ゴンドール

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白の木と、翼ある王冠、七つの星が表されたゴンドールの紋章

ゴンドールGondor)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』及び『シルマリルの物語』の中つ国に存在する架空の国の一つ。

ヌーメノールの沈没をのがれたイシルドゥアアナ-リオンが中つ国に建国した南方王国。gondは「石」dorは「国」を意味し、「石の国」を意味する。アナーリオンが戦死し、イシルドゥアがアルノールの王位を継ぐため北に旅立った後、アナーリオンの息子メネルディルが王位につき、以後、彼の子孫が代々王位についた。白の木を紋章とし、黒地に白の木を旗とするが、王統が途絶えてからは執政家の白旗のみを使用した。

北方王国アルノールが衰える中非常に繁栄したが、疫病や王位をめぐる争い、東からの攻撃などによりやがて衰える。本来首都はオスギリアスであったが、徐々に人口が減り荒廃し、タロンドール王は首都をミナス・アノール(後のミナス・ティリス)へ移した。エアルニル王の時にやや持ち直したが、その子エアルヌア王には子がなく、エアルヌアがミナス・モルグルから帰って来なかったことで王の血統は失われ、以後フーリン家世襲の執政により「王帰りまします時まで」国が治められるようになる。

『指輪物語』の時代には、冥王サウロンの支配するモルドールの脅威に、もはや風前の灯火のごとき危機にあった。冥王が滅びた後にイシルドゥアの子孫アラゴルンがアルノールとゴンドールの統一王国の王、エレスサール・テルコンタールとして首都ミナス・ティリスにて王座に着いた。