コカトリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
コカトリス。

コカトリス英語 : Cockatrice, フランス語 : Cocatrix)は雄鶏トカゲあるいはヘビと合わせたような姿の伝説上の生き物である。フランス語では「コカドリーユ」と呼ばれる。雄鶏の産んだから生まれる。さらに、その卵をヘビやヒキガエルなどが温めると孵化するなどとも言われた。飼い主の家にいる人物から少しずつ血を吸い、やがて死に至らしめる。

同じく伝説の生物であるバジリスクとは関わりが深く、元は同じ姿をしていたとか、雌雄関係(どちらが雄か雌かは不明)にあると言われている。そのため、「コカトリス」は「バジリスク」の別称とされる事もある。能力も同じようなものを持ち、見たり触ったりした人を石に変えたり、口から吹きかける息で人を石に変えてしまったりすると言われている。

古代ギリシアの文献ではエジプトマングースを「イクネウモーン」(’Ιχνεύμων, 「後を追うもの」)と呼んでいたが、これがラテン語 Calcatrix に翻訳され、古フランス語 Cocatris を経て「コカトリス」になったという。イクネウモーン(エジプトマングース)は元々はヘビ(あるいはワニ)を殺す動物とされていたが、これが中世イギリスにおいてバジリスクと混同されて1つのものになり、本来の意味とは逆にヘビの怪物と思われるようになったらしい。なお、外見などにニワトリの要素が付け加えられたのは、たまたま名称に含まれている cock (雄鶏)からの連想によると思われる。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]