コウエイトライ

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コウエイトライ
2008年11月15日 京都競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2001年4月8日(8歳)
死没 (現役競走馬)
オペラハウス
ダンツビューティ
母の父 ホリスキー
生国 日本鹿児島県鹿屋市
生産 伊東政清
馬主 伊東政清
調教師 田所清広山内研二栗東
競走成績
生涯成績 平地22戦1勝
障害23戦9勝
獲得賞金 3億6398万円
  

コウエイトライ2001年4月8日 - )は日本競走馬九州産馬としてはゴールドイーグル以来となるJRA重賞2勝馬となり、2008年阪神ジャンプステークス優勝で重賞勝利を6勝に伸ばしている。小倉3歳ステークス勝ち馬のコウエイロマン大井ファーストレディー賞勝ち馬のコウエイソフィアはともに半姉。また、セントライト記念勝ち馬のラガーチャンピオンは近親にあたる。

なお、同馬の馬主である伊東政清は過去にも同じ「コウエイトライ」という名前の1990年生まれの牡馬を所有していたが、こちらは大成できずに終わっている。(ちなみにその馬も1度だけだが障害競走に出走した経歴を持つ。)

目次

[編集] 戦績

[編集] 平地時代

2003年12月阪神競馬場でデビューした。デビュー戦は5着と健闘したが、その後は勝ちきれない競馬が続き、初勝利は、2004年小倉競馬場の未勝利戦だった。

その後も、惜しいレースは続けるものの勝ちきれず、2005年11月京都競馬場の500万下(4着)の競走を最後に障害競走に転向する。

[編集] 障害転向後

2005年12月の阪神競馬場で障害競走のデビュー戦を迎える。 すると、6番人気ながら障害デビューを勝利で飾った。なお、同レースでは後の中山大障害馬のマルカラスカルも障害デビューし、1番人気に推されたものの3着に敗れている。 その後三木ホースランドジャンプステークスでナイストップボーイの2着に入る。しかし、2006年に入り、牛若丸ジャンプステークスでマルカラスカルの8着に敗れるとその後のオープン競走で、落馬競走中止、スプリングゲントの4着に敗れ休養に入る。

そして休養明けの小倉サマージャンプに出走する。 このときは14頭立ての12番人気と全く人気がなかったが57キロの軽ハンデと大逃げを打って、10馬身差のぶっちぎりで重賞を初勝利する。

すると、61キロを背負った小倉の障害オープン競走ではノボリハウツーにクビ差で敗れるが、その直後の阪神ジャンプステークス(この年は阪神競馬場が芝外回りコース増設工事のため、中京競馬場の芝3330mで行われた)で、再び逃げ、ノボリハウツーやラージヒルジャンプの猛追をクビ差でしのいで、レコードタイムで重賞2勝目となる勝利を収めた。さらには東京オータムジャンプではスタートから先頭を譲ることなく見事レコードで逃げ切り勝ちを収め、障害重賞3勝目となった。

2007年緒戦は春麗ジャンプステークス。レース中に落鉄した上、最終障害前にかわされるが、最後の直線ダートコースで再び差し返し勝利を挙げる。(なお余談にはなるが、同レース中には同馬の落鉄した蹄鉄が後ろを追走していたフミノトキメキの左目の下に突き刺さるというアクシデントが起きた。その影響からかフミノトキメキは3着に敗れている)

続いて挑戦したのは阪神スプリングジャンプ。唯一の牝馬で58キロの斤量にも恵まれ、圧倒的1番支持に支持されたが、スリーオペレーターとの激しい争いに敗れ2着になる。しかし、3着との差は2秒4もあり、完全に2頭のマッチレースであったことが分かる。

その後、中山グランドジャンプには出走せず、次の週の京都障害オープン競走に出走。相手にも恵まれ、圧勝するものと思われたが、最後は2着のテイエムトッパズレにハナ差まで詰め寄られ、勝利を収めたものの、非常に僅差の勝利となった。

次に、東京障害オープン競走に出走。しかし、前走と比べて馬体重が20キロも減っていたことも影響してか、勝ち馬ミヤビペルセウスに2.6秒もの差をつけられ2着に敗れた。

さらに続いての東京ハイジャンプでは、自身が昨年東京オータムジャンプでレコードタイムで勝利したコースであったが、出遅れが響き6着に敗れ、さらに勝ったメルシーエイタイムにレコードタイムを更新された。しかし次走の小倉サマージャンプでは、好スタートから先頭に立つとそのまま逃げ切り、トップハンデとなる62kgの斤量も克服し同レース連覇を達成した。続く阪神ジャンプステークスでは、スタート後は好位につけ、途中から先頭に並ぶとそのまま最後まで押し切り、レコードタイムで勝利。昨年に続く同レース連覇を達成した。しかし次の京都ハイジャンプでは1番人気に押されたものの、約1年7ヶ月ぶりの復帰を果たしたテイエムドラゴンに3馬身差で敗れた。

2008年は牛若丸ジャンプステークスに出走するが、マルカラスカルと並んで先頭で迎えた最後の障害で落馬、競走中止となった。その後の阪神スプリングジャンプでは、エイシンニーザンに敗れ2着だった。次走の東京ハイジャンプでは、テイエムエースの6着に敗れた。その後、同レース3連覇を目指して小倉サマージャンプに出走したが、斤量62.5キロのトップハンデが響きバトルブレーヴの2着に敗れた。その後阪神ジャンプステークスに出走、見事勝利し3連覇を果たした。続く京都ハイジャンプでは2着に敗れた。

見事に障害競走で成功を収め、障害競走のグレード制導入後の牝馬としては、テンビーエースメジロベイシンガーをしのぎ、さらに障害馬全体としても、史上6頭目で牝馬では初となる障害重賞6勝目をあげるなど最高クラスの実績を残している。しかし、陣営は中山の坂路を不安視するコメントを出しており[1]、これまでに中山競馬場の競走に出走したことはない。

[編集] 障害競走成績

年月日 競馬場 競走名 人気 倍率 着順 距離 タイム 1F 騎手 勝ち馬/(2着馬)
2005 12. 3 阪神 障害3歳上未勝利 6人 14.9 1着 障3000m(良) 3:18.6 (13.2) 岩崎祐己 (サフランブリザード)
12. 25 阪神 三木HLPJS 3人 7.2 2着 障3900m(良) 4:21.3 (13.4) 小坂忠士 ナイストップボーイ
2006 1. 14 京都 牛若丸JS 2人 5.2 8着 障3190m(不) 3:44.7 (14.1) 小坂忠士 マルカラスカル
2. 25 阪神 障害4歳上オープン 2人 3.7 障3140m(稍) 中止 小坂忠士 ブルーアルパイン
3. 19 阪神 障害4歳上オープン 3人 5.0 4着 障3140m(不) 3:31.1 (13.4) 小坂忠士 スプリングゲント
7. 22 小倉 小倉サマーJ J・GIII 12人 66.0 1着 障3390m(良) 3:42.0 (13.1) 小坂忠士 キングジョイ
8. 5 小倉 障害3歳上オープン 1人 2.4 2着 障2900m(良) 3:07.9 (13.0) 小坂忠士 ノボリハウツー
9. 18 中京 阪神JS J・GIII 3人 4.9 1着 障3330m(良) R3:37.8 (13.1) 小坂忠士 (ノボリハウツー)
10. 14 東京 東京オータムJ J・GIII 2人 5.4 1着 障3300m(良) R3:36.9 (13.1) 小坂忠士 (マイネルオーパー)
2007 2. 3 東京 春麗JS 1人 2.5 1着 障3300m(良) 3:40.0 (13.3) 小坂忠士 クルワザード
3. 10 阪神 阪神スプリングJ J・GII 1人 1.4 2着 障3900m(良) 4:23.8 (13.5) 小坂忠士 スリーオペレーター
4. 21 京都 障害4歳上オープン 1人 1.5 1着 障3170m(良) 3:31.3 (13.3) 小坂忠士 テイエムトッパズレ
5. 19 東京 障害3歳上オープン 1人 2.0 2着 障3300m(稍) 3.40.5 (13.4) 小坂忠士 ミヤビペルセウス
6. 9 東京 東京ハイJ J・GII 2人 2.8 6着 障3300m(良) 3:37.1 (13.2) 小坂忠士 メルシーエイタイム
7. 21 小倉 小倉サマーJ J・GIII 1人 3.4 1着 障3390m(良) 3:42.4 (13.1) 小坂忠士 (キングジョイ)
9. 17 阪神 阪神JS J・GIII 1人 2.4 1着 障3140m(良) R3:27.9 (13.2) 小坂忠士 (メイショウタロー)
11. 10 京都 京都ハイJ J・GII 1人 1.3 2着 障3930m(良) 4:25.1 (13.5) 小坂忠士 テイエムドラゴン
2008 1. 19 京都 牛若丸JS 1人 2.5 障3190m(良) 中止 小坂忠士 マルカラスカル
3. 15 阪神 阪神スプリングJ J・GII 2人 4.6 2着 障3900m(良) 4:23.3 (13.5) 小坂忠士 エイシンニーザン
6. 14 東京 東京ハイJ J・GII 1人 3.2 6着 障3300m(良) 3:41.3 (13.4) 小坂忠士 テイエムエース
9. 20 阪神 阪神JS J・GIII 2人 3.5 1着 障3140m(良) R3:26.4 (13.1) 小坂忠士 バトルブレーヴ
11. 15 京都 京都ハイJ J・GII 1人 2.5 2着 障3930m(良) 4:26.8 (13.6) 小坂忠士 キングジョイ

※タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

[編集] 血統表

コウエイトライ血統  サドラーズウェルズ系ノーザンダンサー系)、Northern Dancer 3×5×5=18.75%)

*オペラハウス
Opera House 1988
鹿毛 イギリス
Sadler's Wells 1981
鹿毛 アメリカ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Colorspin 1983
鹿毛 イギリス
High Top Derring-Do
Camenae
Reprocolor Jimmy Reppin
Blue Queen

ダンツビューティ 1987
黒鹿毛
ホリスキー 1979
黒鹿毛
マルゼンスキー Nijinsky
*シル
オキノバンダ *オンリーフォアライフ
メジロビーナス
ハーモニーゼア 1982
黒鹿毛
*リイフォー Lyphard
Klaizia
マークリゼア *パーソロン
*マーチングソング F-No.9-c