サイイグアナ

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サイイグアナ
サイイグアナ
サイイグアナ Cyclura cornuta
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 VU.svg ワシントン条約附属書I


C. c. cornuta

VULNERABLE (IUCN Red List Ver.2.3(1994))
Status iucn2.3 VU.svg

C. c. stejnegeri

ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3(1994))
Status iucn2.3 EN.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: イグアナ科 Iguanidae
亜科 : イグアナ亜科 Iguaninae
: ツチイグアナ属 Cyclura
: サイイグアナ C. cornuta
学名
Cyclura cornuta
(Bonnaterre, 1789)
和名
サイイグアナ
英名
Rhinoceros iguana

サイイグアナCyclura cornuta)は、動物界脊索動物門爬虫綱有鱗目イグアナ科ツチイグアナ属に分類されるトカゲ。

分布[編集]

  • C. c. cornuta

アメリカ合衆国ナヴァッサ島)、ハイチイスパニョーラ島)、ドミニカ共和国(イスパニョーラ島)

  • C. c. stejnegeri

アメリカ合衆国(モナ島

形態[編集]

全長130cm。吻端の鱗(吻端板)と鼻孔が開口する鱗(鼻板)は接するか、間に1-2列の小さい鱗が入る。前額板や額板は角状になり、和名や英名(Rhinoceros=サイ)の由来になっている。眼の下に並ぶ鱗(眼下板)は鼓膜までで10-16枚。頬板は不規則に並ぶ。後頭部は瘤状に盛りあがる。頸部背面にはあまり発達しない14-25枚の、鬣状の鱗(クレスト)が並ぶ。胴体や尾の背面にもクレストが並ぶ。大腿孔は32-80個で2列(部分的に1、3列になる個体もいる)に並ぶ。背面の体色は暗褐色や灰褐色、黒。

幼体はクレストが発達しない。体色は黒味が強く、不鮮明な明色の横縞が9本入る。横縞は成長に伴い消失する。

分類[編集]

  • Cyclura cornuta cornuta (Bonnaterre, 1789)
  • Cyclura cornuta stejnegeri Barbour & Noble, 1916  Mona ground iguana

生態[編集]

海岸や岩場、断崖、それらに隣接した乾燥林等に生息する。オスは縄張りを形成し、他のオスが縄張りに侵入すると口を大きく開け互いに押しあって争う。危険を感じると岩の隙間に逃げ込んだり、水中に飛びこんで逃げる。

食性は植物食傾向の強い雑食で、植物の葉、花、果実昆虫類等を食べる。

繁殖形態は卵生。繁殖期になるとオスは頭部を上下に振り、メスに求愛する。1回に5-23個の卵を産む。卵は約80日で孵化する。

人間との関係[編集]

生息地では食用とされることもある。

開発による生息地の破壊、食用の乱獲、人為的に移入されたノイヌ、ノネコ、マングース、ブタによる食害により生息数は激減している。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、110-111、263-264頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、31頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生・はちゅう類』、小学館2004年、84頁。

外部リンク[編集]