サル島

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サル島
Sal
Santa maria beach sal.jpg
サル島南端部のサンタ・マリア (カーボベルデ)英語版の町付近の砂浜。
面積 216 km²
最高標高 406 m
所在海域 大西洋
所属国・地域 カーボベルデの旗 カーボベルデ
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サル島ポルトガル語、Ilha do Sal)とは、アフリカ大陸のすぐ西の大西洋上も存在する、バルラヴェント諸島を構成するの1つである。現在、この島はカーボベルデに属している。なお「Sal」(サル)は、塩全般を意味するポルトガル語である。

地理[編集]

カーボベルデにおけるサル島の位置。
サル島の全島地図。
サル島の北部の海岸。火山岩の1種の玄武岩でできている。
サル島に存在する火口湖。なお塩水湖である。

サル島は南北に長い島で、全長約30 km、幅は最大の部分でも12 km程度である。火山島として誕生した島だが、すでに火山活動は完全に終わっている(つまり死火山ばかりの)島であり、侵食が進んでいる。このため、島の北部に存在する、サル島における最高峰グランデ山ですら、その山頂の標高は約405 m程度である。なお、島内には標高約92 mのネグラ山(または、ネグラの丘)など、他にも幾つか山が存在している。また、海岸部には岩だらけの場所もあるものの、砂浜も見られ、海水浴も可能である。

気候[編集]

サル島は1年のうち、平均して約350日が晴天である。年間降水量も200 mmを少し超える程度であり、降雨は8月と9月に集中している。逆に、3月から6月くらいまでの間は、1年のうちでも特に乾燥する。ところで、サル島が属するバルラヴェント諸島の「Barlovento」とは「風上」を意味するポルトガル語である。サル島付近では、風は主に北東から吹いてくる。つまり、海で隔てられているとは言え、サハラ沙漠の方向から乾燥した風が吹いてくるのである。また、バルラヴェント諸島の南に存在するソタヴェント諸島の「Sotavento」とは「風下」を意味するポルトガル語である。そして、サル島から見ると、ソタヴェント諸島の島々は南西の方向に集中している。すなわち、それぞれの地名が意味する通り、風上のバルラヴェント諸島に属するサル島での卓越風は、風下のソタヴェント諸島へと吹いてゆくのである。無論、この風上と風下の関係が、これらの諸島の名称の由来となっているのは言わずもがなである。

歴史[編集]

1460年12月3日にヨーロッパ人によって島は発見され、食塩が生産されるまではリャナ(Llana)と呼ばれていた。サル島は、地質学的にはカーボベルデで最も古い島で、5億年前の火山の噴火で姿を現した(火山は現在死火山である)。

姉妹都市[編集]

外部リンク[編集]