グリーン (R.E.M.のアルバム)

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グリーン
R.E.M.スタジオ・アルバム
リリース 1988年11月8日
録音 1988年 テネシー州メンフィス アーデント・スタジオ
ジャンル オルタナティヴ・ロック
時間 41分04秒
レーベル ワーナー・ブラザーズ・レコード
プロデュース スコット・リット、R.E.M.
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(ニュージーランド[1]
  • 12位(アメリカ[2]
  • 16位(オーストラリア[3]
  • 27位(イギリス[4]
R.E.M. 年表
エポニマス
(1988年)
グリーン
(1988年)
アウト・オブ・タイム
(1991年)
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グリーン』(Green)は、アメリカ合衆国オルタナティヴ・ロックバンドR.E.M.1988年に発表した6作目のスタジオ・アルバムワーナー・ブラザーズ・レコード移籍第1弾アルバムとして発表された。

背景[編集]

1988年2月から4月にかけて、バンドの地元ジョージア州アセンズのリハーサル・スタジオで本作のための曲作りが行われる[5]。その後テネシー州メンフィスのアーデント・スタジオでレコーディングされ、ニューヨーク州のベアズヴィル・スタジオでミキシングが行われた[6]

クレジットには明記されていないが、ビル・ベリーはドラムだけでなくベースも演奏しており、また、ピーター・バックがドラムやマンドリンも演奏したり、マイク・ミルズがアコーディオンも弾いている[7]。このことについてベリーは「僕達は全く新しい曲作りのテクニックを見つけた。どうやって演奏するか知らない楽器を引っ掴んで、適切な音が鳴るまでいじり回すんだ」と語っている[7]

本作のリリースに先駆けて、1988年10月には古巣のI.R.S.レコード英語版からベスト・アルバム『エポニマス』がリリースされており、メンバーもこのアルバムの選曲に関与している[5]。そして、アメリカ合衆国大統領選挙と同じ1988年11月8日に本作がリリースされた[5]

反響・評価[編集]

バンドの母国アメリカのBillboard 200では12位に達し[2]、1989年1月にはRIAAによってゴールドディスクに認定され、1994年8月にはダブル・プラチナに認定された[8]。ニュージーランドのアルバム・チャートでは2週連続で6位に達した[1]

Michael Azerradは『ローリング・ストーン』誌のレビューにおいて「以前の作品には見られなかった遊び心を含めて、『グリーン』はより幅広さを見せている」「R.E.M.は危うく陳腐なロックン・ロール・バンドに成り下がるところだったのかもしれないが、結果的に『グリーン』は本当に良い作品となっている」と評している[9]

25周年デラックス・エディション盤[編集]

2013年にリリースされた本作の25周年デラックス・エディション盤は、本作のリマスター盤、ボーナス・ディスク、ポスター、ポスト・カード4枚が封入されたボックス・セットとして発売された。ボーナス・ディスクには1989年11月10日のグリーンズボロ公演のライヴ音源が収録されている[10]

収録曲[編集]

全曲ともメンバー4人の共作。

  1. ポップ・ソング89 - "Pop Song 89" - 3:05
  2. ゲット・アップ - "Get Up" - 2:41
  3. ユー・アー・ザ・エヴリシング - "You Are the Everything" - 3:44
  4. スタンド - "Stand" - 3:12
  5. ワールド・リーダー・プリテンド - "World Leader Pretend" - 4:19
  6. ロング・チャイルド - "The Wrong Child" - 3:38
  7. オレンジ・クラッシュ - "Orange Crush" - 3:51
  8. ターン・ユー・インサイド・アウト - "Turn You Inside-Out" - 4:17
  9. ヘアシャート - "Hairshirt" - 3:55
  10. アイ・リメンバー・カリフォルニア - "I Remember California" - 5:03
  11. - 3:11

25周年デラックス・エディション盤ボーナス・ディスク[編集]

  1. スタンド - "Stand"
  2. ザ・ワン・アイ・ラヴ - "The One I Love"
  3. ターン・ユー・インサイド・アウト - "Turn You Inside Out"
  4. ビロング - "Belong"
  5. マッカーシー発掘 - "Exhuming McCarthy"
  6. アナタは知恵袋 - "Good Advices"
  7. オレンジ・クラッシュ - "Orange Crush"
  8. クヤホガ - "Cuyahoga"
  9. ディーズ・デイズ - "These Days"
  10. ワールド・リーダー・プリテンド - "World Leader Pretend"
  11. アイ・ビリーヴ - "I Believe"
  12. ゲット・アップ - "Get Up"
  13. R.E.M.人生講座 - "Life and How to Live It"
  14. 世界の終わる日 - "It's the End of the World as We Know It (And I Feel Fine)"
  15. ポップ・ソング89 - "Pop Song 89"
  16. フォール・オン・ミー - "Fall on Me"
  17. ユー・アー・ザ・エヴリシング - "You Are the Everything"
  18. ビギン・ザ・ビギン - "Begin the Begin"
  19. ロウ - "Low"
  20. 最高級の労働歌 - "Finest Worksong"
  21. パーフェクト・サークル - "Perfect Circle"

参加ミュージシャン[編集]

アディショナル・ミュージシャン

脚注[編集]

  1. ^ a b charts.org.nz - R.E.M. - Green
  2. ^ a b R.E.M. | Awards | AllMusic
  3. ^ australian-charts.com - R.E.M. - Green
  4. ^ R.E.M. | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される
  5. ^ a b c 日本盤CD(WPCR-75282)ライナーノーツ(沼崎敦子、1988年11月7日)
  6. ^ R.E.M. - Green (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  7. ^ a b Green: R.E.M.'s Greatest Album - Jennie Rothenberg Gritz - The Atlantic - 2014年1月19日閲覧
  8. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - "R.E.M."と入力して検索し、過去の記録に遡れば確認できる
  9. ^ R.E.M. Green | Album Reviews | Rolling Stone - 2014年1月19日閲覧
  10. ^ Amazon.co.jp: グリーン 25周年デラックス・エディション: 音楽