ゲンナジー・パダルカ

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ゲンナジー・イヴァノヴィチ・パダルカ
Gennady Ivanovich Padalka
宇宙飛行士
国籍 ロシアの旗 ロシア
現況 現役
誕生 1958年6月21日
ロシアモスクワ
死没 ロシアクラスノダール
他の職業 パイロット
階級 大佐
宇宙滞在期間 710日6時間22分
選抜試験 1989年
ミッション ソユーズTM-28ソユーズTMA-4第9次長期滞在ソユーズTMA-14第19次長期滞在/第20次長期滞在ソユーズTMA-04M第31次長期滞在/第32次長期滞在
記章 Soyuz TM-28 patch.png Soyuz TMA-4 Patch.png Expedition 9 insignia.png Soyuz-TMA-14-Mission-Patch.png ISS Expedition 19 Patch.png ISS Expedition 20 Patch.png

ゲンナジー・パダルカ(Gennady Ivanovich Padalka、ロシア語:、1958年6月21日 - )は、クラスノダール出身のロシア空軍の軍人、ロシア連邦宇宙局宇宙飛行士である。ミール国際宇宙ステーションの両方で長期滞在を行い、2012年10月時点で、宇宙滞在時間は歴代4位である。

2015年にISS滞在クルーとして飛行を行う予定だったユーリ・ロンチャコフが2013年9月に自己都合で退職することになったため、パダルカが彼の交代クルーとなる予定。もしこの飛行が実現すれば、セルゲイ・クリカレフが持つ累積での宇宙滞在記録803日9時間39分を更新することになる。198日間の滞在ミッションの予定なので、計908日間程度の記録になることが考えられる[1]


家族[編集]

妻は Irina Anatoliyevna Padalka (Ponomareva)で、3人の娘Yuliya、Yekaterina、Sonyaがいる。趣味は映画、パラシュート、スポーツ、ダイビング等である。

教育と経歴[編集]

パダルカは1979年にEisk Military Aviation Collegeを卒業し、卒業後はロシア空軍でパイロットを務め、最終的に大佐の階級になった。ロシア空軍の1級パイロットとして、6種類の飛行機で1500時間の飛行経験を持つ。さらにパラシュート訓練の教官として、300回のパラシュートでの降下経験も持つ。また1994年まで国際連合教育科学文化機関の学習システム国際センターで技術者、生態学者としても働いた[2]。また、アメリカ政府が支援するAdvanced Diagnostic Ultrasound in Microgravityプロジェクトでも研究を行っている。

宇宙飛行士としての経歴[編集]

パダルカは1989年に宇宙飛行士の候補に選ばれ、1989年6月から1991年1月までガガーリン宇宙飛行士訓練センターで基礎的な訓練を行った。1991年にテスト宇宙飛行士としての資格を得た。

ミール[編集]

1998年8月13日、パダルカはセルゲイ・アヴデエフとともにソユーズTM-28でミールを訪れ、生命維持装置の修理とミールを軌道離脱させるための準備を主任務とするミールへの第26次長期滞在に参加した。1999年2月8日11時23分GMT、パダルカとアヴデエフはソユーズTM-29のために前面のポートを空けるため[3]、ソユーズTM-28でミールのX軸ポートを離れ、11時39分GMTに+Xクヴァントポートに再ドッキングした。彼はソユーズTM-28のカプセルで1998年2月27日に地球に帰還した。ソユーズTM-28は2月27日22時52分GMTにミールを離れ、2月28日2時14分GMTにカザフスタンに着陸した。パダルカはこのミッションで宇宙滞在198日16時間を記録した。

国際宇宙ステーションミッション訓練[編集]

1999年6月から2000年7月まで、パダルカは国際宇宙ステーションの緊急事態に備えてソユーズTMの飛行訓練を行った。2000年8月から2001年11月には、第4次長期滞在のバックアップの船長として訓練を行った。

第9次長期滞在[編集]

ズヴェズダモジュールにいる第9次長期滞在時のゲンナジー・パダルカ

2002年3月、パダルカは第9次長期滞在の船長に指名された。第9次長期滞在の乗組員はソユーズTMA-4でカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、2004年4月21日に国際宇宙ステーションとドッキングした。1週間の共同作業と引き継ぎを行った後、地球に帰還した第8次長期滞在の乗組員と交替した。6ヶ月間の任務の間、パダルカは科学実験やシステムの維持、4度の宇宙遊泳を行い、2004年10月23日にカザフスタンに帰還した。このミッションを終え、パダルカは15時間45分22秒の宇宙遊泳を含む、187日21分17秒の宇宙飛行記録を加えた。

第19/20次長期滞在[編集]

ピアースモジュールにいる第19次長期滞在時のゲンナジー・パダルカ

パダルカは2009年に第19次長期滞在第20次長期滞在の船長として再び国際宇宙ステーションに戻ってきた。ソユーズTMA-14は2009年3月26日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、2日後に国際宇宙ステーションにドッキングした。パダルカは第20次長期滞在で、6人体制となった国際宇宙ステーション(ISS)での初めての船長を務め、2009年10月11日に地球に帰還した。

第31/32次長期滞在[編集]

2012年5月15日に打ち上げられたソユーズTMA-04Mに搭乗したパダルカは、5月17日から3回目のISS長期滞在を開始し、9月17日に帰還した。このミッションを追えた時点での宇宙滞在記録は計710日間となった。

船外活動[編集]

2012年11月時点で、パダルカは9回の宇宙遊泳を実施している。

脚注[編集]

  1. ^ “Padalka to replace Lonchakov in ISS mission”. Interfax. (2013年9月25日). http://www.interfax.com/newsinf.asp?pg=3&id=446598 2013年12月28日閲覧。 
  2. ^ http://www.spacefacts.de/bios/cosmonauts/english/padalka_gennady.htm
  3. ^ Mark Wade (2001年3月12日). “Soyuz TM-28”. 2010年6月4日閲覧。

出典[編集]