サナンダ・マイトレイヤ
サナンダ・マイトレイヤ(Sananda Maitreya、本名 Terence Trent Howard、1962年3月15日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン生まれのミュージシャン。以前はテレンス・トレント・ダービー(Terence Trent D'Arby)の名で活動していた。歌を初めとしてほとんど全ての楽器を自分でプレイする演奏家である。
目次 |
[編集] 来歴
[編集] ソロ・デビューまで
高校時代はボクシングの才能を発揮し、卒業後もその能力を活かすためにアメリカ陸軍に入隊する。ゴールデン・グローブ賞を与えられるほどの活躍を示すが、やがて軍隊にもボクシングにも失望し、届けも出さないまま逃亡して除隊となる。
逃亡先のドイツでザ・タッチというバンドに加入し、アルバムを制作する(ただし発表されるのは1989年になってから)。1986年にドイツを去ってイギリス ロンドンに移り、短期間ではあるが The Bojangels で活動。その後間もなくソロ契約を獲得する。
[編集] テレンス・トレント・ダービーとして
1987年にコロムビア・レコードから発売されたデビュー・アルバム『T.T.D. Introducing The Hardline According to Terence Trent D'Arby』はロック、ファンク、リズム・アンド・ブルース、ゴスペルなどをクロスオーバーさせた音楽性で瞬く間に成功を収め、発売後3日間でミリオン・セラーに達する。アメリカでも逆輸入の形でヒットし、累計売上は1200万枚を超えている。Wishing Well,If You Let Me StayはPrinceがライブでカバーしたことでも有名になる。翌年にはグラミー賞 Grammy Award for Best Male R&B vocal performance 、ブリット・アウォーズ International breakthrough act を授与された。
しかし続くアルバム『N.F.N.F. Neither Fish Nor Flesh』(1989年)では評論家の批評も辛辣なものが増え、売り上げも200万枚程度に終わってしまい、前作ほどの商業的成功を収めることが出来なかったが、レニー・クラヴィッツ,ジョージ・マイケル、ブルース・スプリングスティーンなどはこのアルバムを絶賛しており、アーティストからの評価は非常に高かった。
ロサンゼルスに転居してアルバム『シンフォニー・オア・ダム』(1993年)を発表。ロック色の強い今作は批評家の受けも良く、ラジオ局でも頻繁にエアプレイされる。『バイブレーター』(1995年)発表後はコロムビア・レコードを離れてジャヴァ・レコードと契約、アルバム Solar Return の制作を始めるも完成せず、2000年に権利を引き取ってレコード会社を離れる。
1999年には INXS のシンガーとして参加し、シドニーオリンピックの開会式に出演した。
[編集] サナンダ・マイトレイヤとして
現在のサナンダ・マイトレイヤという名にしたのは夢でお告げがあったからだといい、2001年10月4日のことである。この年ドイツへ戻ってミュンヘンへ転居、自らのレーベル サナンダ・レコードを起ち上げ、Solar Returnの楽曲を含むアルバム『ワイルドカード』を完成させる。セールス的には前作を下回ってしまったが、このアルバムもアーティストからの評価は高く、レニー・クラヴィッツはこのアルバムを高く評価しているようである。
2002年にイタリア ミラノへ移って『Angels & Vampires』を制作、2006年4月までに2作をオンラインで発表している。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] テレンス・トレント・ダービー
[編集] アルバム
- T.T.D. - Introducing The Hardline According to (1987)
- N.F.N.F. - Neither Fish Nor Flesh (1989)
- シンフォニー・オア・ダム - Symphony or Damn (1993)
- バイブレーター - Vibrator (Batteries Included) (1995)
[編集] シングル
- イフ・ユー・レット・ミー・ステイ(行かないで、ステイ) - If You Let Me Stay (1987)
- ウィッシング・ウェル - Wishing Well (1987)
- ダンス・リトル・シスター - Dance Little Sister (1987)
- 恋愛契約 - Sign Your Name (1987)
- 歪められた愛 - This Side Of Love (1989)
- 誰かを深く知るということは、誰かを思いやりのある心で理解するということ - To Know Someone Deeply Is To Know Someone Softly (1990)
- ビリー、僕には恋をしないでくれ - Billy Don't Fall (1990)
- ドゥ・ユー・ラブ・ミー・ライク・ユー・セイ? - Do You Love Me Like You Say? (1993)
- デリケート - Delicate (1993)
- シー・キスト・ミー - She Kissed Me (1993)
- レット・ハー・ダウン・イージー - Let Her Down Easy (1993)
- ターン・ザ・ページ - Turn The Page (1993)
- ネオン・メサイア - Neon Messiah (1993)
- ホールディング・オン・トゥ・ユー - Holding On To You (1995)
- バイブレーター - Vibrator (1995)
- スーパーモデル・サンドイッチ - Supermodel Sandwich (1995)
- What Shall I Do? (2002)
- オー・ディヴィーナ O Divina (2002)
[編集] サナンダ・マイトレイヤ
- ワイルドカード - Wildcard (2001)
- Angels & Vampires - Volume I
- Angels & Vampires - Volume II
- Nigor Mortis
- The Sphinx
[編集] ザ・タッチ
[編集] アルバム
- Love On Time (EP) (1984)
- Early Works (1988)
[編集] シングル
- I Want To Know (International Lady) (1989)
[編集] 来日公演
[編集] テレンス・トレント・ダービー
- SYMPHONIC DAMNATION WORLD TOUR 1993
- 1993年12月4日 名古屋センチュリーホール、12月5日 福岡サンパレス、12月7日 仙台サンプラザ、12月8日 NHKホール、12月9日 日本武道館、12月15日 大阪フェスティバルホール
- VIBRATOR WORLD TOUR 1995
- 1995年5月14日・15日 大阪フェスティバルホール、5月16日 メルパルクホール広島、5月18日 名古屋クラブクアトロ、5月19日 名古屋センチュリーホール、5月20日 福岡サンパレス、5月22日 大阪クラブクアトロ、5月23日 大阪IMPホール、5月24日 渋谷クラブクアトロ、5月26日 月寒グリーンドーム、5月29日 仙台イズミティ21、5月30日・31日 日本武道館