グラインドボーン音楽祭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
グラインドボーン・ハウス(右は新劇場)
グラインドボーン・ハウス
グラインドボーン・ハウスの内部
新劇場

グラインドボーン音楽祭Glyndebourne Festival Opera)は、イギリスイースト・サセックス州ルイス近郊のカントリー・ハウスであるグラインドボーンで開かれるオペラ音楽祭

概要[編集]

1934年に資産家のジョン・クリスティによって創設され、改装工事が行われた1993年を除いて毎年開かれている。クリスティ家が代々主催に当たり、音楽祭委員長の職はジョンから子のジョージ、孫のガスに受け継がれている[1]

特にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトオペラが有名で[2]、過去の録音が再発売されている[3]。他のレパートリーにはゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル[4]レオシュ・ヤナーチェク[5][6]のオペラなどがある。また1980年代にトレヴァー・ナンが演出したジョージ・ガーシュウィンの『ポーギーとベス』は評価が高い。

レジデント・オーケストラはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団で、準レジデント・オーケストラはエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団である。現在の音楽監督2001年に就任したウラディーミル・ユロフスキ.[7][8]であるが、2013年での退任が決まっており、後任にはロビン・ティチアーティが予定されている[9][10]

観客の多くはロンドンからやって来ており、ロンドン市民の夏の楽しみとなっている。公演はロンドン市民が昼食後に来ることができるように午後から開始され、終演時間も最終列車の時間に合わせられている。また幕間が長く、その間に敷地の芝生でのピクニックやレストランでのディナーを楽しむことができる。

グラインドボーン・レーベル[編集]

2008年、ライブ録音を発売するために「グラインドボーン・レーベル」が設立された。モーツァルトの『イドメネオ』やアントニン・ドヴォルザークの『ルサルカ』などが発売されている。映画館での上映やインターネットでのライブストリーミングの展開も行っている。

音楽監督[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Rupert Christiansen (2001年5月1日). “Dad assures me we're in the best condition ever”. Telegraph. http://www.telegraph.co.uk/culture/4723200/Dad-assures-me-were-in-the-best-condition-ever.html 
  2. ^ McN., W. (July 1935). “The Mozart Festival at Glyndebourne”. The Musical Times 76 (1109): 646. JSTOR 920186. 
  3. ^ Tim Ashley (2008年6月13日). “Mozart: Le Nozze di Figaro, Gencer/ Freni/ Bacquier/ Blankenburg/ RPO/ Varviso”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/music/2008/jun/13/classicalmusicandopera2 
  4. ^ Martin Kettle (2009年5月24日). “Giulio Cesare”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/music/2009/may/24/giulio-cesare-glyndebourne-david-mcvicar 
  5. ^ Tim Ashley (2002年6月4日). “Katya Kabanova”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/music/2002/jun/04/classicalmusicandopera.artsfeatures 
  6. ^ Andrew Clements (2003年10月31日). “The Makropulos Case: London Philharmonic/Davis”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/film/2003/oct/31/dvdreviews.shopping 
  7. ^ Fiachra Gibbons (2000年8月26日). “New baton”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/uk/2000/aug/26/fiachragibbons 
  8. ^ Tim Ashley and Caroline Sullivan (2002年5月17日). “A tale of two festivals”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/culture/2002/may/17/artsfeatures.classicalmusicandopera 
  9. ^ “Robin Ticciati will be Festival Music Director from January 2014” (プレスリリース), Glyndebourne Festival Opera, (2011年7月1日), http://glyndebourne.com/news-article/robin-ticciati-will-be-festival-music-director-january-2014 
  10. ^ Maeve Kennedy (2001年7月1日). “Glyndebourne baton handed to Robin Ticciati”. The Guardian. http://www.guardian.co.uk/music/2011/jul/01/glyndebourne-director-baton-robin-ticciati 

出典[編集]

  • Kennedy, Michael, Glyndebourne: A Brief History, Oxford: Shire Pulications, 2010. ISBN 9780747808213
  • Norwich, John Julius, Fifty Years of Glyndebourne, London: Cape, 1985 ISBN 0224023101

外部リンク[編集]