コドルニウ

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コドルニウのワイン博物館

コドルニウ・グループ (Grup Codorníu) は、1551年に創業され、450年以上の歴史を持ち、現当主が18代目という長い伝統を持つワイナリー・グループである。1872年にフランスのシャンパーニュと同じ伝統方式(瓶内二次発酵)による「カバ」(後述)をスペインで初めて誕生させ、全世界に広げた。

現在はスペインのバルセロナに本社をおき、傘下にスペイン国内8つ、カリフォルニア、アルゼンチンにそれぞれ1つの計10のボデガ(ワイナリー)を主に所有。ワイン造りを支える自社所有のぶどう畑の総面積は、3000ヘクタールに及び、個人企業としては、ヨーロッパの中でも有数の規模である。

コドルニウ家直系の最後の子孫アナ・コドルニウはミケル・ラベントスと1659年に結婚し、現在までラベントス家が経営を引き継いでいる。1872年ホセ・ラベントスがスペインで最初に伝統方式(シャンパーニュと同じ瓶内発酵)で、カバ(スペインのスパークリングワイン)を造ることに成功し、1885年に商品化された。1894年にはベルギー・アントウェルペンの万博でスペインのワインとして初めて金賞を受賞するなど、常にスペインのカバメーカーのリーダーとして活動している。

1897年には当時のスペイン王妃マリア・クリスティナ・フォン・エスターライヒによってスペイン王室御用達のカバに指定され、その後、王室でのさまざまな行事で使用されている。

バルセロナから北西に45kmほど離れたサン・サドゥルニ・ダノイア村に生産拠点であるボデーガ(ワイナリー)の建物は、ガウディと同時期に活躍した、ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルクes)の手による。モデルニズモ様式を代表する建築物として、1976年に国の重要文化財に指定され、その地下蔵は5層、総延長30kmに及び、世界最大といわれている。

1975年以降はスティルワイン造りにも情熱を注いでおり、カリフォルニア大学デービス校と共同でライマットのぶどう畑を整備、最新設備の導入や、栽培、醸造技術の改革などが行われ、さらに高品質なワインを製造することにも成功。

現在では年間4500万本のカバを生産し、世界100カ国以上へ輸出している。

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