グリッドシーカー

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グリッドシーカー


グリッドシーカー
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
PlayStation 2[PS2]
開発元 タイトー
発売元 タイトー
人数 1~2人
メディア [AC]タイトー・F3システム
発売日 [AC]:1992年
[PS2]:2005年7月28日
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グリッドシーカー』(GRID SEEKER –PROJECT STORM HAMMER–) は、1992年タイトーより発売された業務用縦スクロールシューティングゲーム

概要[編集]

タイガーヘリ』(東亜プラン)や『雷電』(セイブ開発)の流れを汲むボンバー型縦スクロール・シューティングゲーム。8方向レバー、ショットとボンバーの2ボタン。2人同時プレイ可能。全7ラウンド構成。

1991年に実際勃発した「湾岸戦争」から8年後の、1999年8月に再度勃発した「第二次湾岸戦争」という架空の設定で、資源の略奪を目的に隣国に侵攻してきたとある中東の大国を、同国が開発した世界を滅亡させるほどの威力をもつ最終兵器とともにプレイヤーである多国籍軍が制圧しに行くというストーリー。

このゲームの大きな特徴は「ボンバーの補充はアイテム取得に依らない」ところであり、自機に常時付随している「グリッド」と呼ばれるオプションに敵の弾を吸収し続けることでボンバー補充を行うという斬新なシステムを採用している。「グリッド」は無敵で何度敵の弾を受けても壊れることはなく、時として自機のバリアとして用いることができる。戦闘機や戦車などのグラフィックの多くは第二次世界大戦以降使用されているものを模倣しており、プレイして、現代世界で戦争をしているという緊張感がある。

2005年7月28日発売のタイトーメモリーズ 上巻PlayStation 2)に収録されたものが家庭用ゲーム機への初移植である。

システム[編集]

自機[編集]

プレイヤーはゲームスタートまたはコンティニュー時に移動速度・攻撃範囲・命中(被弾)判定の異なる3種類の機体から1種を選択し、前述の「グリッド」を付随して出撃する。

  • “FIGHTER” F-14X/SPEED:A・ATTACK:C
    可変翼の艦上戦闘機。移動速度は3機中で最も速く、機動力を生かした戦いができる。ショットは前方集中型で、最強段階では高い威力を発揮する。
  • “ATTACKER” AH-64F/SPEED:B・ATTACK:B
    戦闘ヘリコプター。移動速度、攻撃範囲とも中間でバランスの取れた機体。ショットは中範囲拡散型だが、威力はやや弱い。
  • “BOMBER” B-2AT/SPEED:C・ATTACK:A
    ステルス型戦闘機。移動速度は3機中で最も遅いが、ショットは扇状に広範囲に拡散し、多くの敵を一度に攻撃できる。機体が大きいため、当たり判定はやや大きい。

グリッドによるボンバー補充[編集]

自機に常時2個付随しているオプション。自機のメインショットとは別に、サブショットはグリッドから発射される。ショットボタンを押しながらレバーを上下することでグリッドの位置を任意に変更できる。グリッドが敵弾を受けるとPOWゲージが上昇して、敵弾を8発受ける毎にゲージがフルになりボンバーのストックが1個追加される。グリッドが受けられる敵弾は紫色の弾のみ。耐久力の低いザコ敵に対してもグリッドをぶつけることで破壊できる。ボンバーのストックは最高4個で、4個フルにストック中でもグリッドは敵弾を受けられるが、敵弾を7発受けた時点でゲージの上昇はストップする。フルストックフルゲージの状態でボンバーを発射しても、1発敵弾をグリッドに受けさせるだけですぐにボンバーストックが1個追加できる。ボム4個とゲージMAX同時でステージをクリアするとスペシャルボーナスとして50000点が加算される。

アイテム[編集]

特定の敵を破壊することで出現するアイテムには以下の種類がある。

  • P(パワーアップ)
    取ると自機のショットが1段階パワーアップされる。最高7段階まで。フルパワー時に取ると1つにつき1000点が加算される。
  • G(グリッド)
    グリッドから発射されるサブショットと、ボンバーのタイプを変更する。出現してから時間経過で赤→青→緑→黄→赤と色が変わる。
    • 赤G(RED GRID)
      サブショット「ハイパーバルカン」:グリッドから2連射のショットを発射
      ボンバー「ニュークリア」:自機を中心に爆風が円状に拡散し敵、敵弾を巻き込む。
    • 青G(BLUE GRID)
      サブショット「カッターレーザー」:グリッドから単発の貫通ショットを発射。
      ボンバー「ギガボルトレーザー」:前方に超強力なレーザービームを発射。
    • 緑G(GREEN GRID)
      サブショット「マルチサイト」:グリッドから敵を自動追尾するショットを発射。
      ボンバー「ツインドラグーン」:龍のようなエネルギー物体が飛び出し、画面上を駆け回り敵や敵弾を消す。
    • 黄G(YELLOW GRID)
      サブショット「ファイアーブラスター」:グリッドから射程の短い爆風を発するショットを発射。
      ボンバー「チェーンリアクター」:自機の前方で爆風が拡がり、敵を巻き込むと更に爆風が拡がっていく。
  • H(ヘルパー)
    ラウンド1、3、5で出現、取ると友軍の爆撃の後に援護機が現れて、ともにショットで攻撃してくれる。援護機には耐久力があり、ある程度敵の攻撃を受けると墜落する。ラウンド1、3は中型戦闘ヘリ、ラウンド5は大型爆撃機となっている。援護機を墜落させずにラウンドクリアするとスペシャルボーナスとして50000点が加算される。

音楽[編集]

作、編曲は古川典裕(中山上等兵)が担当。

  • GRID SEEKER/ポニーキャニオン(サイトロンG.S.M.1500シリーズ)PCCB-00131
オリジナルBGM13曲、ボイスコレクション、河本圭代(TAMAYO)によるアレンジ1曲付き。ゲーム内でカットされたROUND1&4およびROUND7BGMのイントロ部も収録。
  • GRID SEEKER -The Dictator of Justice-/ZUNTATA RECORDS ZTTL-0040
イメージアルバム。アレンジ11曲。

エリア構成・シーンBGM[編集]

  • Player Select/BGM - Stand by '99
    プレイヤーは3種類の機体から1機を選択し「グリッド」を付随して出撃する。
  • ROUND 1:森林/BGM - Grid Seeker
    平原の上空から始まり、森林へと降下するエリア。
  • ROUND 2:雪原の渓谷/BGM - Northern Base
    雪の積もった渓谷が延々と続くエリア。
  • ROUND 3:海洋/BGM - D-Lagoon
    南国を思わせる海と島のエリア。後半は敵の前哨基地が現れる。
  • BOSS A:BGM - Air Dancin'!
    ROUND 3、5のボス戦BGM。
  • ROUND 4:都市/BGM - Grid Seeker
    ビルが多く建つ大規模都市の上空エリア。ところどころ破壊の跡が見られる。
  • ROUND 5:夜間都市上空/BGM - Stardust
    高高度の夜間戦闘エリア。背景に地上の明かりが星のように拡がる。
  • ROUND 6:荒地/BGM - So High
    荒れ果てた大地を高速で進んでいくエリア。
  • BOSS B:BGM - Mad Machine
    ROUND 2、6のボス戦BGM。
  • ROUND 7:敵要塞内部/BGM - Grid Seeker -Wings of Darkness-
    最終エリア。世界を滅亡させる力を持つ最終兵器が待ち構える。
  • Name:BGM - The Ruins
    ネームエントリーBGM。
  • Last Boss:BGM - Lucifer
    最終ボス戦BGM。
  • Ending:エンディング/BGM - Grid Seeker -Over There-
    遂に敵の最終兵器破壊に成功した戦闘機。パイロットは司令部に報告を入れる。勝利の歓喜に沸く司令部。そして戦闘機たちは帰還の途へ。

エンディング[編集]

このゲームではマルチエンディングを採用しており、最終ボスを撃破した場合はグッドエンディング、撃破できずに途中で逃げられた場合はバッドエンディングとなる。