グラント・イマハラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グラント・イマハラ
2007年
生誕 (1970-10-23) 1970年10月23日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
死没 2020年7月13日(2020-07-13)(49歳)
別名 今原 真申(日本名)
職業 TV番組「怪しい伝説」出演。電子工学ラジコン技術者。
公式サイト MYTHBUSTERS Bios
Imahara's Myspace
Imahara's Facebook
Imahara's Twitter
テンプレートを表示

グラント・マサル・イマハラ1970年10月23日 - 2020年7月13日[1])は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の日系アメリカ人電子工学ラジオコントロールの技術者。日本名は今原 真申(いまはら まさる)。

TV番組「怪しい伝説」レギュラー。2020年7月13日、脳動脈瘤の破裂により急逝した。49歳没[1]

経歴[編集]

南カリフォルニア大学を卒業し、電子工学の分野で科学学位(Bachelor of Science)を取得。一時期、映画ライターになりたくて専攻替えを考えたが、南カリフォルニア大学映像技術学校(the en:USC School of Cinematic Arts)の教授で、ルーカスフィルムTHX社のクリエーターであるen:Tomlinson Holmanのアシスタントを務めることになり、その経験から、そのまま工学の道を進むことにした。[2]。卒業後、ルーカスフィルムの Home THX 部門にエンジニアとして入社。その後、視覚効果スタジオのインダストリアル・ライト&マジック(ILM)に異動し、9年間働く。ILM時代は、ロスト・ワールド/ジュラシック・パークスター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスギャラクシー・クエストA.I.スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃ターミネーター3マトリックス リローデッドマトリックス レボリューションズヴァン・ヘルシングスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐などに関わる。

多くの映画にモデル制作者として名前がクレジットされている。たとえば、スター・ウォーズ・シリーズ後期三部作において、R2-D2の改造等をしている[3]。公式R2-D2エンジニアとして、モキュメンタリーen:R2-D2: Beneath the Domeにもカメオ出演をしている[4]

雇用者であるジェイミー・ハイネマン[5]と、ILM時代の同僚で現在怪しい伝説の準プロデューサーである Linda Wolkovitch に誘われ、同番組に加わることになった。スコッティ・チャップマンの代わりに3人組に入る。「3人組中のギーク」と言われることがある。伝説検証のためしばしば、ロボットや電子制御の特殊装置を作りあげる。船を使うロケでは殆ど船酔いでダウンしている。「怪しい伝説」の仕事に加えて、自ら設計したロボット「デッドブロウ」(en:Deadblow)で「バトルボット」(en:BattleBots)へ出場したことでも知られている。

その他の仕事としては以下のようなものがある。

  • 玩具の電子回路設計[3]
  • TV番組 Junkyard Mega-Wars(en:Scrapheap Challenge スクラップから作品を作り上げて競う番組)でILMチームを優勝に導いた。
  • ロボット製作の参考書 "Kickin' Bot: An Illustrated Guide to Building Combat Robots" (ISBN 0-7645-4113-7) の執筆[3]
  • ライター兼出演者として、ILMの社内フィルムコンテストに作品を出品(2004年)[6]

脚注[編集]

  1. ^ a b “Grant Imahara, Host of 'MythBusters' and 'White Rabbit Project,' Dies at 49” (英語). (2020年7月13日). https://www.hollywoodreporter.com/news/grant-imahara-dead-mythbusters-host-was-49-1303101 
  2. ^ Mammy, Joe (2007年5月27日). “Have Soldering Gun, Will Travel”. Joe-Mammy.com. 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月14日閲覧。
  3. ^ a b c Imahara, Grant (2006年3月5日). “Grant Imahara Biography”. MythBusters Fan Club. 2010年10月5日閲覧。
  4. ^ Beneath The Dome - Credits”. StarWars.com. Lucasfilm. 2008年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月3日閲覧。
  5. ^ Thomas, Christian M. (2008年3月29日). “'Mythbuster' Grant Imahara gives Northeast State audience lowdown on popular show”. timesnews.net. 2009年7月4日閲覧。
  6. ^ ILM - Architects of Evil”. Fan Films. TheForce.Net (2004年4月). 2010年10月5日閲覧。
  7. ^ Richmond High School Robotics Team
  8. ^ Svoboda, Elizabeth (2006年2月). “Grant Imahara: Debunker in The Box”. Spectrum. IEEE. 2010年10月5日閲覧。
  9. ^ Hibberd, James (2010年3月1日). “Mythbuster: I can build Ferguson a robot sidekick”. The Live Feed. 2010年10月5日閲覧。

外部リンク[編集]