グランド・セントラル駅

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グランド・セントラル駅
グランド・セントラル駅
グランド・セントラル駅
Grand Central Terminal
所在地 ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区42丁目89号
所属事業者 メトロノース鉄道
ニューヨーク市地下鉄
ホーム 全て地下に存在
開業年月日 1871年
グランド・セントラル駅(後ろに見えるのはクライスラー・ビル
グランド・セントラル駅、42丁目に面した出入り口

グランド・セントラル駅(Grand Central Station)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区にあるターミナル駅である。正式名称はグランド・セントラル・ターミナル(Grand Central Terminal)。単に「Grand Central」とも。所在地はミッドタウンパーク・アベニュー42丁目の地点である。

“マンハッタン3大ターミナル”(ほか2つはペンシルベニア駅ポート・オーソリティ・ターミナル)のうち最大のものである。駅近辺の鉄道はすべて地下を通っているため、44面67線の広大なプラットホームはすべて地下にある。

歴史[編集]

1880年の駅舎。
1904年頃の駅舎外装。
1904年頃の駅舎内装。

メトロノース鉄道のグランド・セントラル駅は通勤列車が多く発着するターミナル駅で、地下に29面のホームと、46の発着番線を持つ。マンハッタンを代表する歴史的建造物で1871年ニューヨーク・セントラル鉄道により旧駅舎が完成・開業した。現在の駅舎は1913年2月1日に改装・修復したものである。建物は古典主義風のボザール様式(アメリカン・ボザール)の建築物である。床面は大理石が使われ、天井には星座が描かれている。

1966年に高層ビルを建てるため取り壊す再開発計画が公表された。しかし、ニューヨーク市やジャクリーン・ケネディ・オナシスなどが反対し、連邦最高裁判所まで争った末に、計画は撤回された。1998年に再び内装をリニューアルオープンした。

2013年2月1日に駅舎生誕100周年を迎え、記念式典が開かれた。また併せて2014年に駅舎生誕100周年を迎える日本の東京駅と姉妹提携を結ぶことも発表された。日米両駅で姉妹提携を結ぶのは初めてである。

駅構内[編集]

駅には高さ125フィートのプラネタリウムを想像させる星座が描かれている。この星座を描くとき、鏡に映しながら描いたため裏返しの星座が描かれている。これは天球を外側から俯瞰した、神の視点による星座を表現している。駅構内には、数々のショップやレストランなどもそろっている。

駅から発着している鉄道[編集]

地下鉄

日本人にとってのグランド・セントラル駅[編集]

在留日本人には、しばしば「グラセン」との略称で呼ばれる。

グランドセントラル駅から発着するメトロノース鉄道沿線、ウエスト・チェスター郡などは住環境が良好であり、日本人駐在員なども多く居住している。1980年代後半頃には、グランドセントラル駅を夜10時半から11時頃に出発する電車には、それら郊外の住宅地に帰宅する日本人ビジネスマンの姿が多く見られ、「オリエント・エクスプレス」とも揶揄された[1]。それらのビジネスマンは電車内で、そろって日本経済新聞を読んでいたという[1]

引き込み線[編集]

近隣にある高級ホテルである「ウォルドルフ=アストリア・ホテル」への引き込み線がつながっており、過去にはフランクリン・D・ルーズベルト大統領やアドレー・スティーブンソン国連大使などが使用していたが、現在は使用されていない。

脚注[編集]

  1. ^ a b 常盤新平 『キミと歩くマンハッタン』 講談社、1988年、p117

外部リンク[編集]