コキーコヤスガエル

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コキーコヤスガエル
Common Coquí.jpg
コキーコヤスガエル
Eleutherodactylus coqui
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : Neobatrachia
: ユビナガガエル科
Leptodactylidae
亜科 : Eleutherodactylinae
: Eleutherodactylus
: コキーコヤスガエル
E. coqui
学名
Eleutherodactylus coqui
Thomas, 1966
和名
コキーコヤスガエル
英名
Common Coquí

コキーコヤスガエル(コキー子安蛙、学名:Eleutherodactylus coqui)は両生綱無尾目ユビナガガエル科に分類されるカエルの一種。原産地のプエルトリコでは、そのかわいらしい外見から国民的な人気があり、国獣に指定されている。

分布[編集]

プエルトリコを原産地とする[1]

小アンティル諸島(セント・トーマス島、セント・ジョン島、セント・クロイ島)、フロリダ南部の一部、ハワイ諸島マウイ島ハワイ島)、ガラパゴス諸島に移入分布する[2]

特徴[編集]

コキーコヤスガエル

頭胴長3.3-5.8cm[1]。四肢の指先には水かきはほとんどなく、発達した吸盤がある。

「コ、キー」と鳴く[1]

樹上性だが、卵は地上に産む[2]オタマジャクシにはならず、卵からカエルの姿で生まれる「直接発生」を行う[1]。よって、水域がなくても繁殖が可能である。

外来種問題[編集]

コキーコヤスガエル

フロリダでは1966年に、ハワイでは1990年代に個体群が報告された[1]。物資(とくに観葉植物)に紛れ込んで導入されたと考えられている[2]

在来種無脊椎動物を大量に捕食することで、生態系を脅かしている[1]。また、他の外来種(クマネズミジャワマングースミナミオオガシラ)の餌資源となっていることも指摘されている[1]。鳴き声による騒音被害も発生している[1]

こうした悪影響から、本種は世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

日本には定着していないものの、外来生物法により特定外来生物に指定されており、基本的に飼育はできない。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』 平凡社2008年4月21日ISBN 978-4-582-54241-7
  2. ^ a b c コキーコヤスガエル 国立環境研究所 侵入生物DB