サドバリー (オンタリオ州)
| グレーターサドバリー | |
| モットー:"Aedificemus"(ラテン語) "Come, let us build together" |
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オンタリオ州内の位置 |
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| 座標:北緯46度30分 西経81度00分 | |
| 基礎データ | |
| 国 | |
| 州 | |
| 行政区 | グレーターサドバリー |
| 都市名 | グレーターサドバリー(英称) グランサドバリー(仏称) |
| 英語名 | City of Greater Sudbury |
| 仏語名 | Ville du Grand Sudbury |
| 創設日 | 1893年(サドバリー) 2001年(グレーターサドバリー) |
| 面積 | 3,200.56 km² |
| 標高 | 海抜 347.5 m |
| 人口 | (2006年[1]) |
| - 市域 | 157,857 人(国内29位) |
| - 人口密度 | 49.3 人/km² |
| 時間帯 | 東部標準時(EST)、UTC-5 |
| 夏時間 | 東部夏時間(EDT)、UTC-4 |
| 郵便番号 | P3(A-G), P3L, P3N, P3P, P3Y, P0M |
| 市外局番 | +1-705 |
| 公式サイト | |
サドバリー(英語:Greater Sudbury、仏語:Grand-Sudbury、発音:[ˈsʌdbɛri, ˈsʌdbəri]; "sŭd'bĕrē, -bərē")は、カナダのオンタリオ州北オンタリオ地方最大の都市。人口は15万5,219人(2001年統計)。サドバリー地区とは独立しており、同市だけで州内の地方行政区のひとつを構成している。
2001年に広域圏の周辺都市を合併し、グレーターサドバリーが誕生した。複数の都市によって構成されているグレータートロント(GTA)やグレーターモントリオールとは違い、サドバリーは単一の都市で成り立っている。今でも一般には「サドバリー」として知られているが、オンタリオ州ではこの都市に限り2つの公式名称があり、英語の公式名称は「グレーターサドバリー」、仏語の公式名称は「グランサドバリー」である。
(注釈:「"Sudbury"」は、サドバリーとサドベリーの二通り発音があるが、カナダの地名ではサドバリーがより一般的[要出典]。)
目次 |
歴史[編集]
サドバリーは1883年に町として組織され、1930年に市政となる。初期の都市名は「サンタンヌデパン(Sainte-Anne-des-Pins ("St. Anne of the Pines"))」と呼ばれ、木材産出地としスタートした。
カナダ太平洋鉄道(CPR)を敷設途中、爆破と掘削の中で高い純度のニッケルや銅を含む鉱石がサドバリー盆地(Sudbury Basin)の端にあるマレー鉱山(Murray Mine)で発見された。その後、鉱山の町として急速に発展する。
地域の名はCPRの所長であったジェームズ・ワーシントン(James Worthington)の妻の出身地、イギリスのサドバリーから来ている。
サドバリーの経済はその後、世界のニッケル需要に大きく依存しながら好景気と不景気のサイクルを繰り返した。最初の大きな需要の波は第一次世界大戦時に訪れ、終戦後、需要を一気に失い、1920年代、一旦需要を取り戻した。それから、また大きな落ち込みをみせた後、第二次世界大戦で再び需要を取り戻す。終戦後の冷戦では、アメリカ政府が非共産圏におけるニッケルの供給基地として選んだため、安定した需要を得ることになった。
1940年、サドバリーにはカナダで最初となるパーキングメーターが導入された。
街は1950年代から1960年代、大手の鉱山会社であるインコ社(Inco)やファルコンブリッジ社(Falconbridge)の従業員が会社を相手に労働紛争を起こし、大規模な雇用不安に悩まされた。この労働争議は労働組合の権利を求めるだけでなく、労働組合のあり方を訴えかけるための闘いでもあった。
労働争議はその後も街の経済に大きな挑戦を与えた。1979年、インコ社の労働者は生産と人員の削減に反対してストライキを起こし、解決に9ヶ月の歳月を要した。インコ社は当時、街最大の雇用主であり、その結果、ストライキは街の経済に大きな打撃となった。
ストライキがようやく終わった1980年、市は停滞した街の経済を立て直す必要性に迫られ、1980年代から1990年代にかけて、新しい企業や産業を誘致する積極的な政策を打ち出した。
鉱業は今でも重要な産業として残っているが、商業や行政、観光、科学技術の研究などの環境が整備され、多様化された結果、経済の基盤が強化された。インコ社は今なお、単独の雇用主としては街最大であるが、鉱業全体では、街最大の産業ではなくなった。
同市の政策として1996年、カナダ国内でもいち早く光ファイバーネットワークを導入し、企業や個人向けに市内を網羅する400kmの光ファイバーケーブルが敷設されている。この都市計画は世界的にも高い評価を受けている[1]。
地理[編集]
鉱山を含むサドバリー盆地は、18億5千万年前に墜落した隕石の跡(クレーター)だと言われている。
鉱山は有益な鉱物をたくさん含んでおり、特に白金(プラチナ)を含む遷移金属が多い。ただし、通常より高い密度で硫黄が含まれているため、ニッケルや銅を精錬する際、草木に有害な硫黄酸化物が大気中に流れ出る。この有害物質は大気中の水蒸気と混じり合い硫酸となるため、よく知られる酸性雨を降らすことになる。酸性雨は石や石造建築を浸食し、草木を枯らし、土壌を酸性化させ、草木の再生を難しくする。
酸性雨に加え、遅れた技術による掘削作業は多くの木炭を必要とし、1871年に起きたシカゴの大火災(シカゴ大火)では街の再建に大量の木材を提供したことから、サドバリー市全域ではないが、広いエリアで土地の荒廃が進み、長い間荒れ地となった。
1970年代、公的機関や非営利、営利セクターが協力して大々的に「緑化再生」事業が行われた。飛行機や人の手によって酸化した土地に生石灰をまき、草木が植えられた。その後、20年間のうちに300万本もの植樹が行われ、サドバリーはこの緑化事業と掘削技術の向上により、劇的な回復をみせた。1992年、この業績が国連より評価され、地方行政賞(Local Government Honours Award)が送られた。最近ではコッパークリフ(Copper Cliff)の掘削場エリアで、荒廃した山を緑化する再生事業が進められている。
サドバリーはカナダ楯状地の上にあり、市内にはワナピティ湖(Lake Wanapitei)を含む300以上の湖がある。
人口統計[編集]
| 民族 | 人口 | 割合 |
|---|---|---|
| カナダ人 | 74,945 | 48.82% |
| フランス系 | 59,580 | 38.81% |
| イングランド系 | 30,295 | 19.73% |
| アイルランド系 | 24,910 | 16.22% |
| スコットランド系 | 21,300 | 13.87% |
| イタリア系 | 12,025 | 7.83% |
| ドイツ系 | 10,180 | 6.63% |
都市の人口は減少傾向が見られ、多くの若い人はオンタリオ州南部の都市へ移っている。2001年統計の人口は15万5,219人で、1996年統計の16万5,336人より6.1%減っている。減少傾向はもう数年続いた後、再び増加するのではないかと予想されているが、2006年の国勢調査の結果が出るまでは今のところ不確かである。
サドバリーはバイリンガル都市として知られ、フランスをルーツに持つ人々が数多く住んでいる。人口の62.3%は英語を話し、28.2%はフランス語を話す。残りの人々の多くもバイリンガルであり、イタリア語やドイツ語を話す人たちがそれである。
(*表は重複を含む)
宗教構成は州内北部の都市と同様に、キリスト教徒の割合が圧倒的に多く、人口のおよそ90%を占める。キリスト教徒の内訳はロマン・カトリックが64.58%、プロテスタントが23.09%、他のキリスト教宗派が1.62%。他の宗教、イスラム教やユダヤ教、ヒンドゥー教は、1%に満たない。
交通[編集]
- サドバリー空港(Sudbury Airport、IATA空港コード:YSB、ICAO空港コード:CYSB)
- 国道17号線(Highway 17):南東にはノースベイとつながっている。
- 国道69号線(Highway 69):南へはパリーサウンド(Parry Sound)、そしてトロントへと続く国道400号線(Highway 400)とつながっている。
- 国道144号線(Highway 144):北へはティミンズへと通じる。
- サドバリー・トランジット(Greater Sudbury Transit):サドバリーの交通局。
観光[編集]
- ダイナミック・アース(Dynamic Earth):ラムゼイ湖の畔にある科学博物館(「サイエンス・ノース(Science North)」)の施設。
- ビッグニッケル(Big Nickel):5セント硬貨の形をしたレプリカで街の有名なランドマークの1つ。サイエンス・ノース内にある。
- インコ・スーパースタック(Inco Superstack):街のランドマークにもなっている西半球で最も高い煙突。
教育[編集]
- ローレンシャン大学 (Laurentian University):英語と仏語のバイリンガル大学。
- カンブリアン・カレッジ (Cambrian College):英語系
- ボレアル・カレッジ (Collège Boréal):仏語系
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- サドバリー市公式サイト (英語)(フランス語)
- サドバリー市観光局公式サイト (英語)
- サドバリー開発公団 (英語)(フランス語)
- サドバリーの説明 (英語)
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