クリエイション (同人即売会)
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クリエイション(Creation)は、クリエイション事務局および株式会社クリエイションが主催する、オールジャンル同人誌即売会である。コミッククリエイションとサンシャインクリエイションの2系統に分かれて開催されている。
目次 |
[編集] コミッククリエイション
[編集] 概要
大田区産業プラザで開催されているオールジャンル同人誌即売会。愛好者により、略してコミクリと呼ばれることもある。かつてはコミックマーケット準備会の後援のもとに大規模開催をはかり、東京ビッグサイトや東京流通センターで開催されたが、実際の参加規模の小ささから、大田区産業プラザへと会場を遷し、開催頻度も年1回に減少している。
入場時に「カタログ」の提示が義務づけられており、事実上の有料入場制。特徴として、クリエイション事務局やサークルの持ち寄りによる企画、2m四方のサークルスペースを自由に使って表現・頒布できる「パックプラン」がある。一方、オールジャンル同人誌即売会に分類されてはいるものの、参加サークル数は後述のサンシャインクリエイションより少ないのが実状である。[1]
[編集] 主な出来事
[編集] サンシャインクリエイション
池袋サンシャインシティで開催されているオールジャンル同人誌即売会。略してサンクリと呼ばれたり、SCと略して表記されることが多い。通常は2月、4月、6月、10月の年4回開催されている。そのため、8月、12月に行われるコミックマーケットと合わせるとおよそ隔月ごとになるスケジュールになっている。入場時に「カタログ」の提示が義務づけられており、事実上の有料入場制。
元々は株式会社ブロッコリーが主催していたコミックキャッスル(初代)が終了することとなったことを受け、当時コミッククリエイションの主催であった株式会社コミケプランニングサービスがその会場・日程を引き継ぐ形で始まった。オールジャンルではあるが、参加サークルは男性向けが大部分を占める傾向にあり、これはコミックキャッスル時代と変わらない。
[編集] 主な出来事
- 1998年9月27日
- 第1回開催
- 2005年
- 主に開場時に製本を完了できなかったサークルが、開催途中から販売を開始するサークルによる「時間限定販売」、いわゆる時限販売の解禁が発表された[要出典]。人気のあるサークルが行うと周囲が混乱する恐れがあるため、特に即売会運営側からは迷惑行為と見なされることが多い。この行為を容認していることは、サンシャインクリエイションの大きな特徴である。
- 2006年
- 開催30回記念として、記念弁当や記念図書カードの販売、紙袋の配布などの企画イベントが行われた。
- 2007年
- 後述のサンシャインクリエイション35での不祥事を参照。
- 株式会社クリエイションが設立され、運営の母体が株式会社コミケプランニングサービスから移行した。
- 2008年
- 開催10周年記念として、記念弁当や記念カレンダーの販売、紙袋の配布などの企画イベントが行われた。
- 2009年
- CPS時代の個人情報が流出。詳細は後述の個人情報流出問題を参照。
- サンシャインクリエイション43・44の開催が中止された。
- 2010年
[編集] 運営組織の変遷
[編集] 株式会社コミケプランニングサービス
元々企業イベントとして株式会社コミケプランニングサービス(通称CPS、現・株式会社シーピーエス)がコミッククリエイションを開催していた。しかし参加サークル数の減少に伴いアルバイトとしてスタッフを雇用できなくなったため、新たにボランティア組織が立ち上げられた[2] という経緯がある。これはコミックマーケット準備会が規模拡大による負担増に伴い、有限会社コミケットを設立したことと対照的である。なお、ボランティア組織の名称は、アルバイトとしてスタッフを雇用していた時代から使用していた「コミック・クリエイション事務局」が引き継がれた。その後、CPSがサンシャインクリエイションを運営するようになると、クリエイション事務局という名称が使用されるようになった。
[編集] 株式会社クリエイション
当初はクリエイションの法人としての母体はCPSであり、対外的な業務や日常的な運営全般を行っていた。ところが、CPS取締役の不正経理が発覚。サンシャインクリエイション35全体反省会においては「不明瞭な金銭の流れが発覚した」との表現があり、CPSの業務内容の変更に関する社告では「多額の使途不明金」があったとされている[3]。ただし、刑事告訴などは行われていないようである。
これが原因となり、2007年5月には、新たに株式会社クリエイションの設立が発表され[4]、クリエイションの運営はCPSとは分離されることとなった[3]。新法人の社長は、クリエイション事務局の代表が兼務している[5]。
[編集] 他のオールジャンル即売会との関係
サンシャインシティでは(男性向け)オールジャンル即売会として、サンシャインクリエイションとコミックレヴォリューションが行われていた。日程面では、お盆・年末のコミックマーケットと、ゴールデンウィーク・10月開催のコミックレヴォリューションの間の時期に、サンシャインクリエイションが開催される日程であった。
そのコミックレヴォリューションが2005年春の開催をもって終了したことに伴い、いくつかのイベントが名乗りをあげ、生じた日程的な空きや参加者を取り合うポスト・レヴォと呼ばれる椅子取りゲームのような現象が発生した。コミックキャッスル準備会主催・ブロッコリー後援という形でコミックキャッスルが復活[6]、ユウメディア主催のコミックキャラクターズを始めとしたイベントが新たに立ち上げられ、サンシャインクリエイションも開催時期をコミックレヴォリューションが開催されていた時期に近い日程に動かした。 前述のイベントのうち、コミックキャッスルの復活第1回(コミックキャッスル2005)と開催日がバッティングした。方針変更は行わなかったものの、カタログ掲載漫画がコミックキャッスルを風刺したものになっていた[要出典]など、強く意識はしていたようである。
その後、コミックキャッスルが復活第2回(コミックキャッスル2006春)を最後に次回予定が発表されていないなど、競合イベントは減少していった。一方のサンシャインクリエイションは参加者数を増やし、使用ホール数が3館から4館へ拡張するようになった。しかし、COMIC1が、2007年より毎年4月下旬から5月初旬のゴールデンウィークに開催されるようになり、4月に開催しているサンシャインクリエイションと開催時期が非常に近くなっている。
[編集] サンシャインクリエイション35での不祥事
[編集] カタログの印刷ミス
カタログ発売直後に印刷ミスが発覚し、一部の書店やイベント会場にて訂正版への交換が行われた。このミスの原因は印刷を行った共信印刷だったとされており[要出典]、サンシャインクリエイション35全体反省会とサンシャインクリエイション36カタログにて発表された。共信印刷側からの公式発表は行われていない。カタログを新たに発行し直すという処置は過去の同人誌即売会においては前例が少なく、事件の影響の大きさが伺える。
この事件に関して被害を受けた約70サークルへの補償としてカタログが送付された[7]。
[編集] 会場の予約ミス
予約ミスにより会場の一部が使えなくなったため、サークルスペースのレイアウトが大幅に変更され、配置しきれない分は別のホールへ移動となるなど大規模なサークル配置の変更が行われた。前項のカタログ訂正版発行前に発覚したが訂正が間に合わず、カタログの内容は再び誤ったものになった。前項の印刷ミスと本項の予約ミスによる別ホール移動の両方の被害を受けたサークルもある。 この事件の原因は印刷所ではないためカタログの再訂正版は発行されず、参加者に対しては公式サイト上や各書店での案内、及び開催当日の会場での訂正図面の配布となった。
この事件に関して被害を受けた約870サークルのうち、DホールからCホールへと移動になった約420サークルには次回イベントであったサンシャインクリエイション36への招待(申込無料)という形で補償が行われた。[要出典]
[編集] 個人情報流出問題
2009年1月16日夜に、P2Pネットワークを通じ、「元スタッフ」が自宅で使用していたコンピュータウイルスに感染したパソコンから、個人情報が流出したことが判明した[8]。 流出元となった元スタッフに対しては、今後のスタッフ登録および作業を一切禁止する処分が下されているが、損害賠償請求などの発表はない。
流出した情報は、旧運営会社である株式会社コミケプランニングサービス(現・株式会社シーピーエス)が主催していた当時のもので、コミッククリエイション・サンシャインクリエイションの2002年から2006年の過去5年間、10数回分の全てのサークル参加者の氏名を含む個人情報、さらにイベント開催用の内部資料があり、個人情報は延べで数万人に及ぶ。この他、同時にコミックマーケットのスタッフ情報・サークルリストの一部[要出典]、博麗神社例大祭のイベント開催用の内部資料[9] なども流出した。
クリエイション事務局および株式会社シーピーエスは同年1月17日に調査を開始、翌18日にトップページを謝罪文に差し替える形で情報を公開した。今回情報を流出させた元スタッフが2002年から断続的に個人情報を含むファイルを無断で自宅に持ち帰り、そのまま自宅のパソコンに保管、そのパソコンでP2Pによるファイル交換ソフトを使用し、ウイルス感染によって情報が流出したと発表している。また情報が流出した参加者には書簡で個別対応すると共に、過去のスタッフ参加者に対しデータの無断持ち出しがないか調査を行い、所持が判明した場合には削除と個人情報に関する誓約書を取り交わすとしている。調査のためにスタッフ参加者に送られた書簡は説明が不十分であり、意味が分からなかったり困惑する者がいたと「サンシャインクリエイション42」の反省会にて疑問が投げかけられた。こうした対応や再発防止策の徹底を行うため、2009年4月に開催予定だった「サンシャインクリエイション43」の開催を中止することを発表した[10]。 また翌月2009年2月8日に開催された「サンシャインクリエイション42」では、イベント後の全体反省会で来場者の要望により短時間ながら事情説明と質疑応答が行われた。翌月には、6月開催予定だった「サンシャインクリエイション44」も中止とし、以降の開催も白紙と発表された[11]。2009年5月15日に公式サイト上で、中止された「43」「44」を欠番として「サンシャインクリエイション45」の開催が発表され、2009年9月27日にこれまでと同じ池袋サンシャインシティにおいて開催された。 現在では株式会社シーピーエスはクリエイションの運営には携わっていないため、クリエイション事務局にて情報を集約し対応を行っている。[12]
[編集] 脚注
- ^ サンシャインクリエイション33カタログによれば、コミクリ15が270サークル、コミクリ16が260サークル、コミクリ17が220サークル
- ^ これからのコミック・クリエイション〜再出発に向けて〜
- ^ a b 業務内容の変更に関する社告
- ^ 運営体制の一部変更につきまして[リンク切れ]
- ^ 特定商取引法に基づく表記
- ^ サンシャインクリエイション側は開催に直接の関係はないとしている。コミックキャッスル側は「コミックキャッスルの名称は、クリエイション事務局様・株式会社ブロッコリー様の協力により使用させていただいております。」と申込書に掲載し、サンシャインクリエイション側は「クリエイション事務局と運営上の関係は一切ございません。」とサイトに掲載していた。同人誌生活文化総合研究所 より
- ^ サンシャインクリエイション35全体反省会より。[要出典]
- ^ 同人誌イベント「サンクリ」参加サークルの個人情報が流出 (ITmedia News、2009年1月17日)
- ^ インターネットへの内部資料の流出について - 博麗神社例大祭[リンク切れ]
- ^ 「サンクリ」サークル個人情報流出で経緯説明 4月は中止に (ITmedia News、2009年1月19日)
- ^ Winny個人情報流出の影響で6月予定の「サンクリ44」も中止 (にゅーあきばどっとこむ、2009年3月19日)
- ^ 「クリエイション」個人情報流出に関するお知らせ (株式会社シーピーエス、2009年2月1日)
[編集] 外部リンク
- クリエイション公式Web (公式サイト)
- 株式会社コミケプランニングサービス
- コミッククリエイション Official Homepage (1998年頃の公式サイト)
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