グエン・フー・チョン

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ベトナムの旗 ベトナムの政治家
グエン・フー・チョン
Nguyễn Phú Trọng
Nguyen Phu Trong.jpg
グエン・フー・チョン
生年月日 1944年4月14日(70歳)
出生地 Flag of Colonial Annam.svg フランス領インドシナ連邦ハノイ
出身校 ハノイ総合大学
所属政党 ベトナム労働党(1967年 - 1976年)
ベトナム共産党(1976年 - )

ベトナムの旗 第6代国会議長
任期 2006年6月26日 - 2011年7月23日
国家主席 グエン・ミン・チェット

Communist Party of Vietnam flag.svg 第7代ベトナム共産党中央委員会書記長
任期 2011年1月19日 -
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グエン・フー・チョンベトナム語: Nguyễn Phú Trọng, 漢字: 阮富仲, 1944年4月14日 - )はベトナム政治家。第6代ベトナム社会主義共和国国会議長を務めた後、現在は第7代ベトナム共産党中央委員会書記長を務め、同国の最高指導者の地位にある。長らくベトナム共産党の理論・思想分野で活躍し、保守派に属している[1]準博士 (Кандидат наук博士候補) 。

経歴[編集]

ハノイ市に生まれる。ベトナム戦争中の1963年から1967年にかけて、ハノイ総合大学文献学を学ぶ。大学卒業後の1968年12月19日、ベトナム労働党(後のベトナム共産党)に入党。

入党後は党中央理論機関誌『タップチ・コンサン(共産雑誌)』の編集部に勤務。1973年9月から1976年4月まで、グエン・アイ・クォック党高級学校政治経済学部大学院に学ぶ。1981年9月からソ連社会科学アカデミーに留学し、1983年7月に歴史科学準博士の学位を取得。帰国後は、再び『タップチ・コンサン』編集部に戻り、1990年5月に副編集長に就任。1991年から1996年までは編集長を務め、党の理論的主柱としてドイモイ政策を思想面から支えた[2]

1994年1月に開催されたベトナム共産党臨時党大会において、第7期党中央委員に選出された。1996年6月28日から7月1日にかけて開催された第8回党大会で中央委員に再選され、ハノイ市党委員会副書記に任命された。

1997年12月末、第8期党中央委員会第4回総会において政治局員に選出され、思想・文化・科学教育を担当する。党内序列は第19位となった[3]1999年8月、政治局常務委員に昇格する。2000年3月1日、ハノイ市党委員会書記に就任。また、党中央理論評議会議長を兼務した。2001年4月の第9回党大会では、政治局常務委員会が廃止されたため政治局員にのみ再選出され、序列第7位に昇格した。

2006年4月の第10回党大会で政治局員に再選出されて党内序列第6位となったチョンは、同年6月26日、第11期国会第9回会議において国会議長に選出された。さらに翌年7月から8月にかけて招集された第12期第1回国会で国会議長に再選される。

2011年1月に開催された第11回党大会で中央委員に再選されたチョンは、党大会開催中の1月18日に開かれた第11期党中央委員会第1回総会で党書記長・政治局員に選出され[4]、翌日の党大会で書記長就任を承認された[5][6]。同年7月、第13期国会第1回会議において国会議長を退任し、グエン・シン・フン第一副首相に引き継いだ[7][8]

脚注[編集]

  1. ^ “次期書記長にチョン氏 ズン首相は続投へ 越共産党が指導部人事内定”. MSN産経ニュース. 共同通信 (産経新聞). (2010年12月18日). http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101218/asi1012180049000-n1.htm 2011年1月1日閲覧。 
  2. ^ 藤谷健 (2010年12月18日). “ベトナム、次期書記長に親中派チョン議長 ズン首相続投”. asahi.com (朝日新聞). http://www.asahi.com/international/update/1218/TKY201012180311.html 2011年1月1日閲覧。 
  3. ^ 第8期中央委員会第4回総会の段階で、党政治局員は総勢19名。1999年1月16日にドアン・クエ党政治局員兼党中央軍事委員会副委員長が死去したため、政治局員は18名となる。2000年5月3日発表のファム・ヴァン・ドン元首相葬儀委員会におけるチョンの序列は第18位。寺本(2002年3月)、29・50ページ。
  4. ^ 藤谷健 (2011年1月19日). “ベトナム共産党、最高指導部人事を発表 党大会閉幕”. asahi.com (朝日新聞). http://www.asahi.com/international/update/0119/TKY201101190191.html 2011年1月19日閲覧。 
  5. ^ “ベトナム 次期最高指導部決定”. NHKニュース (日本放送協会). (2011年1月19日). http://www.nhk.or.jp/news/html/20110119/t10013495151000.html 2011年1月19日閲覧。 
  6. ^ 宮野弘之 (2011年1月19日). “ベトナム共産党大会、新指導部人事を承認”. MSN産経ニュース (産経新聞). http://sankei.jp.msn.com/world/news/110119/asi11011901020006-n1.htm 2011年1月30日閲覧。 
  7. ^ “新国会議長にフン氏 ベトナム”. MSN産経ニュース. 共同通信社 (産経新聞). (2011年7月23日). http://sankei.jp.msn.com/world/news/110723/asi11072321530001-n1.htm 2011年7月26日閲覧。 
  8. ^ “Deputy PM Hung nominated as NA Chairman” (English) (プレスリリース), The National Assembly Office of Vietnam, (2011年7月23日), http://www.na.gov.vn/htx/english/C1330/default.asp?Newid=49842#7ZivVmVtzOSM 2011年7月26日閲覧。 

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

先代:
グエン・ヴァン・アン
ベトナム国会議長
2006年 - 2011年
次代:
グエン・シン・フン
先代:
ノン・ドゥック・マイン
ベトナム共産党書記長
2011年 -
次代:
現職