サロメ (戯曲)

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サロメ』は、オスカー・ワイルド戯曲

新約聖書を元にした内容。フランス語で書かれ、1891年パリで出版された。オーブリー・ビアズリーの挿画が使用されている。英訳したのは、ワイルドの同性愛の相手であるアルフレッド・ダグラス。内容の背徳性から、しばらく上演できなかった。

女優サラ・ベルナールのために書かれたと噂されるが、ワイルド自身はこれを否定している。

日本で最初にこの戯曲でサロメ役を演じたのは松井須磨子である。大正三年、島村抱月芸術座 (劇団)による上演だった。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

ユダヤの王エロドは、自分の兄の前王を殺し妃を奪い今の座に就いた。妃の娘である王女サロメに魅せられて、いやらしい目を彼女に向ける。その視線に堪えられなくなったサロメは、宴の席をはずれて、預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)が閉じ込められている井戸に向かう。預言者は不吉な言葉を喚き散らして、妃から嫌がられている。預言者との接触は王により禁じられているのだが、サロメは色仕掛けで見張り番であるシリアの青年に禁を破らせて、預言者を見てしまう。そして彼に恋をするのだが、預言者のほうは彼女の忌まわしい生い立ちをなじるばかりである。そして事態は思わぬ方向へ向かう。

[編集] 邦訳

森鴎外により初紹介された。日夏耿之介訳の「院曲サロメ撒羅米」(講談社文芸文庫、現在は沖積舎)や、福田恒存訳(岩波文庫)が有名。新訳は工藤庸子訳(新書館)。

[編集] 参考書籍

  • 井村君江 「サロメ」の変容(新書館 ISBN-13: 978-4403210471 )……『サロメ』がどのように受容されてきたかを分析した書物。三島由紀夫岸田今日子を主演に演出したときのことが、書かれている。当時の関係者(三島、岸田を含む)の座談会付き。芥川龍之介の未発表原稿に『サロメ』をアレンジしたものがあったことも書かれている。

[編集] 映画

『ケン・ラッセルのサロメ』

[編集] 関連項目