グレチア・サレンティーナ

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グリコ語が話される地域
サレントのグリコ人バンド

グレチア・サレンティーナイタリア語: Grecìa Salentina)は、イタリア南部のサレント半島にある地域名。「サレントのギリシャ」を意味する。この地域にはギリシャ系の民族的マイノリティ[1]であるグリコ人 (Griko peopleが暮らし、伝統的にはグリコ語英語版と呼ばれるギリシャ語の方言を話す。

概要[編集]

レッチェプッリャ州)の南方、レッチェ県中部にあたる地域である。この地域のグリコ人は、古代・中世以来この地域に移住したギリシャ人の末裔である(マグナ・グラエキア参照)[1]。なお、同様にギリシャ語(グリコ語)を話すコミュニティはカラブリア州南部(ボヴェシア (Bovesiaと呼ばれる)にもある。

レッチェ県の11の自治体(コムーネ)が、グレチア・サレンティーナ自治体連合(Unione dei Comuni della Grecìa Salentina)に参加している。この自治体連合は1996年に結成されたもので、大学における調査を組織してグリコに関する知識の広報やグリコ文化の振興にあたること、危機に瀕したグリコ語を学校で教育し、グリコ語による書籍や詩の出版をおこなうことを目的としている[2]

自治体連合に参加するコムーネ[編集]

レッチェ県のうち、グレチア・サレンティーナ自治体連合に参加する自治体。緑は2007年に参加した2コムーネ。

自治体連合に参加するコムーネは、下に示す11である[3]。 カルピニャーノ・サレンティーノとクトロフィアーノでは過去2世紀にわたってグリコ語が話されなくなっていたが、2007年に連合に加わった。

脚注[編集]

  1. ^ a b PARDO-DE-SANTAYANA, MANUEL; Pieroni, Andrea; Puri, Rajindra K. (2010). Ethnobotany in the new Europe: people, health, and wild plant resources. Berghahn Books. pp. 173–174. ISBN 9781845454562. "ISBN 1-84545-456-1" "The ethnic Greek minorities living in southern Italy today exemplify the etablichment of independent and permenant colonial settlements of Greeks in history." 
  2. ^ Journalists in Europe (2001). Europ, Issues 101-106. Journalists in Europe. pp. 29–30. ISSN 0180-7897. OCLC 633918127. "Better organised, the population of Salento, near Lecce, founded in 1996 the Union of the municipalities of Grecia Salentina… The purpose of this union is to promote the knowledge of Griko and safe-guard its culture, by teaching the language at school, organizing research at the university, publishing books and poetry in the dialect." 
  3. ^ Lüdtke, Karen (2009). Dances with spiders: crisis, celebrity and celebration in southern Italy. Berghahn Books. p. 118. ISBN 9781845454456. "ISBN 1-84545-445-6" "The towns of the Grecia Salentina include: Calimera, Carpignano Salentino, Castrignano dei Greci, Corigliano d'Otranto, Cutrofiano, Martano, Martignano, Melpignano, Soleto, Sternatia and Zollino." 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]