ゲゲゲの女房 (映画)

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ゲゲゲの女房
監督 鈴木卓爾
脚本 大石三知子
鈴木卓爾
出演者 吹石一恵
宮藤官九郎
音楽 鈴木慶一
主題歌 ムーンライダーズ feat. 小島麻由美
『ゲゲゲの女房のうた』
撮影 たむらまさき
編集 菊井貴繁
製作会社 『ゲゲゲの女房』製作委員会
配給 ファントム・フィルム
公開 日本の旗 2010年11月20日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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ゲゲゲの女房』(ゲゲゲのにょうぼう)は、漫画家水木しげるの妻・武良布枝が著した自伝ゲゲゲの女房』を原案に制作され、2010年11月20日[1][2]に公開された日本の映画作品である。

鈴木卓爾監督の長編2作目にあたり、第25回高崎映画祭で最優秀監督賞と最優秀主演女優賞を受賞し、『花の街 ふかや映画祭2010』の特別招待作品でもある。

概要[編集]

『ゲゲゲの女房』はNHK総合連続テレビ小説としてTVドラマ化され、2010年4月から9月まで放送された。映画化はこのドラマ化に先行して企画され、鈴木卓爾監督、スローラーナーの制作・配給(後に配給会社はファントム・フィルムに変更)により、2009年1月から1年ほどかけ脚本を起し、2010年初めに撮影を開始[3]、同年春にはクランクアップした。

主演は武良布枝役に吹石一恵、茂役に宮藤官九郎、他には布枝の姉・初枝役に坂井真紀など。またテレビドラマ版との掛け持ち出演者では、布美枝の友人役で出演した平岩紙が、映画では布枝の兄嫁・只子役として出演している。他にテレビドラマ版で質店店主として出演した徳井優が妖怪ぬらりひょん役で、また水木プロのアシスタント・菅井伸役として出演した柄本佑が編集者役で、それぞれ映画に出演している[4]

内容は水木が有名漫画家になるまでの、4年間ほどの貧乏な夫婦生活を描くものとなる[3]

映画での武良家は、埼玉県深谷市に現存する一軒家を改築して撮影された。他にも、布枝の実家である安来の飯塚酒店には市内の旧七ツ梅酒造跡[5]が使われるなど、全編にわたって深谷を主体に撮影が行われた[6]

また、ストーリー展開当時の史実や再現にも力が入れられたテレビドラマ版と異なり、映画の表現として、今の風景の中で昭和30年代を演じることをコンセプトとしている[7]。また、映画のプロデューサーの越川道夫はNHKのプロデューサーとも連絡を取り合っているという[3]

キャッチコピーは「お見合いから5日後の結婚。夫婦になる―」。

ストーリー[編集]

島根に住んでいた布枝はお見合いから5日後、東京でしげるとの結婚生活を始める。二人はその日の食うものにすら事欠く辛い貧乏生活を何年も送ることとなる。そんなある日、二人の家に一人の漫画雑誌の編集者が訪れる。雑誌での連載を依頼する編集者に対してしげるは意外な返答をする。

キャスト[編集]

※平岩紙、徳井優、柄本佑、諏訪太朗は役柄が異なるものの、テレビドラマにも出演していた。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 武良布枝(実業之日本社刊)
  • 監督 - 鈴木卓爾 [8]
  • 脚本 - 大石三知子、鈴木卓爾
  • 撮影 - たむらまさき
  • 照明 - 平井元
  • 音響 - 菊池信之
  • 美術 - 古積弘二
  • 編集 - 菊井貴繁
  • 装飾 - 吉村昌悟
  • 衣装 - 宮本まさ江
  • メイク - 小沼みどり
  • 助監督 - 松尾崇
  • 制作担当 - 金子堅太郎
  • 特殊造型 - 百武朋
  • アソシエイトプロデューサー - 大野敦子
  • アニメーション製作 - 大山慶、和田淳
  • 音楽 - 鈴木慶一
  • VFX - クワハラマサシ
  • 企画・プロデュース - 越川道夫
  • プロデューサー - 佐藤正樹
  • 製作 - 『ゲゲゲの女房』製作委員会
製作委員会メンバー - ファントム・フィルム、スロー・ラーナー、ダブルアップエンタテインメント、ワコー、ぴあ舞夢プロ、リトルモア、キングレコード讀賣テレビ放送実業之日本社朝日新聞社

主題歌[編集]

受賞[編集]

  • 第25回高崎映画祭で、最優秀監督賞に鈴木卓爾が、最優秀主演女優賞に吹石一恵が選ばれた[10]

関連番組[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 島根県と鳥取県で2010年11月6日より先行公開、一般公開は11月22日より公開。公式サイトからYouTubeにリンクされた予告編の内容より。
  2. ^ 水木(武良)夫妻の出身地である島根・鳥取両県の4館では11月6日から先行公開された。参照:映画「ゲゲゲの女房」、11月6日先行上映 県内2館アサヒコム・マイタウン鳥取、2010年9月15日。また、水木プロのある調布市では、10月14日に、主な撮影場所であった深谷市では10月11日にプレミア先行試写が実施された。参照:映画公式サイトの新着情報・2010年9月28日深谷フィルムコミッション
  3. ^ a b c 「ゲゲゲ」クドカン“役者魂”に、吹石一恵ウットリスポニチ Sponichi Annex ニュース、2010年2月16日
  4. ^ 映画の公開時期こそテレビ(朝ドラ)終了後であるが、撮影時点ではテレビはまだ放送されていなかったため、両者間の影響はほとんどない。参照:映画版『ゲゲゲの女房』に主演した吹石一恵と宮藤官九郎、NHKのテレビ版は意識しなかった!シネマトゥデイ、2010年9月22日
  5. ^ テレビ版でも「飯田家」ではないものの、紙芝居のシーンで撮影が行われた。参照:「ゲゲゲの女房」は今! その50。また、他の映画やテレビドラマの撮影に使われた実績もある。
  6. ^ 深谷フィルムコミッション
  7. ^ 映画公式サイト - 作品情報 - 制作ノートより。また、公式サイトや映画関係のウェブサイトなどで公開されている水木(武良)夫妻のスチールや宣伝ポスター画像には、昭和30年代にはなかった畑の大規模なビニールハウスや、超高圧送電線鉄塔携帯電話基地局アンテナなどの背景も写っている。参照:CINEMA TOPICS ONLINE
  8. ^ 共同脚本も手掛ける。
  9. ^ ムーンライダーズ&小島麻由美、ゲゲゲの主題歌シングル化 ナタリー、2010年8月20日
  10. ^ http://www.wind.ne.jp/tff/2011/jyusyou.html 高崎映画祭]

外部リンク[編集]