グリーン・ベレーのバラード

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グリーン・ベレーのバラード
バリー・サドラー軍曹 の シングル
収録アルバム Ballads of the Green Berets
リリース 1966
ジャンル 軍歌
時間 2:27
レーベル RCAレコード
作詞・作曲 ロビン・ムーア英語版
バリー・サドラー
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グリーンベレーのバラード』(原題:The Ballad Of The Green Berets)は、アメリカ陸軍特殊部隊グリーン・ベレーを題材としたバラードスタイルの軍歌である。

概要[編集]

反戦の機運が高まっていた1960年代当時としては珍しく軍に肯定的な歌詞を持つ曲だったが、発表された1966年にはビルボードチャートで5週連続第1位となるほどの大ヒットを記録した。

グリーン・ベレー隊員としてベトナム戦争に従軍し、負傷の後に帰国した傷痍軍人バリー・サドラーが作曲し、小説『グリーン・ベレー英語版』を手がけた作家ロビン・ムーア英語版が作詞に協力した。歌詞は1962年4月8日ベトコンの手で処刑され、ベトナム戦争におけるネイティブ・ハワイアン英語版の最初の戦死者となったグリーンベレー隊員ジェームズ・ガブリエル・ジュニア(James Gabriel, Jr)に捧げられたものである[1]。さらに1つの詩がガブリエルに捧げられていたが、最終版には含まれなかった[2]

曲はアメリカの民謡『ブッチャー・ボーイ英語版』をモチーフとしている。

サドラーは1966年1月30日エド・サリヴァン・ショーでこの曲を歌い、テレビデビューを果たした。

現在でもグリーン・ベレーに代表される陸軍部隊の式典などでしばしば演奏されるほか、テキサスA&M大学マーチングバンドであるFightin' Texas Aggie Bandが演技に使用する4つの行進曲の1つとしても知られる。

評判[編集]

1966年当時、国民によるベトナム戦争への支持は既に失われ、アメリカ全土で反戦運動が高揚の兆しを見せており、さらに大衆音楽市場ではママス&パパスの『夢のカリフォルニア』が大ヒットを飛ばした直後だった。この悪条件にも係わらず、『グリーン・ベレーのバラード』は1966年のビルボードチャートで5週連続全米ヒット第1位を記録し、また1960年代を通して見ても第21位の人気であった。クロスオーバーとしても大ヒットし、ビルボードのイージーリスニング部門第1位及びカントリー・ミュージック部門第2位を獲得している。

当時はいわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンの元にビートルズローリング・ストーンズがアメリカの音楽界を席巻していたが、『グリーン・ベレーのバラード』は、シングルとアルバム合せて900万枚を売り上げ全米チャートでも第1位の快挙を成し遂げた。ビートルズの全米チャート最高記録は『恋を抱きしめよう』の第16位で、ストーンズは『黒くぬれ!』の第21位であった。

映画[編集]

1968年、ロビン・ムーアの小説を原作に、熱狂的な愛国主義者として知られるジョン・ウェインが主演・監督を務めた戦争映画グリーン・ベレー』が公開され、ケン・ダービー合唱団が編曲したグリーン・ベレーのバラードがメインテーマに用いられた。この映画版編曲のスコアは長らくアルバムとしてリリースされなかったが、2005年にオンライン映画音楽雑誌『Film Score Monthly』によってリリースされた。ヨーロッパではこの映画とタイアップしたパッケージのレコードや、『荒野の用心棒』や『夕陽のガンマン』のサウンドトラックを含むエンリオ・モリコーネのカバー版アルバムがリリースされた。

その他、『アメリカン・グラフィティ2』や『ジョン・キャンディの大進撃英語版』などの映画でも挿入歌として使われた。2002年の映画『ショウタイム』における銃砲展示会のシーンや、『Jesus' Son』におけるジャック・ブラックヒッチハイクのシーンでも耳にすることができる。

アメリカのテレビドラマ『チアーズ』のあるエピソードでは、クリフのカナダ移住計画を中止させる折、サム、ウッディ、フレイジャーが彼の愛国心を煽るべくこの歌を歌った。

カバーおよび派生作品[編集]

1966年の発表以来、『グリーン・ベレーのバラード』は陸軍の慰問歌手としてその名を知られたケイト・スミスや、グラミー賞を受賞した伝説的ギタリストデュアン・エディ英語版といった著名なアーティストから、ドラッグストア・レコード英語版(古い曲のカバー版などを収録した低価格なレコード)を手がける無名のアーティストに到るまで、有名無名を問わぬ様々な歌手によって世界各国でカバー版が発表された。

多くのカバー版は外国において当該国の軍特殊部隊を題材とするように翻訳したものであった。次のようなものが良く知られている。

パロディ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Mizutani, Ron (2010年5月18日). “First Native Hawaiian Killed in Vietnam Conflict Honored”. KHON2.com. KHON-TV. 2011年3月12日閲覧。
  2. ^ I'm a Lucky One by Staff Sgt. Barry Sadler (Macmillan 1967, pp. 80–81)

外部リンク[編集]