ササノハガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ササノハガイ
ササノハガイ Lanceolaria grayana
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
: イシガイ目 Unionoida
: イシガイ科 Unionidae
: ササノハガイ属 Lanceolaria
: ササノハガイ L. grayana
学名
Lanceolaria grayana
(Lea, 1834)
和名
ササノハガイ

ササノハガイ(笹の葉貝、Lanceolaria grayana)は、淡水にすむイシガイ科二枚貝で、湖沼および緩やかな流れのある河川の下流域や用水路などの砂泥底に見られる。

は約150mm。殻は細長く、先が尖っており、笹の葉に似ている。色は茶褐色で、黒に近い個体もある。殻の内側は真珠光沢をもつ。

グロキディウム幼生は、ヨシノボリオイカワカマツカなどに寄生する。

かつては、琵琶湖産の同種を別種のササノハガイ、その他をトンガリササノハガイとして区別していたが、現在では同種と考えられている。

愛知県以西の本州に分布するが、近年関東地方から、本種生息の報告がされている。

保護上の位置づけ[編集]

外部リンク[編集]