サイレント・ランニング

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サイレント・ランニング
Silent Running
監督 ダグラス・トランブル
脚本 デリック・ウォシュバーン
マイケル・チミノ
スティーブン・ボッコ
製作 マイケル・グラスコフ
出演者 ブルース・ダーン
音楽 ピーター・シャイケル
ジョーン・バエズ(リジョイス・イン・ザ・サン)
撮影 チャールズ・F・ウェラー
編集 アーロン・ステル
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1972年3月10日
日本の旗 1979年5月13日 (日曜洋画劇場)
上映時間 89分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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概要[編集]

あらすじ[編集]

地球全体が人工的に管理され、気温も摂氏25度に統一された未来。

植物も全て絶滅し、わずかな標本が「植物保存計画」によって、土星軌道の3隻の貨物船に取り付けられた温室ドームで生き延びていた。 そのうちの1隻「ヴァリー・フォージ」乗組員4人のうち、植物学者のフリーマン・ローウェル(ブルース・ダーン)だけは植物の価値を重視し、勤務に精励していたが、他の3人は人工的に管理された地球の方が便利で快適だと主張しており、勤務ぶりも杜撰だった。互いに相容れない価値観をぶつけ合いながらも、8年間ともに任務を続けていた。

ある日、地球から計画の断念とドームごと全ての植物を核爆弾で破棄し帰還せよとの命令が下る。植物が絶滅することに耐えられないフリーマンは命令に背き、同僚を殺害して唯一爆破を免れたドームとともに、宇宙に深く潜行し、逃亡する道を選んだ。

船には作業用ドローン(吹き替えではロボット)3体が搭載されており、プログラム(カセット型)を差し替えると園芸以外にも外科手術や船外作業を行わせることが出来る。後にフリーマンが自作プログラムによってポーカーをさせると、見事にしてやられる。 遭難を偽装するため土星のリングに突入するが、3号機(「ルーイ」)を失ってしまう。さらに不注意から2号機(「ヒューイ」)も損傷させてしまう。

さらに、船が太陽から離れたため日照不足で植物が衰え人工照明で対処するが、その為に地球からの救助船に発見されてしまう。フリーマンはドームを深宇宙に向け射出すると、ヒューイと共に自爆する。

地球から離れて行くドームでは、1号機(「デューイ」)が独り、植物にじょうろで水をやり世話をし続けていた。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
TV版
フリーマン・ローウェル ブルース・ダーン 中田浩二
アンディ・ウルフ ジェシー・ヴィント 池田秀一
ジョン・キーナン クリフ・ポッツ 安原義人
マーティ・バーカー ロン・リフキン 徳丸完
ドローン1・デューイ マーク・パーソンズ
ドローン2・ヒューイ シェリル・スパークス
ドローン3・ルーイ  スティーブ・ブラウン
ドローン・ジョーイ ラリー・ウィセンハント
アンダーソン 声:ロイ・エンゲル 小林清志
バークシャー船長 声:ジョセフ・キャンパネラ 若本規夫

スタッフ[編集]

作品解説[編集]

ユニバーサル・ピクチャーズが、1972年に企画した5本のローバジェット(いわゆる低予算)映画の一本だが、先に公開された他の4本の興行が不振だったため、ユニバーサル映画は本作の興行も早急に打ち切ってしまった。これによってダグラス・トランブルは財政的に損害を被ったと言われている。

撮影の一部は、アメリカ海軍の退役空母であり当時係留されていたヴァリー・フォージ(USS Valley Forge, CVS-45)内で行われた。宇宙船の船名である「ヴァリー・フォージ」は、撮影のためにあちこちを切り取られ撮影後にスクラップとされたこの空母に敬意を表して名づけられたものである。詳細はヴァリー・フォージ (空母)#『サイレント・ランニング』を参照。

フリーマンとともに宇宙への放浪の旅をするドローン(ロボット)の名前はヒューイ、デューイ、ルーイだが、この名前はディズニー・アニメのキャラクターであるドナルドダック3匹の甥っ子たちが元ネタである。ただしルーイは、名づけられる前に行方不明になっている。また、このドローンは、ヴェトナム戦争で負傷して体のかなりの部分を失った、「その小さな機体にはいることができる俳優」によって演じられている。

トリビア[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]