グーテンベルグ・リヒター則

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エネルギー(横軸下)とマグニチュード M(横軸上)の対応関係と、その規模の地震が発生する頻度 n(毎年、縦軸)。このグラフの傾きがb値。

グーテンベルグ・リヒター則(グーテンベルグ・リヒターそく、: Gutenberg–Richter lawGR則またはG-R則)は、ドイツの地震学者ベノー・グーテンベルグとアメリカ合衆国の地震学者チャールズ・リヒターが見出した、地震の発生頻度と規模の関係を表す法則である。片対数グラフで表すと直線関係になる。

数式表現[編集]

様々なb値に対する地震のマグニチュードM と頻度n の関係

マグニチュードM のときの地震の頻度をn(回/年)とすると、Mn の関係は、パラメーターab を使って次の式により表される。

\log_{10} n = a - bM

または

\!\,n = 10^{a - b M}

傾きを表すb を「b値」と言う。b値の具体的な値は、統計期間や地域により若干異なるものの、0.9~1.0前後となる。この式から、マグニチュードが 1 大きくなるごとに地震の回数は約10分の1となることがわかる。

b値の変化[編集]

傾きであるb値には地域性が見られる。一般に、地下構造が複雑で不均質な場所ではb値が大きいとされている。

スマトラ島沖地震 (2004年)2011年東北地方太平洋沖地震など大地震の発生に先だってb値が低下したとの報告があり[1][2]、前兆現象のひとつとして注目されている[3]

出典[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]