コチャニ・オルケスタル

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コチャニ・オルケスタル
Кочани оркестар
Kočani orkestar
ベイルートと共演するコチャニ・オルケスタル
基本情報
別名 コチャニ・オーケスター (別表記)
出身地 北マケドニア共和国の旗 北マケドニアコチャニ
ジャンル チョチェク
ロマ音楽
バルカン・ブラス
バルカン半島の音楽
ワールド・ミュージック
活動期間 1995年~現在
レーベル Crammed Discs
Divano Productions
共同作業者 ベイルート
公式サイト Divano Production
メンバー Saban Jasarov
Redzai Durmisev
Nijazi Alimov
Sukri Zejnelov
Suad Asanov
Ajnur Azizov
Durak Demirov
Turan Gaberov
Sukri Kadriev
Dzeladin Demirov

コチャニ・オルケスタル(Kočani orkestar、マケドニア語Кочани оркестар) は、マケドニアコチャニ出身の、ロマ音楽のブラスバンドである。日本語の別表記は「コチャニ・オーケスター」。Kocani orkestarKocani OrchestraKochani orkestarKochani Orchestra などとも表記される。2000年までナート・ヴェリオフ(Naat Veliov)がリーダーだった。

コチャニ・オルケスタルは、かつてのユーゴスラビア全域に見られた、バルカン・ブラス・バンドの様式を持つグループの中でも、非常にファンキーなバンドのひとつである。また、往年のトルコ軍のバンドが演奏していた音楽を直接受け継いでいる。彼らは、マケドニアの都市コチャニ出身である。彼らの音楽は、バルカン半島の各地に伝わるジプシーの旋律とトルコのリズムを基本としつつ、ラテンの要素も取り入れている。

彼らの曲「Siki, siki baba」は、カザフスタンの音楽とは何の関係もなかったが、映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」のサウンドトラックで使われた。ナート・ヴェリオフは、ロマの歌手エスマ・レジェポヴァと共に、曲の不正使用に関して、この映画のプロデューサーに対する訴訟を起こしている[1][2]

ディスコグラフィー[編集]

  • ジプシーのブラスバンド(A Gypsy Brass Band) 』(1995年)
  • L'Orient Est Rouge 』(1998年)
  • ジプシー・マンボ(Gypsy Mambo) 』(1999年)
  • Ulixes 』(2001年)、ハルモニア・アンサンブル(Harmonia Ensemble)との共作
  • ひとりぼっちの結婚式(Alone At My Wedding) 』(2002年)
  • 夢中の花嫁(The Ravished Bride) 』(2008年)

メンバー[編集]

演奏するコチャニ・オルケスタル

参照[編集]

出典[編集]

  1. ^ ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (2006) FAQ
  2. ^ "The Ravished Bride"
  3. ^ http://www.divanoprod.com/ViewPage.aspx [リンク切れ] Main page → Kocani Orkestar → the group

外部リンク[編集]