ゴッド・アーミー/悪の天使

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ゴッド・アーミー/悪の天使
GOD'S ARMY(THE PROPHECY)
監督 グレゴリー・ワイデン
製作総指揮 W・K・ボーダー
ドン・フィリップス
製作 ジョエル・ソワソン
脚本 グレゴリー・ワイデン
出演者 クリストファー・ウォーケン
イライアス・コティーズ
音楽 デヴィッド・C・ウィリアムズ
デニス・マイケル・テニー
撮影 ブルース・ダグラス・ジョンソン
リチャード・クレイボウ
編集 ソニー・バスキン
配給 Dimension Films
公開 1994年
上映時間 98分
製作国 アメリカ
言語 英語
次作 ゴッド・アーミー/復讐の天使
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ゴッド・アーミー/悪の天使』(ごっど・あーみー/あくのてんし)は1994年製作、公開のオカルトホラー映画
1995年にはCGや新シーンを追加し、再編集した「プロフェシー ゴッド・アーミー全米公開版」(原題THE PROPHECY)がビデオにてリリースされた。

目次

[編集] キャスト



注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


[編集] ストーリー

かつて神を信じきれず聖職者になりそこねたトーマス刑事は、ある日、奇妙な殺人事件に出くわす。 殺人現場の部屋にはかつて自分が書いた本と、ホーソン大佐という老人の死亡記事に印の付けられた、アリゾナ州チムニー・ロックの地方新聞が残されていた。
しかしそれらの品以上に奇妙だったのは被害者の死体であった。
死体には眼窩はあるものの眼球や視神経が存在せず、骨の組成や血液の成分なども普通の人間とは違っていた。 その上、半陰陽であった。

死体の所持品であった聖書には天国で二度目の戦争が起こったことを語る、存在しないはずの「ヨハネの黙示録 第23章」が記述されていた。
聖書には刻印が刻まれており、死体の首すじにも同じものが刻まれていた。 印の意味は「大天使ガブリエルの僕、天使ウジエル」。 死体は天使のものであったのだ。

一方チムニー・ロックでは小中学校の生徒達による聖歌の合唱会が行われていた。 教師のキャサリンの指揮で歌う生徒たちの中には、ネイティブ・アメリカンの少女、マリアの姿もあった。
その頃、町の教会に安置されたホーソン大佐の棺の前に、ある男が現れた。 彼は殺人事件のおこる前にトーマスの前に現れた男であり、ウジエルを殺した張本人でもあった。 彼もまた天使であった。 名はシモン。 「この世でもっとも邪悪な魂」を、天国で戦争を引き起こした天使達に渡さないため、地上に降り立ったのである。

再び奇妙な事件が、トーマスの警察署で起こった。 安置所で例の死体が何者かによって燃やされ、事件の証拠品もすべて盗まれたのだ。 トーマスはこれらの事件の真相を明らかにするため、一人チムニー・ロックへと向かう。

しかし彼より先にチムニー・ロックへ向かった者たちがいた。 一人は神父の黒い上着を羽織った男、もう一人は死の淵から引き戻され、下僕として使役されている自殺者であった。
この黒い上着の者こそ、天国で戦争を起こした「死の天使」、大天使ガブリエルだった。

[編集] 概要

本作は「ハイランダー/悪魔の戦士」や「バックドラフト」で脚本を手掛けたグレゴリー・ワイデンの初映画監督作品である。
「神が人間を愛することに嫉妬した天使達が天国で再び戦争を起こす」という設定を主軸に、信仰をテーマにしている。 作中には宗教知識が多く散りばめられており、その方面の知識を多少持っていればより楽しめるものとなっている。

キャストにはクリストファー・ウォーケンを始め、エリック・ストルツやヴァージニア・マドセンといった個性派が揃い、作品を盛り上げている。
特にウォーケン演じるガブリエルは熾天使としての威厳を持ちつつ悪の天使としての恐ろしさも兼ね備え、どこか寂しさを漂わせるキャラクターとして突出している。 本作は彼の出演作の中でも、ファンからは上位に選ばれることが多い。
また、後にロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役で人気を得たヴィゴ・モーテンセンがルシファー役として出演している。 彼の出番は多くはないものの、その魅力的かつ不気味な堕天使の演技も好評価を得ている。

キャストらの好演と共に本作の特徴的な部分は、随所に見られる独特な演出である。 特に猛禽類的な「天使座り」や、ガブリエルがウジエルの死体を燃やすシーン、ラストのルシファーが去るシーンなどは、特に印象深いものとなっている。

作中の静かな雰囲気や、聖歌をモチーフにしたBGMも本作の魅力である。
日本でも一部のファンからはカルト的な人気を博しているが、未だ国内向けでのDVD化がされていないため、DVD化を望む声も多い(配給会社の違うシリーズ3作目のみはDVD化されている)。

[編集] プロフェシー ゴッド・アーミー全米公開版

全米公開版として新しいシーンの追加・カットが行われており、エンディングの音楽がスキッド・ロウの「Breakin' Down」に変更されたもの。

代表的な変更部分は、オープニングシーン(ゴッド・アーミーではブランコに乗っている幼い時のトーマスにルシファーが語りかけていたものが、プロフェシーではシモンのモノローグに変わっている。)、それからクライマックスシーンでのコンピューターグラフィックスの追加である。
しかしCGの追加部分はその技術レベルもあいまって、日本のファンの中には元々の雰囲気を壊しているといった意見を挙げる者も少なくない。

[編集] シリーズ

UprisingとForsakenは日本では未発表。またこの2作にはクリストファー・ウォーケンは出演していない。またファンの自作作品だが「ヘルレイザー」とクロスオーバーした「Hellraiser: Prophecy」という作品もある。

[編集] サウンドトラック

 映画公開より10年以上のブランクを経て、サウンドトラックCDが発売された。(日本では輸入盤のみ。)

  • タイトル : 「The Prophecy」
  • 作曲者 : デヴィッド・C・ウィリアムズ
  • レーベル : Perseverance
  • 発売日 : 2006年7月18日
  • 曲数/分数 : 28曲/61分38秒

[編集] その他

  • 1996年 サターン・アワード 最優秀ホラー映画作品賞/最優秀助演男優賞(クリストファー・ウォーケン)ノミネート
  • 第60回ヒューゴー賞短編小説部門、第35回星雲賞海外短編部門を受賞した「地獄とは神の不在なり」(収録:『あなたの人生の物語』ハヤカワ文庫 ISBN 4-15-011458-7)について作者のテッド・チャンは「この映画を見たあとで天使にまつわる話が書きたくなった」と述べている。

[編集] 関連項目