サンダース・ロー SR.53

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サンダース・ロー SR.53

1957年9月のファーンボロー国際航空ショーで展示されたSR.53の2号機。

1957年9月のファーンボロー国際航空ショーで展示されたSR.53の2号機。

サンダース・ロー SR.53(Saunders-Roe SR.53)とはイギリス航空機メーカーサンダース・ロー社でイギリス空軍のために試作された戦闘機である。1957年に初飛行した。

1950年代に入り、イギリス空軍は高性能の迎撃機を求め、ロケット動力機に関心を持つようになった。1952年のOR301(作戦要求301)において、ロケットエンジンも搭載した迎撃機の開発を求めた。これにより、アヴロ 720とサンダース・ロー SRと.53が開発されることとなった。

SR.53はT字尾翼を有する機体で、主翼は短い翼端切り落としのデルタ翼である。主翼端に空対空ミサイルを搭載する。ジェットエンジンロケットエンジンを搭載した混合動力機で、インテイクは肩口にある。1957年5月16日に初飛行した。初飛行時にマッハ1.33の速度を記録し、20,000m以上の高空でも活動可能という優れた性能を示したが、さらなる発展型であるサンダース・ロー SR.177の開発のため本機は2機の試作のみで終わった。しかし、SR.177はその後のミサイル技術の発達とイギリスの有人戦闘機開発凍結の影響を受けて開発中止となった。

スペック[編集]

Saro SR.53.png

関連項目[編集]