コセミクジラ

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コセミクジラ
Pygmy right whale size.svg
ヒトとのサイズ比較
保全状況評価
DATA DEFICIENT (IUCN Red List)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : ヒゲクジラ亜目 Mysticeti
: コセミクジラ科 Neobalaenidae
: コセミクジラ属 Caperea
: コセミクジラ Caperea marginata
学名
Caperea marginata Gray[1]1846
英名
Pygmy Right Whale
コセミクジラの分布図
コセミクジラの分布図

コセミクジラ小背美鯨)はヒゲクジラ亜目コセミクジラ科に属する水棲哺乳類。コセミクジラ科は、現生種ではコセミクジラ1属1種のみで構成される。体長 4-6.5m(ただし雄の最大は6m[2])、体重 3-3.5 t とヒゲクジラ類の中では最も小さい。セミクジラに似た流線型の体型とアーチ状の上あごを持つ。しかし似ている部分はそういった点でだけであり、実際には背びれを持つ、胸びれや頭部が身体に比して比較的小さい、など外観でもセミクジラと異なる点は少なくない上に、骨格においても頭骨、耳骨などの形態においては、セミクジラと共通する要素は少ない。他の現生種のクジラとの分岐はセミクジラ科の次であるとされ、名前に反してコククジラナガスクジラに近縁である。[3]

南半球温帯域(南緯30-52度)のみで活動する。目撃されることが非常に少ないため、生態には不明な点が多い。また、体が小さく、滅多に観られない事もあってか、ヒゲクジラ類中唯一捕鯨の対象から逃れる事が出来たが、それ故に他のクジラに比べて調べられていない事が多く、ヒゲクジラ類の中ではもっとも研究が進んでおらず、生息数や生息状況の調査も不明のままである。

脚注[編集]

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  1. ^ サミュエル・フレデリック・グレイ (1766 – 1828) or ジョン・エドワード・グレイ (1800-1875)
  2. ^ 『鯨類学』 図鑑/世界の鯨類14
  3. ^ 『鯨類学』 pp.42-43

参考文献[編集]