グリトビケン

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座標: 南緯54度16分53秒 西経36度30分29秒 / 南緯54.28150度 西経36.50800度 / -54.28150; -36.50800

サウスジョージア島と居住地

グリトビケンスウェーデン語: Grytviken、「壷の(ような)湾」の意)は、南大西洋に浮かぶイギリスの海外領土サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島のうち、サウスジョージア島最大の停泊地。

歴史[編集]

地名はスウェーデンの地質学者ユハン・アンデショーン1902年にイギリス人が遺した海獣類の脂を保存する壷を発見したことに由来する。1904年11月16日鯨油基地として確立した。195匹のの鯨油採取は驚くほどうまくいき、ゾウアザラシの油採取も始まった。最盛期には約300人の男性がここで働いていたが、その後の60年の間に徐々に鯨が取れなくなり退去した。1922年には島を訪れていたアーネスト・シャクルトンが急死し、同地に葬られた。

1982年4月上旬のフォークランド紛争の際にアルゼンチン軍に占領されたが、その3週間後にイギリス海兵隊が再上陸、奪還した。

施設[編集]

グリトビケンにはグリトビケン捕鯨博物館ノルウェー・ルター派教会1999年に実際に結婚式が行われた)、シャクルトンの墓などの施設があるほか、放棄され廃墟と化した家屋や鯨油関連施設、廃船が多数存在する。

住民[編集]

グリトビケン捕鯨博物館の管理人として2人が居住している。

観光[編集]

グリトビケンは、南極大陸を訪問している周遊船に人気があり、たいていの観光客はシャクルトンの墓を見学するために訪れている。

ギャラリー[編集]