コニファーフォレスト

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コニファーフォレスト
(SEIKO-OVAL)
施設情報
用途 冬季:スケートリンク
夏季:イベント会場
事業主体 富士急行
管理運営 株式会社富士急ハイランド
竣工 1986年(昭和61年)
所在地 403-0016
山梨県富士吉田市松山
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コニファーフォレストは、山梨県富士吉田市にある富士急行所有のスケート場、野外コンサートホール。

概要[編集]

1986年(昭和61年)に開催されるかいじ国体冬季スピードスケート会場として、国道139号を挟んだ富士急ハイランドの南側にクラブハウス付全周400mのスケートリンクが整備され、冬季大会開会式が行われた1月28日に開園した。

かいじ国体で使用された後は主に富士急行スピードスケート部が練習場と使用しており、アルベールビル女子500m銅メダル橋本聖子長野五輪女子500m銅メダル岡崎朋美をはじめ、多くのオリンピック選手をこのリンクで育成した。また、練習日以外は山梨県内の小学校を対象としたスケート教室の開催や、ハイランド内のリンク「クリスタルラグーン」と合わせて一般にも貸し出している。

現在、同スケート部に所属していた橋本聖子の功績を称え『SEIKO-OVAL』(セイコオーバル)の名前が付けられている。また、クラブハウス内には岡崎朋美の功績を称えた「スケートミュージアム」も設置されている。

コンサート会場として[編集]

コンサートでの使用例

夏季はリンク化されない一方で、「サウンドコニファー229」と題し、近隣の河口湖ステラシアターと共に大型ライブ等の屋外イベント会場として使用されている。

レゲエジャパンスプラッシュサマーソニックオーガスタキャンプなどの大型ロックフェスティバルダンスミュージックフェスティバルの会場として開催される、いわゆる「会場貸し」や、大物アーティストのワンマンコンサートなど、様々な形態にて開催される。「気志團万博2006」など、富士急ハイランドという特性を活かしたアミューズメント性の高い音楽イベントも実施されている。20周年目の2008年公演では、富士山近辺という地域を意識し、環境問題を取り上げたフェスティバル「FUJI QUEST 2008」を実施。同じく2008年公演として、テクノハウスミュージックを取り上げた「OTODAMA AFTER PARTY 2008」テイ・トウワStudio Apartmentケン・イシイDAISHI DANCERYUKYUDISKOブライアン・バートンルイス等出演)を実施。

近年では、アニメゲーム声優系の公演も多くなり、公演時期に合わせ富士急ハイランドでコラボイベントを実施するケースもある。

2011年の公演をもって一旦中断したものの、2013年に再開され、それ以降毎年開催されている。

主な使用実績[編集]

冬季[編集]

  • 第41回国民体育大会(かいじ国体)冬季スピードスケート会場
  • 第56回国民体育大会(かいじきらめき国体)冬季スピードスケート会場
  • 第60回国民体育大会(やまなし・ゆめふじ国体)冬季スピードスケート会場
  • 第73回国民体育大会(富士の国やまなし国体)冬季スピードスケート会場
  • 県内主要スケート大会

夏季[編集]

所在地[編集]

  • 山梨県富士吉田市松山
    • 本来の所在地は上記のとおりであるが、ハイランドの施設に含まれるため、富士急行公式では「富士吉田市新西原5丁目6番地1号」と表記されている。

アクセス[編集]

  • バスターミナルのある富士急ハイランド第一入園口から、国道139号を跨いだ高架橋を渡ると当地となる。
  • 富士急行線富士急ハイランド駅からの場合は間にハイランドの本園があるが、ハイランドは入園のみであれば無料であるため、営業時間中は無料入園券で通行できる(ただし入場時には荷物検査や顔登録が必要)。
    • ハイランド営業開始前・営業終了後の場合は閉鎖されているため、大幅に迂回する必要がある。
    • ライブ終演直後は閉園時間中の園内を通行できるように手配されることがある。
  • 車で来場の場合コニファーフォレスト側にも駐車場があるが(施設内2000台、臨時駐車場1500台)[5]、「サウンドコニファー229」が開催される場合はすぐ満車になるため、主催者の富士急エンタープライズは各地からのツアーバスや公共交通機関を利用することを勧めている。
    • 来場者が近隣店舗に無断駐車をしたことにより、店舗の利用者が駐車できなくなるなどのトラブルも発生しており[5]、2022年8月には来場者の無断駐車に対し飲食店がライブを行ったグループのファンを非難する看板を掲示したことで物議を醸す事態ともなった[6]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 両作品に出演している愛美及び小岩井ことりの2名は2週連続での来場となった。

出典[編集]

  1. ^ Aviciiの来日がキャンセルに | クラベリア”. clubberia.com. 2024年3月15日閲覧。
  2. ^ AVICII”. www.creativeman.co.jp. 2024年3月15日閲覧。
  3. ^ D4DJ D4 FES. -Be Happy- REMIX”. D4DJ(ディーフォーディージェー)公式サイト. bushiroad. 2021年6月5日閲覧。
  4. ^ ARGONAVIS LIVE 2021 JUNCTION A-G”. ARGONAVIS(アルゴナビス) from BanG Dream! 公式ポータルサイト. ARGONAVIS. 2021年6月5日閲覧。
  5. ^ a b 【独自取材】迷惑な「無断駐車」が横行 “富士急”ライブ開催で周辺施設が怒り…ドライバーの言い分は”. FNNプライムオンライン. フジテレビジョン (2022年8月22日). 2022年8月26日閲覧。
  6. ^ 「最低限のマナー守れない」ファンに抗議看板 敷地内に無断駐車相次ぐ...主催者も事態把握「残念です」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2022年8月22日). 2022年8月26日閲覧。

外部リンク[編集]