グレンウッド・スプリングス (コロラド州)

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グレンウッド・スプリングス, コロラド
—  都市  —
グレンッドの洞窟から南に向かっての町の景色
Location in コロラド州、ガーフィールド群

グレンウッド・スプリングスは、アメリカ合衆国コロラド州ガーフィールド郡に属する人気の高い都市。2012年の都市の統計人口は9,677人[1]。グレンウッド・スプリングスは、2011年の Best of the Road Rally contestで "Most Fun Town in America" (アメリカで最も楽しい町)に選ばれた。

歴史[編集]

Glenwood Hot Springs Bathhouse, Glenwood Springs, built c. 1888.

グレンウッド・スプリングスは、元々はディフィアンス(Defiance)という地名で知られていたが、町の創設者であるアイザック・クーパー(Isaac Cooper)と妻のサラ(Sarah)によって現在の名前に変更された。グレンウッド・スプリングスは、ディフィアンスという地名で1883年に設立されてから、100年以上の歴史を持つ温泉リゾート地。

1887年に鉄道が開通してからリゾート開発が始まり、1893年には上流階級向けに高級温泉リゾートが開業。グレンウッド・スプリングス駅は 駅舎も開業当時のものが使われている。この駅舎はロマネスク・リバイバル様式の、赤い砂岩で造られた建物で、これは温泉ロッジやホテル・コロラドと景観を合わせるために採用された建築様式。100年の歴史を持つ赤味を帯びた石造りの駅舎は、この温泉地の一つのシンボルとなっている。また、その当時に建てられた温泉ロッジやホテルは今なお健在で、毎年多くの観光客が訪れる、人気の高い観光名所の一つになっている。ホテル・コロラドは、ウィリアム・タフトセオドア・ルーズベルトなど大統領も訪れたホテルとして、由緒あるヒストリックホテルに指定されている。このホテルも健在で、人気の高いホテルとして、今なお多くの観光客を楽しませている。

地理[編集]

グレンウッド・スプリングスは、徒歩だけでいろいろな場所に行けるアメリカの町の一つであり、アメリカのウォーキング雑誌でも紹介されている[2]。町は、川の流域にあり、コロラド川とローリングフォーク川の合流点にある。川沿いには、リバー・トレイル(River Trail)があり、散歩やサイクリングを楽しめる。また、川だけでなく、山や渓谷、洞窟にも囲まれており、多様な自然を楽しめる。

交通[編集]

Glenwood Springs train station run by Amtrak.

アムトラック[編集]

デンバー空港からは、まずはバスで市内まで乗り継ぎ、ダウンタウンにあるアムトラックの駅からグレンウッド・スプリングスに来ることができる(事前に予約が必要)。グレンウッド・スプリングのアムトラックの駅はダウンタウンにあり、ホテルやレストラン、観光地も近く、便利な場所に位置している。

デンバーからは概ね6時間の長旅になるが、大きな窓から、山を越え、キャニオンや、コロラド川の壮大な自然が楽しめる。設備としては、広い快適なシート、インターネットは使えないが、パソコンが充電できる電源が各席にある。また、時間によって食事も楽しめ、車内を自由に歩くことができる。

シャトル・バス[編集]

デンバーからは、直接空港からシャトルバスを使用して、グレンウッド・スプリングスに来ることができる。予約をしておけば、着いたその日に、順調にいけば、おおよそ3〜4時間ほどでグレンウッドに到着する事ができる。また、グレンウッドには、Roaring Fork Transportation Authority(RFTA, 発音は "ラフタ")というバス会社があり、現地に着いた後も、バスでの移動が充実している。観光で車が運転できない場合でも、大変便利に近くの町(アスペンなど)に観光できるようになっている。また、Ride Glenwood という、1ドルで市内を終日回れるバスもある[3]

飛行機[編集]

デンバーに飛行機で着いたあと、乗り継ぎをして、アスペン空港に到着する事ができる。小さな空港で、飛行機もプライベートジェットサイズで、実際の飛行時間は約30分。アスペン空港に着いた後は、RFTAのバスで1時間ほどでグレンウッドに到着する事ができる。ただし、20時以降にアスペン空港に着いた場合や渋滞の場合は、バスのスケジュールの都合などにより、1時間30分もしくはそれ以上かかる。

活動・観光[編集]

グレンウッド・スプリングスでは、カヤッキング、ラフティング、ハイキング、サイクリング、セグウェイツアー、スキー、温泉、フィッシング、ショッピングと、一年を通してさまざまな活動が楽しめる。

ショッピング[編集]

ダウンタウンには個人経営の店がたくさん並んであり、コロラドやグレンウッド・スプリングスに由来するお土産も容易に手に入る。また、ダウンタウンから少し行くと、モールやウォルマートもあり、大量のお土産を安い値段で買う事もでき、観光者には大変便利な場所もある。またアムトラック駅にも、小さな博物館と併設して土産屋があり、電車に関した物が買える。中には、古い時代に印刷された歴史ある電車の時刻表など、貴重な物が手ごろな値段で手に入る場合もある。

温泉[編集]

この温泉は、近くを通ると、強い硫黄の匂いがする巨大な温泉ロッジである。温泉プールに面している橋からは、幅34メートル、長さ160メートルの巨大な温泉プールが展望でき、カフェやショップ、ホテルも併設されていて、町の保養所となっている。夏には地元民、観光客によって大変賑わう最も有名な観光地の一つである。

ホテルコロラド[編集]

このホテルは、由緒あるヒストリックホテルに指定されている。宿泊者以外でも、庭やロビーを自由に見学できる。ロビーは、アンティーク調の落ち着いたインテリアで、観光で疲れた体を休める空間を演出している。また、歴史ある品々が展示されていて、観光客の目を楽しませている。その中で特に知られているのが、テディベアーである。当時、ホテルのメイドが熊のぬいぐるみを作って大統領のルーズベルトにプレゼントしたことがあり、それを娘のアリスが「私、この熊、テディーって呼ぶわ」ということから、このホテルがテディーベアの誕生の地だともいわれている。

アムトラック駅[編集]

この駅は旧デンバー&リオ・グランデ・ウェスターン鉄道(Denver & Rio Grande Western Railroad)が1904年6月18日に開業した駅であり、100年以上の歴史がある。駅舎も開業当時のものが使われている。100年の歴史を持つ赤味を帯びた石造りの駅舎はロマネスク・リバイバル様式の、赤い砂岩で造られた建物で、温泉ロッジやホテル・コロラドと景観を合わせるために採用された建築様式である。駅前には広場もなく狭い所に位置しているが、係員にいる有人駅なので、駅施設は整っており、駅舎は内外ともきれいに整備されている。駅舎はコロラド川に沿って建っていて、ホームから両方向をのぞむとコロラド川に沿った線路が曲線を描かれ続いている。

スキー[編集]

アスペン・スノーマス(Aspen/Snowmass)といった高級スキーリゾート地が近く、冬は良質の雪やコースを求める、多くの人々で賑わう。また、サンライトマウンテン(Sunlight Mountain)という、家族向けのスキーリゾート地も近く、庶民的な雰囲気を楽しみたい人や、子供連れの家族で賑わっている。