サイレントヒル4

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SILENT HILL 4: THE ROOM
ジャンル ホラーアドベンチャー
対応機種 PlayStation 2
Xbox(日本国外)
Microsoft Windows(日本国外)
ゲームアーカイブスPS3
開発元 コナミ
発売元 コナミ
人数 1人
メディア DVD-ROM 1枚
・GA ダウンロード(3,809MB)
発売日 2004年6月17日
KONAMI The BEST 2005年6月9日
・GA 2012年10月17日
対象年齢 CERO C区分(15歳以上対象)
その他 初回限定特典として、8cmシングルCD「響談 ぬけられぬ雨の吉原・特別篇」が同梱された。ベスト版には同梱されていない。
日本国外ではXboxWindowsにもリリースされた。
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サイレントヒル4』は、コナミから発売されたゲームソフト。『サイレントヒル』シリーズの4作目に当たる。

ゲーム概要[編集]

今作では、サイレントヒルという基本の舞台設定を発展させこれまでとは多少変わった世界観になっており、それに伴ったステージを探索することになる。また、システム面においても大幅なモデルチェンジが図かれた(詳細は後述)。

他作品との相違点[編集]

前述のとおり、本作はシリーズの他の作品との違いが非常に多い。主なものを以下に列挙する。

  • サイレントヒルの街が直接登場することがない(それを元にした異世界は登場する)。
  • 「裏世界」が他作品と全く違った形で登場する。
  • ある一つのマップが最後まで基点になり続ける(具体的には部屋と異世界を何度も行き来するというもの)。
  • ダメージを与えても絶対に倒せない敵「ゴースト」が登場する。
  • UFOエンディングが存在しない。
  • 移動操作が2Dのみに。過去作までは基本的に3Dの移動操作でありオプションで2Dに変更可能だったが、今作では2Dのみとなっている(変更不可)。
  • 携帯できるアイテムの個数に制限があり、それ以外は部屋に保管しなければいけない。
  • 回避のための動作が存在する。
  • 打撃武器は攻撃ボタンを長押しすることで溜め攻撃ができ、そのモーション中は無敵になる。
  • ライトが登場しない(ステージそのものが比較的明るい)。
  • ラジオの用途が違う(敵の察知ではなく、部屋の異常の有無を表す)。

ストーリー[編集]

サウスアッシュフィールドハイツ302号室の住人、ヘンリー・タウンゼントに異変が起きる。毎晩悪夢を見るようになり、そして部屋から出られなくなってしまった。ドアが開かないのはもちろん、窓や壁さえも壊すことができず、電話も通じない。部屋から出られなくなって5日目、浴室の壁に巨大な穴が開いた。ヘンリーは、この穴を通じて部屋からの脱出を試みる。穴を抜けた先には、見慣れた地下鉄の駅や、見知らぬ湖など、異様な世界が待ち受けていた。

主な登場人物[編集]

ヘンリー・タウンゼント
本作の主人公。平凡に暮らす青年であり、2年ほど前からサウスアッシュフィールドハイツ302号室に住んでいる。5日前に突然、自宅部屋に閉じ込められ、浴室から開いた異世界へ通じる穴に身を投じる。
アイリーン・ガルビン
サウスアッシュフィールドハイツ303号室の住人。物語中盤にて、異世界での儀式に巻き込まれてしまい、ヘンリーと共に行動する。
ウォルター・サリバン
連続殺人犯。望まれぬ生を受け、実の両親を知らぬまま、教団の運営する孤児院「希望の家」で育てられた。10年前に2人の兄妹を殺害した罪で逮捕され、拘置所独房内でスプーンをのどに刺し自殺している。死後に、兄妹以外にも8人の人間を殺害したことがあきらかになった。
『2』にも名前のみ登場しており、彼が捕まっていたと思しき独房も存在する。
謎の少年
異世界に登場する幼い少年。母親を求めて異界を彷徨う。
フランク・サンダーランド
サウスアッシュフィールドハイツの管理人。『2』の主人公ジェイムス・サンダーランドの父親である。
シンシア・ベラスケス
初めて訪れる異世界「地下鉄の世界」で出会う女性。異世界での出来事を頑なに夢だと思い込んでいる。アイリーンと共にコスチュームチェンジが可能なキャラクター。
ジャスパー・ゲイン
オカルトマニアの男性。「森の世界」でヘンリーに出会う。たどたどしい口調をしており、独り言が多い。
アンドリュー・デサルヴォ
教団の運営する孤児院「希望の家」で、監視員を務めていた男性。「水牢の世界」に登場する。酒癖が悪く、孤児院の子供達を虐待していた。謎の少年に異常なまでの恐怖心を抱く。
リチャード・ブレインツリー
サウスアッシュフィールドハイツ207号室の住人。一見すれば紳士風だが、短気で攻撃的な性格をしている中年の男性。「建物乱立の世界」でヘンリーと出会う。
ジョセフ・シュライバー
ヘンリーが越してくる以前の302号室住人で、フリーのジャーナリスト。ヘンリーと同じくウォルターの作り出した世界に取り込まれ、現在は行方不明。ウォルター・サリバン事件や教団について独自に調査していたらしく、彼の手によるメモを数多く入手することができる。特に彼の書いた赤の書はゲームの世界観やプレイの仕方、敵の行動パターン及び対処法等が書かれており、ゲーム序盤はこの言動を頼りに進めていくことになると同時に、彼が以前にウォルターの作り出した世界に取り込まれ、その世界を探索し、事件の真相のあと一歩のところまで進んだことが伺い知れる。なお、ネット上のメールマガジンでは彼の書いた赤の書の番外版も存在する[要出典]
『3』にも名前だけ登場しており、彼が掲載した教団への批判記事を見ることができる。

クリーチャー・ゴースト[編集]

スニファードッグ(Sniffer Dogs)
ヘンリーが最初に遭遇するクリーチャー。異常に発達した聴覚と嗅覚で、ヘンリーの存在を敏感に感じ取る。血溜まりがあると血をすすりに行く習性がある。オスとメスが存在し、メスは噛み付いて動きを止めてくる。名前は「麻薬探知犬」の意。
グリーディーワーム(Greedy Worm)
巨大な虫型のクリーチャー。攻撃は一切してこないが、こちらも一切ダメージを与えられない。通路を塞ぐ障害物の役割を果たす。名前は「強欲なイモムシ」の意。
ウォールマン(Wallman)
壁と同化したクリーチャー。そばを通ると突然姿を現し、長い腕を振り払ってくる。ニュータイプという別種がおり、こちらは天井から吊り下げられて壁に沿ってすべり落ちてくる。
ハマー(Hummer)
蝙蝠型のクリーチャー。くちばしで血液を吸ってダメージを与えてくる。集団で襲うことが多い。名前は「ブンブンいう者」の意。
ヴィクティム07+08(Victim 07+08)
「21の秘跡」の7、8番目の犠牲者、ロケイン兄妹の変わり果てた姿。頭が2つあり、足がなく、かわりに異様に長い腕で移動や攻撃を行ってくる。他の犠牲者とは違い、ゴーストではなくクリーチャーであるため倒すことが可能だが、作中で複数回登場する。
レッドトリーマー&ブルートリーマー(Red Tremer & Blue Tremer)
壁や天井に生息するヒルのようなクリーチャー。赤色と青色が存在。自ら攻撃は行ってこないが、踏むと飛び散る体液でダメージを受ける。
トードストゥール&ホワイトストゥール(Toadstool & Whitestool)
血溜まりや湿地に群生するキノコのようなクリーチャー。自ら攻撃はしないが、触れただけでダメージを受ける。名前はトードストゥールが「唐傘状の毒キノコ」の意。
ガムヘッド(Gum Head)
人型のクリーチャー。移動が素早いだけでなく、武器を使って攻撃してきたり集団で襲ってきたりと知能が高い。オールドタイプとニュータイプが存在し、後者はアイテムをかすめ取ってくる場合もある。スタンガンが有効。名前は「ゴム頭」の意。
ホイールチェア(Wheelchair)
霊が取り憑いた車椅子。ゴーストと同様、近寄っただけでダメージを受け、倒すことはできるが手間がかかるうえすぐに復活する。セントメダリオンを装備することで近接した場合のダメージは回避可能。壁に人影が映るほど凶悪な霊が取り憑いたタイプも存在する。自ら襲ってくることは無く、一定の速度でフロア内を徘徊する。
ペイシェント(Patient)
ウォルターによって異世界の住人となった交通事故の被害者。非常に長身で、点滴スタンドを振り回して攻撃してくる。集団で出現することが多い。名前は「患者」の意。
ボトムズ(Bottom)
ウォルターの歪んだ家族への想いが作り上げた体が逆さまになったクリーチャー。ヴィクティム07+08と同様に長い腕で攻撃してくるが、戦闘力はこちらの方が高い。
ダミー(The One Truth)
ウォールマンのニュータイプが12体で構成された特殊なクリーチャーの総称。しかし本体は1体のみで、残りは攻撃してもダメージを与えられない。見分け方として、本体がダメージを受けると他のダミーものけぞることが目印。
ゴースト(Ghosts)
ウォルター・サリバンの異世界に取り込まれ、「21の秘跡」の儀式のために殺害された人間の成れの果て。ヴィクティム(Victims)とも呼ばれる。既に死者であるため、いくらダメージを与えても、一時的に動きは止められるが倒すことはできない。セントメダリオンを装備していなければ近づくだけでダメージを受け、他の特徴として壁をすり抜けて移動してきたりもする。ゴーストは数種類存在するが若干能力が違う。「帰服の剣」があれば動きを完全に封じることができるが、ゲーム中には5本しか存在しない。そのため、次に述べるボスゴーストにこの剣を使うのが望ましい。
ボスゴースト(ヴィクティム16〜ヴィクティム19、Victim16〜19)
物語後半に登場する非常に耐久値の高いゴースト。ボスゴーストというのはあくまでも便宜上の通称であり、公式の物ではない。耐久値以外の大きな特徴としては、マップ間でも追ってくる・専用の特殊能力を持っている・行動パターンが独特の物…等である。
ウォルター(Walter Sullivan)
今回の事件の首謀者。2回目の世界を徘徊し、目的の儀式を遂行させるためにヘンリーやアイリーンを執拗に狙う。所持する武器はピストル・鉄パイプ・チェーンソー。特にピストルは威力が高い上に遠距離からも攻撃してくるので、注意が必要。扉を開いて別のエリアに入っても一定エリア内では追跡してくるので侮れない。足止めをすることは可能なものの、そのエリアに再度入ると復活しているので完全に倒すことは不可能。ラスボス時には巨大な怪物の姿をした本体と共に現れる。

21の秘跡の犠牲者[編集]

彼らは殺害された順番を表す「XX/21」(Xは数字)という傷痕が身体のどこかに刻まれている。

ヴィクティム01:ジミー・ストーン 【十の心臓】
最初の犠牲者で、聖母派・聖女派の対立を治めるためにヴァルティエル派を擁立して司祭になった人物(着用していた赤い三角頭巾にちなんで赤い悪魔と呼ばれていた)。希望の家一階でウォルターに後頭部を撃ち抜かれて死亡する。
ヴィクティム02:ボビー・ランドルフ 【十の心臓】
オカルトマニアの高校生で、ジャスパーの友人。3人でサイレントヒル観光をしている際に教会で司祭風の男が「聖女を越える逸材、悪魔になりうる存在」について話しているのを聞いてプレザントリバー大学へ会いに行ったが、そこでウォルターに首を絞められて死亡する。
ヴィクティム03:セイン・マーティン 【十の心臓】
ジャスパーの友人で、やはりオカルト好きの高校生。プレザントリバー大学へ「悪魔」に会いに行った時に応対をボビーに任せて隠れていたが、見抜かれて対面する。その後、ボビーと同じくウォルターに首を絞められて死亡した。
ヴィクティム04:スティーブ・ガーランド 【十の心臓】
ペットショップ「ガーランド」の店主。ウォルターに胸以外をサブマシンガンで撃ち抜かれて死亡した。その後はゴーストと化し、スコップを持って出現する。
ヴィクティム05:リック・アルバート 【十の心臓】
スポーツ用具店「アルバートスポーツ」の店主で、店では生前のウォルター・サリバンがアルバイトをしていた。スティーブ・ガーランド殺害の直後にウォルターにゴルフクラブで殴られて死亡した。
ヴィクティム06:ジョージ・ロステン 【十の心臓】
教団のヴァルティエル派司祭で、ジミー・ストーンにより聖母派の管理を任されていた人物。同じくジミー・ストーンの命令でウォルターを術者として育て上げ、儀式の遂行を円滑にするために無意識領域にヴァルティエルを忍び込ませた。その後、希望の家地下祭壇室でウォルターに鉄パイプで殴られて殺害された。
ヴィクティム07:ビリー・ロケイン 【十の心臓】
サイレントヒルに住む小学生で、妹・ミリアムと仲が良かった。自宅前で遊んでいるところをウォルターに斧で殴られて死亡、死体は雨の気配に気付いて呼びにきた父親によって茂みの中から発見される。
ヴィクティム08:ミリアム・ロケイン 【十の心臓】
サイレントヒルに住む小学生で、兄・ビリーと仲が良かった。兄と同じくウォルターに斧で殴られて死亡、死体はビリーの死体に狼狽した母親により発見される(ビリーと違い、頭以外の部位は行方不明で、後に2人が合体したクリーチャー(ヴィクティム07+08)として登場する)。
ヴィクティム09:ウィリアム・グレゴリー 【十の心臓】
時計屋の店主で、二度目の建物乱立の世界で入手する日記の書き手とおぼしき人物。ウォルターにマイナスドライバーで喉を刺されて死亡する。
ヴィクティム10:エリック・ウォルシュ 【十の心臓】
サウスアッシュフィールド通りにあるバーのバーテンダーで、「建物乱立の世界」で思わしき店に入ることができる。誕生日にウォルターに顔面を撃ち抜かれて殺害される。
ヴィクティム11:ウォルター・サリバン 【解放】
21の秘蹟の術者で、『2』においても名前だけ登場している。儀式を遂行して神を復活させようとするヴァルティエルに操られて(あるいは唆されて)殺人を実行したが、後にビリーとミリアム殺害の罪(他の殺人が露見するのは彼の死後)で収監され、独房でスプーンを喉に刺して自殺する。しかし、実はただ自殺しただけではなく、それも21の秘跡の過程(十の心臓を捧げての自らの肉体を捨てる解放の儀式)で、執り行った後に無心に母を求める幼いウォルターと分離し、母への執着から解放されてひたすらに儀式を遂行する傀儡(ジョセフ・シュライバー言うところの「殺人マシン」で、暗躍しているのは彼のゴーストと言うべきもの)となった。
ヴィクティム12:ピーター・ウォールズ 【虚無】
ジャンキーの高校生。ウォルターの死後2年が経った頃にサウスアッシュフィールド通りの裏路地で「神様を見た!」という言葉を残して行方不明となり、半年が経ってからホテルサウスアッシュフィールドの客室で撲殺遺体となって発見された(おそらくウォルターに殺害されたと思われる)。また、彼のゴーストはニット帽をかぶっている。
ヴィクティム13:シャロン・ブレイク 【暗黒】
教団信者の母親。教団に息子を返すよう直談判しに希望の家へ向かう途中で彼の墓を見つけ、彼が死亡してしまっていることやおそらくは殺害されたことを知り、その後はウォルターに水没死させられる。
ヴィクティム14:トビー・アーチボルト 【憂鬱】
教団ヴァルティエル派(元聖母派)の司祭。ジミー・ストーン、ジョージ・ロステンと司祭を立て続けに失い、揺らぐ教団を立て直すためにマリファナの密売などで資金を得て希望の家を再開させるなどして市議会議員にまで上り詰めるが、後にメキシコの森の中でウォルターによって100mもの崖から突き落とされて死亡した。
ヴィクティム15:ジョセフ・シュライバー 【絶望】
302号室に住んでいたフリーのジャーナリスト。希望の家や教団を探るうちにウォルター・サリバン事件へと行き着いて調査を進めるが、そのうちに怪現象が起き始めたことで部屋から出られなくなり、希望を徐々に奪われて絶望のうちに命を落とす。彼の死体は異世界に取り込まれたのか、現在に至るまで行方不明ということになっている。
ヴィクティム16:シンシア・ベラスケス 【誘惑】
「地下鉄の世界」で出会う女性。ジュニアハイ時代にサウスアッシュフィールド駅内で野宿する生前のウォルターに声をかけられ、その際にウォルターの「きれいな顔」に興味を抱くが、「10年以上前から見ていた」と言ったことに気味悪さを感じ、怒鳴りつけた。地下鉄でウォルターにナイフで滅多刺しにされ、後に駆け付けたヘンリーに看取られながら息を引き取った。その後はゴーストと化し、長い髪でヘンリーを捕らえる攻撃などを行う。
ヴィクティム17:ジャスパー・ゲイン 【起源】
「森の世界」で出会うオカルトマニアの青年。10年前にウォルターに会いにプレザントリバー大学へ行ったが、ボビーとセインの悲鳴に恐れをなし、ウォルターが「さあ、出ておいで、そこに隠れてる君、私に会いに来たんだろ! ジャスパー!」と叫んだことに怯えて逃げ出した。しかし、それから10年後の現在に悪魔に興味を持って訪れたサイレントヒルの森で自らの胸に印を刻んだ後に火を放って自殺した(しかし、彼がゲーム中に自殺しようとしている描写はない)。その後はゴーストと化し、炎を背負って現れる。
ヴィクティム18:アンドリュー・デサルヴォ 【監視】
「水牢の世界」で出会う男性で、サイレントヒルの教団が運営する孤児院「希望の家」の関連施設であるパノプティコンの水牢の雇われ監視員。暴力的で、幼いウォルターをはじめとした子供達に暴力を振るい、虐待していた。なぜか水牢で出会った少年に対して極端に怯えており、後に水牢の拷問部屋でウォルターに殺害された。その後はゴーストと化し、歌を歌い出したり、体当たりを仕掛けたりする。また、彼のゴーストはゲーム進行の都合上必ず倒して帰服の剣を突き刺す必要がある。
ヴィクティム19:リチャード・ブレインツリー 【混沌】
207号室に住む男性で、「建物乱立の世界」で出会う。母を求めてサウスアッシュフィールドハイツをたびたび訪ねてくる幼いウォルターを高圧的に叱り付けていた。ウォルターによって自室で電気椅子に掛けられて感電死する。その後はゴーストと化し、壁を通り抜けられないが瞬間移動で間合いを詰め、バールを振り回す。
ヴィクティム20:アイリーン・ガルビン 【母体】
303号室に住む女性で、ストーリー最後で生死が決まるのでゴーストとしての登場はない。幼い頃にサウスアッシュフィールド駅で寝袋に包まっているウォルターに「なぜここにいるのか」「寒くないのか」など訊ね、孤独と寒さをしのげるようにと人形をあげた。
ヴィクティム21:ヘンリー・タウンゼント 【知恵】
302号室に住む男性で、「絶望(ジョセフ・シュライバー)より知恵を受けし者」。侵食による怪奇現象(玄関のドアスコープを覗く)で鎖骨のあたりに「21/21」の印を刻まれ、何かを呟き続けている彼のゴーストのようなものを確認できる。

アイリーンの侵食[編集]

ゲーム後半からヘンリーはアイリーンと共に行動するようになる。その時点からアイリーンには体の侵食が始まるようになり、ラスボス時にそれが高ければ高いほど生け贄にされてしまうスピードが速くなる。アイリーンの体の侵食度が増える要因としては、

  • アイリーンがクリーチャーやヘンリーからダメージを受ける。
  • アイリーンを1部屋に置き去りにする。
  • アイリーンをクリーチャーのいる部屋に置き去りにする(最も侵食度が大きい)。
  • 隠し武器「サブマシンガン」を使用させる(ラスボス時には影響しない)。

などが挙げられる。逆にアイリーンの侵食度を抑制したり減らしたりすることも可能。その例としては、

  • アイリーンと行動を共にする。
  • アイリーンの周囲に除霊アイテム「ホーリーキャンドル」を置く。
  • アイリーンと共に部屋を出入りする。

などが挙げられる。侵食度が高くなるにつれてアイリーンの肌に黒い斑点が浮かび上がり、徐々に増加する。更に高くなると斑点が波打ち、肌全体が黒くなってしまう。更に高くなるとアイリーンがゴーストのようになり、意味不明な言葉を話し出してヘンリーがダメージを受けるようになる。除霊アイテム「セントメダリオン」を装備していると壊れる。

自室の侵食[編集]

アイリーンと行動を共にするようになってからは、自室も侵食が始まる。それまでは自動的に体力が回復できたがそれもできなくなってしまう。侵食が始まってからは自室に戻る回数が増えるごとに様々な怪奇現象が発生する。その例としては、

  • 壁にヒビが現れる。
  • 電話から「見ているよ」という声が聞こえてくる。
  • 風景画がウォルターの肖像画になっている。
  • クローゼットに子供の影が現れる。
  • 窓がガタガタ揺れる。
  • 台所の蛇口から血が流れる。
  • 靴の位置が移動している。
  • ソファーに血がついている。
  • 時計の針が高速で回る。
  • 冷蔵庫からネコの鳴き声がして、開けると肉の塊がうごめいている。
  • ドアの覗き穴を見ると外にヘンリーが血を流して立っている。
  • テレビがウェーブ画面になっている。
  • 壁からゴーストが現れる(抜け出してくることはない)。
  • 壁に人形の姿が多数現れる(アイテム「人形」をアイテムボックスに入れた場合)。

である。怪奇現象に近づくとダメージを受けてしまうが、セントメダリオンで近くに寄ってしばらく待っていると除霊できる。他には、ホーリーキャンドルを怪奇現象の発生付近に設置することが必要。

武器[編集]

ピストル
ヘンリーの自室で手に入る。威力は低めだが距離の離れた相手を攻撃することが可能。難易度によって装弾数が変化する。しかし、本作ではハンドガンの銃弾をまとめて持ち歩くことができず、1マガジンごとにアイテム欄を使用するために実用性はかなり低い。
実は威力は錆びた斧と同等であり、直線状に限り複数体を纏めて貫通する。
スタンガン
「水牢の世界」で手に入る。威力は低くリーチも短いものの相手をすぐにダウンさせることができる。今作ではバッテリーがなく、無限に使用が可能である。
リボルバー
「アパートの世界」で手に入る。元の所有者は後にウォルターの犠牲になってしまうリチャードである。威力が高く、体力の多い相手には効果的。しかし弾薬の数は極めて少ない。
威力が高いのもあって相手を吹っ飛ばす効果があるが、場所と位置を考えないと場合によってはトドメを逃す原因となる。
銀の銃弾
魔よけに使う銀色の銃弾。弾薬の数は3個と少ないが、ボスゴーストを1発でダウンさせるほど威力が高い。ピストルに装弾して使用する。
白ワインの瓶
自室の冷蔵庫で手に入る。威力は低めでリーチも短いものの、軽いので攻撃のスキが少ない。ある程度これで相手を攻撃していると「割れた白ワインの瓶」になり先端が鋭利になるので、威力が少し増す。
鉄パイプ
自室のバスルームで手に入る。威力は割れた瓶よりやや高く、リーチが長い。攻撃のスキも少ないので序盤で役に立つ。
金属バット
「建物乱立の世界」で手に入る。リーチは鉄パイプよりやや短いが、威力は高い。溜め攻撃までの時間はやや長い。
攻撃に癖があり、遅いという事もあって少し難がある。
スコップ
「建物乱立の世界」で手に入る。リーチが鉄パイプより少し長く、威力は金属バットより少し低い。溜め攻撃をすることで突き攻撃が発生し、攻撃範囲に優れている。倒れている相手にも突き刺して攻撃できる。
錆びた斧
「建物乱立の世界」で手に入る。リーチは少し短いが、威力は高めで攻撃のスキが少ない。溜め攻撃の振りかざし攻撃は攻撃につなげるまでの無敵時間が長く多少距離をつめて振りかざすため、敵の攻撃を受けずに安全に攻撃できる。本作品では一番性能のバランスが取れた武器である。ただ、溜め攻撃の際に敵と密着していると攻撃が当たらないことがある。
殺虫スプレー
「アパートの世界」で手に入る。ハマーを1撃で倒すことができるが殺傷能力は無く、その他のクリーチャーには全く通用しない。
実はダメージそのものは与えているのである意味では他のクリーチャーにも有効。
カッターナイフ
「病院の世界」で手に入る。攻撃のスキが非常に少なく溜め攻撃もすぐに行えるが、リーチも威力も極端に低い。
たいまつ
「森の世界」で手に入る。ゲームを進める上でのキーアイテムだが、武器としても使用できる。リーチは鉄パイプと同じくらいだが威力が低い。火を着けると威力が少し増す。さらに油をしみこませると火の着いている時間が長くなる。
絶望のツルハシ
「森の世界」で手に入る。威力が全武器中最大。小攻撃のスキも非常に大きいが敵を大きく怯ませることができ、溜め攻撃は溜め時間は長いものの攻撃範囲、無敵時間ともに絶大。最終戦で非常に有効。
ゴルフクラブ
様々な世界で手に入る。全部で12種類ある。リーチは鉄パイプより少し短い。威力は各ゴルフクラブにより微妙に異なる。数回使用すると折れ曲がってしまい、使用できなくなる。
チェーンソー
4種類の内のいずれかのエンディングを発生させると次回プレイの「森の世界」で手に入る。溜め攻撃が全てヒットした時の威力はツルハシに次いで高い。相手に当たると多くの敵を止めることができ、単体戦には無類の強さを発揮する。
ハンドバッグ
アイリーン専用武器。「病院の世界」で手に入る。アイリーンの所有するハンドバッグであり、所々に付いている金属が武器になる。
乗馬用ムチ
アイリーン専用武器。「2度目の地下鉄の世界」で手に入る。
チェーン
アイリーン専用武器。「2度目の森の世界」で手に入る。装備させるとアイリーンが歩くたびにジャラジャラ音が鳴る。
ナイトスティック
アイリーン専用武器。「2度目の水牢の世界」で手に入る。
サブマシンガン
アイリーン専用武器。エンディングでの評価で90点以上を獲得すると次回プレイの「アパートの世界」で手に入る。弾数は無限で威力が非常に高く、相手との距離が大きくても当てることができる。しかし使用するごとにアイリーンの侵食が速く進んでしまい、ヘンリーがダメージを受けることもある。