コルコバードのキリスト像

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座標: 南緯22度57分5秒 西経43度12分39秒 / 南緯22.95139度 西経43.21083度 / -22.95139; -43.21083

コルコバードのキリスト像
リオデジャネイロにおけるコルコバードのキリスト像の位置
リオデジャネイロにおけるコルコバードのキリスト像の位置
リオデジャネイロにおけるコルコバードのキリスト像の位置

コルコバードのキリスト像(コルコバードのキリストぞう、ブラジルポルトガル語: Cristo Redentor[1], クリスト・ヘデントール)は、ブラジルリオデジャネイロコルコバードの丘にある巨大なキリストの像である。

1922年のブラジル独立100周年を記念して、1922年から1931年にかけて建設された。高さ39.6メートル(内台座の高さが9.5メートル)、左右30メートルであり、635トンの重量がある。その中は、150人程が入れる礼拝堂になっている。

クリスチャン人口が80%を超えるブラジルのキリスト教のシンボルで、リオデジャネイロとブラジルの象徴になった。世界遺産リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」(2012年登録)に含まれている。

コルコバードの丘からの眺望

このキリスト像は、2007年7月に新・世界七不思議の一つに選ばれた。他の六つが比較的古いものであるのに対し、このキリスト像だけは20世紀の建造物である。

この新・世界七不思議はユネスコ世界遺産とは異なり、最終選考は専門家による審議に拠らず選出のために一般からの電話投票とインターネット投票が行われた。そのため、ブラジルではリオデジャネイロに本拠を置く同国最大の放送局・メディア企業であるグローボを筆頭にブラデスコ銀行などの有力企業の後援の元、数百万ドルが投じられ、この自動応答式の電話投票を無料で行える“Vote no Cristo””(キリスト像に投票しよう)キャンペーンが行われ、7月はじめまでの時点でおよそ1000万人のブラジル人がキリスト像に票を投じた[2]

キリスト像へのプロジェクション[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Redentorとは、「贖う者」という意味で、イエス・キリストのこと。
  2. ^ [1][リンク切れ]
  3. ^ http://markezine.jp/article/detail/14114
  4. ^ キリスト像が白衣姿に、医療従事者へ感謝の意”. CNN (2020年4月14日). 2020年4月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]