グロースターの仕たて屋

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グロースターの仕たて屋』(-したてや、The Tailor of Gloucester、1903)は、ビアトリクス・ポター作のピーターラビットの絵本である。

あらすじ[編集]

グロースターの町に貧しい仕立て屋が暮らしていた。

裁ち屑はねずみ用の服を作るのがせいぜいという苦しい生活だったが、クリスマス前のある日(火曜日と思われる)、仕立て屋は市長土曜日のクリスマスに行う婚礼のための上着の注文を受ける。

布の裁断を終えて家に帰った仕立て屋は、家の切り盛りをしているのシンプキンに最後の金で食料と、ボタンホールをかがるためのあな糸を買ってくるように言う。シンプキンが帰ってくるまでに仕立て屋はシンプキンが捕まえて食器の下に閉じ込めておいたねずみを逃がしてしまう。怒ったシンプキンは買ってきたあな糸を隠す。仕立て屋はショックの余り3日間にわたって病気で寝込んでしまう。

クリスマス・イブの深夜、シンプキンは仕立て屋の仕事場に行く。すると、中ではねずみ達が仕立て屋の代わりに上着を縫っていた。クリスマスの朝、目覚めた何も知らない仕立て屋はあな糸と反省したシンプキンを見る。急いで仕事場に行った仕立て屋が見たものは、ボタンホール一つを残して(あな糸が足りなかった)見事に出来上がっていた上着だった。その後もこの仕立て屋は素晴らしい上着を作り続けた。