グロスター公

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現在のグロスター公、リチャード王子

グロスター公爵(Duke of Gloucester)は、イギリス王室でしばしば時の君主の息子の1人に授けられる公爵位であり、その名はグロスタシャーグロスターの地名にちなんでいる。現在の第6期の従属爵位は、アルスター伯爵とカローデン男爵である。

この爵位は最初エドワード3世の13番目の子であるトマス・オブ・ウッドストックに授けられた。しかしトマスの死により爵位は消滅した。次はヘンリー4世の5番目の子であるハンフリー・オブ・ランカスターに授けられた。

第3期は1461年、エドワード4世が即位すると弟のリチャードに授けられた。後にリチャードが国王に即位すると、公爵領は国王領に編入された。リチャードの死後、3人のグロスター公の3人ともが後継ぎ無しに死んだためにこの爵位は不吉とされ、150年間誰にも授与されなかった。

次のグロスター公はチャールズ1世の息子のヘンリー・ステュアートに授けられたが、彼が亡くなると爵位自体が公式に消滅した。

アン女王の息子のウィリアム王子が彼の生涯(1689年-1700年)に渡って「グロスター公」と自称していたが、結局正式には公爵位は与えられなかった。

フレデリック・ルイスも若い頃(1718年-1726年)にグロスター公を自称していたが、後にエディンバラ公に列せられるとそちらを使うようになった。

次のグロスター公の創設はジョージ3世の弟ウィリアム・ヘンリーの時であり、正式爵位は「グロスター=エディンバラ公」となった。

現在の第5期のグロスター公の創設はジョージ5世の子ヘンリー王子の時の事である。ヘンリー王子が亡くなると、爵位は息子のリチャード王子が継承し、現在に至っている。現時点での推定相続人はアルスター伯アレクサンダー・ウィンザーである。

グロスター公 第1期(1385年)[編集]

グロスター公 第2期(1414年)[編集]

リチャード3世は1483年に即位するまでグロスター公だった。

グロスター公 第3期(1461年)[編集]

グロスター公 第4期(1659年)[編集]

グロスター=エディンバラ公(1764年)[編集]

グロスター公 第5期(1928年)[編集]