サクラ町さいず
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『サクラ町さいず』(サクラまちさいず)は、日本の4コマ漫画作品。作者は松田円。芳文社「まんがタイムラブリー」にて、連載中。また、「まんがタイムオリジナル」にも連載されていた。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
目次 |
[編集] 概要
美しい桜並木が名物の町「サクラ町」を舞台に、血の繋がらない父子家庭の親子と、その周りの個性的な人間たちをコミカルに描く、アットホームな作品。
2002年より「まんがタイムラブリー」で連載開始。好評を得たため、2005年から2009年まで「まんがタイムオリジナル」との2誌同時連載となる。同時連載中、2誌の内容に大きな違いはなかったが、どちらかというと「ラブリー」側は連続したストーリー系のネタ、「オリジナル」側は単発のネタが多かった。
[編集] 主要登場人物
[編集] 春田家
- 春田信一朗(はるた しんいちろう)
- 本作の主人公。義父・信二とともにサクラ町へ引っ越してきたばかりの中学2年生。父とは血が繋がっていない上に、出会ってまだ1年ちょっとしか経っていないため、まだ打ち解けきれない面もあるが、基本的には仲の良い親子。性格は物静かでやや無愛想だが、他人には慕われる。春田家の炊事面の家事を一手に引き受けているため、料理は堪能で、しばしば主婦顔負けの腕を見せる。低い身長がコンプレックスで、身長のことに触れられると静かに怒る。誕生日は12月24日。クリスマスと重なるため、あまりいい思い出はないようだ。麻子とは性格が正反対な事もあり会う度口喧嘩を繰り返すが、彼を知る第三者からしてみれば、かなり珍しい行動らしい。
- 春田信二(はるた しんじ)
- 信一朗の義父。信一朗の母・ハルコと結婚したが、その後すぐハルコが亡くなったため、男手一つで信一朗を育てる。信一朗との仲は悪くないが、父親らしいところを見せようとして空回りする一面もある。職業は文筆業で、ミステリーからポエムまで様々な作品を書いている。ハルコとはサラリーマン時代に、ダンボールをかぶって雨に濡れていたところを拾われて知り合う。
- 春田ハルコ(はるた ハルコ)
- 信一朗の実母で、信二の亡妻。職業は保険のセールスマンで、女手一つで信一朗を育ててきた。性格は明るく豪快で、料理の腕はいまひとつ(「ミネストローネ」と称する残り物のごった煮を得意料理としていた)。仕事中に知り合った信二と結婚するも、それから1年後、44歳で急逝。以後は幽霊として春田家を見守る。盆や彼岸の時期に家に帰って来る際は、金さんの体に憑依することが多い。
- ジギー
- 春田家のペットであるオジギソウ。元々は信一朗が観察日記の為栽培していたのをハルコが触り過ぎて枯らしてしまったため、その罪悪感から店で見かける度買い求めたのが始まり。毎年夏場に花をつけ、冬には種を残して枯れ、次代に移る。本作のマスコット的存在。
- 金さん
- 春田家の近所に住む野良の黒猫。厳密には春田家のペットではないが、信二がしばしば家に上がりこませるため、現在ではペット同然の扱いを受けている。ハルコの幽霊が家に帰ってきた際は、この金さんに憑依して家族とのスキンシップを楽しむ。度々ハルコに体を乗っ取られる為、一時期は春田家を避けていた傾向もある。名前の由来は遠山の金さん。毛が舞うので信一朗はあまり家に入れたがらないが、雨が降ると「風邪をひくと困るじゃないか」と入れたりしている。
[編集] 信一朗の友人
- 田中ひろえ(たなか ひろえ)
- 信一朗のクラスメイト。大きな一本おさげと眼鏡がチャームポイント。友人内の会話ではつっこみ役に回る事も多いしっかり者。親は離婚しており、現在は看護師の母と二人暮らし。そのため家事には精通しており、料理・買い物の腕は信一朗と肩を並べるレベル。よく二人でスーパーの特売の情報交換を行っている。信一朗のことが好きだが、その気持ちには全く気付いてもらえておらず、時折空回り暴走する。
- 東雲達也(しののめ たつや)
- 信一朗のクラスメイトで、学級委員長を務める。成績は優秀で容姿も良く、女子のファンもそれなりにいる。だが極度の虚弱体質で、しばしば風邪や貧血、熱射病などでぶっ倒れて保健室の世話になるインドア派。もちろん運動はまるで駄目。はつみのことが好きだがもちろん気持ちには気付いてもらえず、更にともみにはライバル宣言されている。
- 東雲俊也(しののめ としや)
- 信一朗のクラスメイトで、達也の双子の弟。サッカー部に所属。達也とは対照的に、成績は極端に悪いが運動神経は抜群で、常に外で動き回っているアウトドア派。その代わり骨折などの怪我が多く、達也が内科担当なら俊也は外科担当である。また食欲が旺盛で、食べ物と見ると見境がなくなる。1巻での恋騒動も食絡みだった。
- 鳴瀬はつみ(なるせ はつみ)
- 信一朗のクラスメイト。常に笑顔全開で、未だにサンタクロースを信じる純真無垢な少女。ともみからは「癒しの泉であり人々の聖域」と呼ばれるほど。常にひらがなだけで喋るが、慌てている時は漢字が混じることもある。天然ボケだが、意外と勉強の成績はかなり良い。
- 鳴瀬ともみ(なるせ ともみ)
- 海外から転入してきたはつみの従妹。学年は信一朗たちより一つ下の1年生。顔ははつみとそっくりだが、笑顔が少なく、物静かな少女。自分と対照的に明るく接してくれるはつみに憧れを抱き、髪型なども真似していたが、5巻からショートカットにした。はつみと違ってちゃんとした漢字を使って喋るが、多くの国の居住経験があるためか、その日本語は微妙におかしい。
- 三壁大五郎(みかべ だいごろう)
- 信一朗が以前住んでいた町での友人。通称「ミカ」。その呼び名と外見から当初は女の子かと思われ、ひろえが警戒したがれっきとした男の子。実家はケーキ店を経営し、サクラ町にも出店、手伝いに来ていて信一朗と再会する。身長は信一朗とどっこいどっこいで、小学校時代は朝礼の際どちらが列の先頭になるかで争っていた。どう見ても和菓子屋の外装なのに中身はケーキ店の実家「正菓堂」は、その商品も奇抜なものばかりで、上に乗ったイチゴが絶叫する人間の顔の形にカットされた「シャウト・ケーキ」が名物。
[編集] その他の登場人物
- 山崎真澄(やまさき ますみ)
- 春田家の隣に住む山崎家の若奥さん。若くて美人な気立てのよい妻だが、料理は壊滅的に下手糞。連載当初は本人にも料理下手の自覚はあったが、連載が進むに従いその描写はなくなっている。独身時代には従兄弟姉妹の間で「絶対に結婚できない」と賭けが行われていた程で、彼女の結婚は未だに一族の間で伝説として語り継がれている。春になると花粉症に悩まされるが、本人は「鼻がある事が実感できて嬉しい」らしい。ちなみに普段の料理下手は元の料理を大胆にアレンジしてしまう独創性にあるらしく、花粉症で鼻が駄目になる時期だけは料理本通りにきちんと作らざるを得ないため、まともになる。5巻の途中から、ミカの店でパートを始めた。加賀先生とは従姉妹同士。家が近いのか、よく訪ねてくる。
- 高野麻子(たかの あさこ)
- 信二の妹で、信一朗にとっては義理の叔母にあたる。普段は夫の仕事の都合でアメリカで生活しているが、しばしば日本に帰ってきては春田家に居候する。性格は豪快で、嵐のような人物。英会話はできるようだが、ボディーランゲージと眼力で殆ど乗り切っているらしい。普段アメリカにいる時は主にメールで春田家とやりとりしている。ひろえともメール友達であり、彼女の信一朗への片想いをさりげなく応援している。まんがタイムラブリー4月号にて無事に女児・春香を出産。名付け親は信一朗とひろえだが、「この子(娘)が名前を嫌がったら、全部あんた(信一朗)のせいにするからね」と発言、信一郎を激怒させている。
- ナツコおばさん(なつこ-)
- ハルコの姉(信一朗の伯母)で、遠隔地に住んでいる。現在、苗字は不明。ハルコが再婚するまで、信一朗を預かっていた。スリムだが腕っ節は強く、男性1人くらい小脇に抱えて運べる。ハルコの墓参で麻子と顔を合わせ、意気投合することも。
- 道夫おじさん(みちお-)
- ナツコの夫で、東京に単身赴任中。お調子者でかなり大雑把な性格。娘(信一朗の従姉)が嫁に行って寂しいことと家事が苦手なことからか、酔うと口癖のように、信一朗に向かって「うちの子になれ」と言う。
- 加賀リカ(かが りか)
- 信一朗の学校の理科の先生。山崎さんとは従姉妹同士。従姉妹の間では唯一の未婚者で、実家に帰るたびに見合いを勧められたり、そのことで親と喧嘩したりする。理科室に業務用の中華まんの保温機やおでんの鍋を置いている。また理科室の備品でお茶を飲むこともある。日光浴は好きだがするときは完全防備で臨む。白衣を着ていることが癖のようになり、学校で着るものの他に部屋着用・エプロン用・パジャマ用・風呂上り用などを持っている。
- 田畑先生(たばた-)
- 通称「七夕先生」。信一朗の学校の数学の先生。気配りが行き届き女性にも持てるルックスながら、数学教師ゆえかデート中などにいらん計算やデリカシーのない行動をして恋人を怒らせ、失恋記録の更新をしてしまう。
[編集] サクラ町
関東某県に存在する、ごく普通の小さな町。その名のとおり、いたる所に桜並木が立ち並ぶ桜の非常に多い町で、毎年春の「サクラ祭り」の時期には多くの観光客や花見客も訪れる。そのせいかこの町の桜は自己主張が強く、立ち並ぶ屋台にしか視線が行かない俊也は根に躓くのもしばしば。葉桜になっても毛虫が降り、それから逃げ惑う人々で違う意味で賑やかになる。隣町は、『夫婦な生活』(おーはしるい)の舞台であるほのぼの町。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 単行本
芳文社より「まんがタイムコミックス」として刊行されている。
- 第1巻(2004年9月18日発行) ISBN 4-8322-6356-0
- 第2巻(2005年8月18日発行) ISBN 4-8322-6410-9
- 第3巻(2006年4月18日発行) ISBN 4-8322-6456-7
- 第4巻(2007年3月21日発行) ISBN 4-8322-6522-9
- 第5巻(2007年10月21日発行) ISBN 978-4-8322-6577-6
- 第6巻(2008年11月22日発行) ISBN 978-4-8322-6686-5
- 第7巻(2009年7月22日発行) ISBN 978-4-8322-6755-8
