盤が発売される。
  • 7月5日、6日、大阪と川崎でBowes & Morleyの来日ライブをする。ベースはクリスが担当する。
  • 7月7日、新宿タワーレコード7階でインストアイベントをやるがダニーの声が出なくなり、急遽トークイベントに変更。
  • 7月(日付不明)、イギリスにてダニーが屋内で「MONSTERS OF ROCK」をやるアイディアをプロモーターに売ったところ、逆にプロモーターから「君が共同プロモーターにるべき。そしてサンダーを再結成させて出演させればいい」と提案される。「そのつもりはない」とダニーが言うも、プロモーターに「MONSTERS OF ROCKをやるならサンダー再結成が条件」と言われ断られる。
  • 意を決したダニーがメンバー、それぞれに電話をすると全員再結成に賛成する。メンバー全員、解散したくてしたのではないことに気が付く。
  • 7月10日、「MONSTERS OF ROCK」に参加するため、サンダーが期間限定で再結成すると発表。後に期間限定ではなくなる。
  • 11月16日~26日、MONSTERS OF ROCKツアー、スタート。再結成したサンダーは8000人の前でライブをする。2年半のブランクをメンバーも客も感じないライブとなる。

2003年

  • 3月3日、アルバム「Shooting at the Sun」がインターネットのみで販売。3月5日国内盤発売。4月11日、英国でもCDショップでの販売開始。
  • このアルバムにはBowes & Morleyでセッションした、Winterville(ウィンターヴィル)のメンバー、ピーター・ショルダーとの競作「The Man Inside」が収録されている。この曲を作った2000年当時、ピーターは17歳という若さであった。CDに収録された方でピーターはギターソロも披露している。
  • 4月11日、ライブのMCの対訳や、メンバーのインタビューを追加した、CCCD盤(国内盤)「They Think It's All Acoustic...it Is Now」発売される。
  • 7月14日、今まで発売したアルバムのバラードを集めたアルバム「Ballads」のイギリス盤が発売。

2004年

  • 2月23日、Bowes & Morleyのセカンドアルバム「Mo's Barbecue」が発売される。
  • 2月24日、「Mo's Barbecue」のCCCDアルバム(国内盤)が東芝EMIから発売される。
  • 5月8日、ロンドンでアコースティックライブ。クリスは所用で来られず代わりにハリーがベースを担当する。
UK.ギルフォード公演 (2005年7月)

2005年

  • 2月21日、アルバム『The Magnificent Seventh!』リリース。日本盤は3月24日リリース。
  • 3月30日、国内盤の「Backstreet Symphony」、「Laughing on Judgement Day」、「Behind Closed Doors」、「Their Finest Hour (And A Bit)」、「Ballads」が未収録音源収録で再発される。「Ballads」は初の国内盤である。これ以降、2006年から何度も再発されるが、ボーナストラックが付いていない場合もある。
  • 6月から7月にかけて、『The Magnificent Seventh!』を引っ提げての日本ツアーを挙行
  • 9月26日、英国でCD盤「They Think It's All Acoustic...it Is Now」が再発される。
  • 12月26日から近畿日本ツーリスト株式会社が急遽決定した、DVD撮影のためのツアー「サンダー・プレジャー・ハンティング・ツアー」の参加者の有料募集を開始する。定員40名のところ問い合わせが殺到したため、80名に増員される。
UK.ウルヴァーハンプトン公演 (2006年)

2006年

  • 2月18日、19日に川崎クラブチッタなどを含める7ヶ月ぶりの来日公演を行う。ライブの他に「サンダー・プレジャー・ハンティング・ツアー」の参加者と共に船に乗るなど交流会をし、その模様と来日から帰国までを撮影する。
  • 英国で5月28日(国内盤は6月22日)にビデオ「Backstreet Symphony THE VIDEOS」のドニトン「MONSTERS OF ROCK」のライヴ映像と、1990-1995まで(EMI時代)のPVが収録されたDVD「Perfection The Videocollection 1990-1995」が発売される。
  • 国内盤はボーナスディスク付きで1991年のアコースティック・スタジオライブと1992年に来日した際のハリーとルークが忍者に扮し日光江戸村で撮影したコントが収録されている。
  • 11月10日、輸入盤「Robert Johnson's Tombstone」発売。クリスがサンダーで初めて作曲した「Last Man Standing」が収録されている。

2007年

  • 1月24日、2006年に撮影した川崎クラブチッタのライブ、ファンとの交流、来日から帰国までを収録したDVD「Thunder Go Mad In Japan」発売。
  • 2月21日、ビクターエンタテインメントから国内盤「Robert Johnson's Tombstone」発売。
  • 9月15日、「Robert Johnson's Tombstone」発売記念の来日ツアーを開始する。

2008年

  • 10月31日、イギリス盤(国内盤は11月19日) アルバム「Bang!」発売。このアルバムを録音するため、20年来の友人の女性がイングランド西部に所有する城を借りる。その中の円形の(特殊な反響のある)部屋をルークが選択し録音される。ルークとアンディ・ジュニア(アンディ・テイラーの息子)とアンディのバンドメンバー、マイク・キーンとの競作「Watching Over You」が収録されている。
  • 11月8日、来年の結成20周年来日ツアーがオフィ、ビクターエンタティメントのサイト、川崎クラブチッタサイトで告知される。
  • 11月16日、ハリーが腎臓結石のため入院する。ハリーが退院するまで「Bang!」発売に伴うツアーはサポートドラムで続けるとオフィで告知される。
  • 11月22日、ハリーが無事に退院し、ツアーに復帰する。
  • 11月25日、早朝、ハリーの代役を務めたドラマー、ジョン・トンクスがバンドに別れを告げ帰宅する。

2009年

  • 1月2日、結成20周年を迎える。
  • 1月26日、川崎クラブチッタサイトで日本公演のためのリクエストとサンダーの思い出の募集開始。
  • 1月28日、公式サイト内でサンダー以外の活動が忙しくなり今年の夏に解散すると表明する。告知したツアーは全て行われ7月11日のロンドンがラストライヴになる。
  • ツアーのタイトルが「20th Anniversary Tour」から「20th Anniversary & Farewell Tour」に変更される。
  • 4月15日、大阪、心斎橋CLUB QUATTROから解散来日ツアーが行われる
  • 4月17日、名古屋、E.L.L
  • 4月18日、川崎CLUB CITTA。19日、川崎CLUB CITTAで幕を閉じる。
  • この解散来日ツアーは川崎クラブチッタサイトで募集したリクエストを反映し毎晩セットリストを大幅に変えたという結果、時間の感覚が狂うほどの過酷なツアーになった。
  • オフィのブログでダニーは来日公演と最終日の川崎CLUB CITTAについて「セットリストを目まぐるしく変えたせいで時間の感覚が狂った」「体力を使い果たした。みんながさらに拍手して叫び続けていたけど、俺には何も与えられないことは分かっていた(2度目のアンコールに応え)別の歌を歌うどころか、自分でシャワーを浴びるのが精一杯だった」とコメントしている。
  • 5月7日、オフィで6月1日にロンドンの多目的施設、IndigO2(インディグオーツー)で行われる「CHILDLINE ROCKS 2009」と7月31日にドイツのローテンブルクで行われる「ROCK OF AGES FESTIVAL」に出演が決定し、ロンドンがラストライヴではなくなったと告知される。
  • 5月11日、EMIから3枚組のベストアルバム(輸入盤)「The Very Best Of Thunder」が発売される。アルバムから44曲、デモ音源、ライブ音源(1990年ドニントン他)が収録されている
  • 6月28日、サンダーの公式サイトでルークとピーター・ショルダーのデュオアルバムの告知がされ、その中のデモから1曲「WATCH THE RIVER FLOW」の無料ダウンロードが開始される。
  • 7月31日、ドイツのローテンブルクで「ROCK OF AGES FESTIVAL」が行われる。この日解散する。ダニーは体力の限界を理由にシンガー引退を宣言する。
  • 8月24日、ルークとピーターのユニット名が「THE UNION(ザ・ユニオン)」に決定する。
  • 9月11日、サンダーの公式サイトでルークとピーターが「Bang!」の録音された城でデモを12曲録音したと告知される。

2010年

  • 3月5日、レコードデビュー20周年を迎える。
  • 6月5日、EMIから1990年から1995年までの全て未発表のライヴ音源を収録した6枚組ボックス(初回生産限定盤)「Thunder At The BBC 1990 - 1995」が発売される。
  • 8月13日、ダニーがオフィのブログでシンガー引退宣言をあっさり撤回。歌いたくなって仕方がなくなり、古くからの友人であるDave "Bucket" Colwell(デイブ・バケッツ・コルウェル)のアルバム「Guitars Beers & Tears」に参加し 「Life」という曲でソロを担当したことを告知。
  • 9月11日、ダニーがDave "Bucket" Colwell(デイブ・バケッツ・コルウェル)らとこの日のためのバンド「The Jones Gang」 を結成。
  • イギリス、ユーハースト、サリー州のホーシャム・レーンにあるHurtwood Park Polo Club(ハートウッド・パーク・ポロ・クラブ)というポロの競技場でライヴを行う。60年代、70年代のヒット曲を演奏する。

2011年

  • 2月16日、オフィシャルサイトで7月24日にLondonにあるVictoriaパークで行われる、第2回 High Voltage FestivalにTHUNDERが出演すると告知される。これは1回のみの出演で再結成ではないとのこと。

2013年

  • 7月7日、オフィシャルサイトで11月22日と11月23日に2日間の来日公演が告知される。この公演は川崎クラブチッタ25周年記念の特別公演で再結成に繋がるのかは不明。サポートはルークとピーターとのユニット「THE UNION(ザ・ユニオン)」「THE UNION(ザ・ユニオン)」はこれが初来日になる。
  • 8月1日、ドイツで開催された野外ヘヴィメタルフェスティバル、ヴァッケン・オープン・エア2013に出演。
  • 11月、「Double Trouble + Double Fun」と銘打った来日公演を挙行。事前の告知どおり、オープニング・アクトとしてTHE UNIONが参加。

2014年

  • 10月19日、日本で開催されたヘヴィメタルフェスLOUD PARK14に出演。新曲「Wonder Days」を披露し観客を大いにわかせた。後にニューアルバムのタイトル曲と告知される。なお、病気療養中のベンの代役としてギターをピーター・ショルダーが、キーボードをルークがそれぞれ務めた。
  • 11月26日、YouTubeLOUD PARK14のライヴ映像が公開される。曲は「Wonder Days」。映像の最後で2015年ニューアルバムを発売すると告知する。
  • 11月27日、オフィシャルサイトで2015年2月13日にニューアルバム「Wonder Days」のEU盤を発売すると告知する。これは6年ぶりのアルバムである。今作では病気療養中でレコーディングに参加できなかったベンの代役をルークが務めている。
  • 12月19日、オフィシャルサイトで2015年2月11日に「Wonder Days」の日本盤を発売すると告知する。EU盤の発売日が2月16日に変更される。

2015年

  • 2月11日、アルバム『Wonder Days』の日本盤を発売。
  • 2月16日、「Wonder Days」EU盤発売
  • 11月~12月にかけて、アルバム『Wonder Days』を引っ提げた日本ツアーを挙行。なお、病気療養中だったベンは、このツアーには問題なく帯同した。

2016年

  • 1月29日、2CD+DVDの3枚組ライヴ・アルバム『All You Can Eat』リリース。日本盤は3月2日リリース(日本限定ボーナスCDとして、2014年ラウドパークの音源を収録した特別盤が付属)

2017年

  • 2月10日、アルバム『Rip It Up』をリリース[1]
  • 4月22日、12インチLPレコード『29 Minutes Later』リリース。(2016年1月27日 ロンドンのGibson Showroomでのアコースティックライヴを収録)
  • 8月27日、CLUB CITTA'30周年記念興行の一環として「Mix It Up - Then & Now」と銘打った来日公演を、2018年に開催すると発表。日程は2018年1月10日大阪、同1月12日、13日川崎。
  • 11月18日~11月25日、アリス・クーパーのドイツ公演にスペシャル・ゲストとして参加
  • 12月1日、EP『Christmas day』リリース。日本盤は12月8日リリース。(日本限定で2曲を追加収録)

2018年

2019年

  • 6月、結成30周年を記念した特別来日公演「Sit Down / Stand Up - 30 th Anniversary」を挙行。本公演は日本初の2セット・ショーとして、Sit DownアコースティックとStand Upエレクトリックの2部構成で行われた。

2020年

  • 1989年から2000年に掛けて、地元イギリスにて運営されていた公式ファンクラブ「Thunder Channel」がリニューアルして再開。

2021年

  • 3月12日、アルバム『All the Right Noises』をリリース
  • 9月24日、アルバム『All the Right Noises』Deluxe Edition(2CD+DVD)をリリース

2022年

  • 4月29日、バンド史上初の2枚組スタジオ作『Dopamine』をリリース
  • 8月、ダニーがに頭蓋骨を骨折して後、脳卒中を発症。幸い手術は成功し、その後クラウドファンディングで費用を募り数ヶ月のリハビリを経て、2023年2月には英Planet Rock Radioの番組に復帰。しかしながら現在、バンド活動の再開目処は立っていない。

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

  • ダニー・ボウズ (Daniel John Bowes):ボーカル (1989– )
    愛称、ダニー(Danny)とドン(Don)。ドンはハリーが命名する。理由は不明。1960年4月14日イギリス、ロンドン生まれ。
  • ルーク・モーリー (Luke Morley):ギター (1989– )
    愛称、グレイト(Great)。作詞、作曲、大半のアレンジをやるなど何でもこなすため、ダニーが冗談で言っていたのが定着した。1960年6月19日イギリス、ロンドン生まれ。左利き
  • ベン・マシューズ (Ben Matthews):ギター/キーボード (1989– )
    愛称、ベニー・ザ・ジャズ(Benny The Jazz)。四六時中ジャズをジャムっていたため。ダニーが命名。1963年7月21日イギリス、ロンドン生まれ。右利き用のギターを使用しているが実は左利き。
  • クリス・チャイルズ (Chris Childs):ベース (1996– )
    本名、クリストファー・ジェイムス・チャイルズ(Christopher James Childs)。1959年6月24日イギリス、エセックス州ライトル生まれ。10歳からギターを始め16歳でベースに転向する。1993年にサマンサ・フォックスと共にエストニア、ロシア、レバノンをツアーした。
  • ゲイリー "ハリー" ジェイムス (Gary "Harry" James):ドラムス (1989– )
    メンバーの誰が、愛称ハリーと呼び始めたかは不明。ただ、ゲイリーと呼ぶのに飽きたという説はある。1960年12月14日イギリス、ロンドン生まれ。

旧メンバー[編集]

  • マーク・スネイク・ラックハースト (Snake Luckhurst):ベース (1989–1992)
    本名、マーク・エドワード・ラックハースト(Mark Edward Luckhurst)。1961年4月15日イギリス、サセックス州イーストボーン生まれ。逆光で見たシルエットがすごく細かったため、スネイク(ヘビ)みたいだとダニーが言ったのが定着した。
  • マイケル・ホグランド (Mikael Hoglund):ベース (1993–1996)
    本名、ミカエル(Mickael)、マイケルは英語読み。表記の際にはCは消してある。1963年、スウェーデン生まれ。彼のブラック・サバス好きはバンドに影響を与えた。メンバーはマイケルの他、ミカエル、愛称のミッキーとも呼んでいた。

ディスコグラフィー[編集]

日本国内で一般的に発売されたもの[編集]

CDアルバム[編集]

  • 1990年 バックストリート・シンフォニー - Backstreet Symphony
  • 1991年 バックストリート・シンフォニー・プラス・ライブ - Backstreet Symphony+Live
  • 1992年 ラフィング・オン・ジャッジメント・デイ - Laughing on Judgement Day
  • 1995年 ビハインド・クローズド・ドアーズ - Behind Closed Doors
  • 1996年 スリル・オブ・イット・オール - The Thrill of it All
  • 1999年 ギヴィング・ザ・ゲーム・アウェイ - Giving the Game Away
  • 2003年 シューティング・アット・ザ・サン - Shooting at the Sun
  • 2005年 ザ・マグニフィセント・セヴンス - The Magnificent Seventh
  • 2006年 ロバート・ジョンソンズ・トゥームストン - Robert Johnson's Tombstone
  • 2008年 バン! - Bang!
  • 2015年 ワンダー・ディズ - Wonder Days
  • 2017年 リップ・イット・アップ - Rip It Up
  • 2021年 オール・ザ・ライト・ノイゼズ -All The Right Noises
  • 2022年 ドーパミン - Dopamine

コンピレーションアルバム(ベスト盤・企画盤)

  • 1995年 ゼア・ファイネスト・アワー (アンド・ア・ビット) - Their Finest Hour (And A Bit)
  • 1999年 レア、ザ・ラァウ・アンド・ザ・リスト - Rare, the Raw & The Rest
  • 2003年 バラッズ - Ballads
  • 2009年 ザ・ベリー・ベスト・オブ・サンダー - The Very Best Of Thunder

ライヴアルバム[編集]

  • 1995年 ライヴ・サーキット - LIVE CIRCUIT
  • 1998年 ライヴ - LIVE
  • 2000年 オープン・ザ・ウィンドウ、クローズ・ザ・ドア、ライヴ・イン・ジャパン - OPEN THE WINDOW, CLOSE THE DOOR,THUNDER LIVE IN JAPAN
  • 2001年 ゼイ・シンク・イッツ・オール・アコースティック・・・イット・イズ・ナウ - They Think It's All Acoustic...it Is Now※CCCDアルバム
  • 2001年 ライヴ・アット・ドニントン・モンスターズ・オブ・ロック・1990 - Live at Donington Monsters Of Rock 1990
  • 2013年 ライヴ・アット・ドニントン 1990&1992 - Live AT Donnington 1990&1992
  • 2016年 オール・ユー・キャン・イート - All You Can Eat
  • 2018年 ステージ - Stage

 ※CCCDについてはコピーコントロールCDを参照。

ビデオ[編集]

  • 1992年 バックストリート・シンフォニー・ザ・ビデオズ - Backstreet Symphony THE VIDEOS
  • 1998年 ライヴ - LIVE
  • バックストリート・シンフォニー・ザ・ビデオズはコントを除く、4曲のPVとドニトン「MONSTESRS OF ROCK」のライヴ映像が2006年に発売のDVD、パーフェクション・ザ・ビデオコレクション・1990-1995に収録されている。

DVD[編集]

  • 2006年 パーフェクション・ザ・ビデオコレクション・1990-1995 - Perfection The Videocollection 1990-1995
  • 2007年 サンダー・ゴウ・マッド・イン・ジャパン - Thunder Go Mad In Japan
  • 2018年 ステージ - Stage

ソロアルバム[編集]

ルーク・モーリー - Luke Morley

  • 2001年 エル・グリンゴ・レトロ - EL GRINGO RETRO
  • 2023年 ソング・フロム・ザ・ブルー・ルーム - SONGS FROM THE BLUE ROOM

デュオアルバム[編集]

ボウズ アンド モーリー - Bowes & Morley

  • 2002年 ムーヴィング・スウィフトリー・アロング - Moving Swiftly Along
  • 2004年 モーズ・バーベキュー - Mo's Barbecue

イギリスのオフィシャルサイトと海外で販売されている自主制作盤[編集]

CDアルバム

ミニアルバム[編集]

※三部作のミニアルバム。The Joy Of SixはボックスになっていてSix Of One...とHalf A Dozen Of The Otherが収められるようになっている。

コンピレーションアルバム(ベスト盤・企画盤)

  • 2019年 ザ・グレイテスト・ヒッツ - The Greatest Hits

ライヴアルバム[編集]

  • 2000年 They Think It's All Over ...It Is Now ※シリアルナンバー付き1万枚限定生産
  • 2009年 20 Years and Out - Manchester Academy 3 July 2009
  • 2009年 20 Years and Out - Wolverhampton Civic Hall 10 July 2009
  • 2009年 20 Years and Out - Hammersmith Apollo 11 July 2009
  • 2009年 A Bit Of Rough - Live In Japan Vol 1
  • 2009年 A Bit Of Rough - Live In Japan Vol 2
  • 2010年 Live at the BBC (1990 - 1995)
  • 2010年 Rough & Ready
  • 2018年 The Chameleon Session
  • 2024年 Live at Islington Academy
  • 2024年 Live at Leeds

ライヴアルバム -Xmas Live-(一般販売のみ)

  • 2004年 Live at the Bedford Arms
  • 2005年 Live At Rock City 22nd December 2004 Case #2
  • 2006年 The Magnificent Five Do Xmas!
  • 2007年 Rock City 6 - The Smell of Snow
  • 2008年 Rock City 8 - The Turkey Strikes Back
  • 2009年 Rock City 10 - A Christmas Cracker
  • 2012年 Rock City 12 - The Baubles Are Back in Town
  • 2013年 The Mancunian Candidate
  • 2014年 The Xmas Show - Live 2013
  • 2014年 Back to the Black Country
  • 2023年 A Black Country Xmas

デュオアルバム[編集]

ボウズ アンド モーリー - Bowes & Morley

  • The Acoustic Mixes Compilation
    • 2002年および2004年にプロモーション盤として製作された、2曲入4作品をまとめたデジタルアルバム

ダニー アンド ベン - Danny & Ben

ダニー アンド ルーク - Danny & Luke

DVD[編集]

※Liveは日本では1998年にビクターからビデオが販売されたがDVDは未発売。

脚注[編集]

参考文書[編集]

  • 公式サイトのメンバープロフィール。メンバーのインタビューとコメント。
  • Backstreet Symphony+Live、ブックレット内解説。
  • 解説著者・伊藤政則/MASA-ITOH('90.2.7)('90.4.7)・大森庸雄/TSUNEO-O'MORI(1991.5.日不明)・有島博志/HIRO ARISHIMA('91.月日不明)
  • Laughing on Judgement Day、ブックレット内解説。
  • 解説著者・伊藤政則/MASA-ITOH('92.7.9)
  • Laughing on Judgement Day、国内盤初回特典小冊子(メンバープロフィール、ルークとハリーのインタビュー)
  • Behind Closed Doors、国内盤初回特典小冊子(サンダー A to Z (サンダー豆知識))
  • Shooting at the Sun、ブックレット内解説。
  • 解説著者・伊藤政則/MASA-ITOH(2003.1.26)・大森庸雄/TSUNEO-O'MORI(2003.1.日不明)
  • Their Finest Hour (And A Bit)、サンダー歴史年表。1989年~1995年。(BURRN!2005年5月号の歴史年表で訂正された箇所有り)
  • METAL GEAR 1990年6月号(ダニーとハリーのインタビュー)
  • BURRN!1990年7月号(ダニーとルークのインタビュー/バンドメンバーの呼び名)
  • BURRN!1999年7月号(ダニーとルークによる歴代アルバムレビュー)
  • BURRN!2005年5月号(サンダー結成15周年記念/歴史年表。ダニエル・ボウズとハリー・ジェイムスのインタビューと2人によるアルバムレビュー。)
  • BURRN!2007年12月号(ダニーとルークのインタビュー)
  • BURRN!2008年12月号(ルークのインタビュー)

外部リンク[編集]