グアーガム

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グアーガム
識別情報
CAS登録番号 9000-30-0 チェック
特性
酸解離定数 pKa 5-7
危険性
MSDS MSDS
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
構造式

グアーガム (Guar Gum) とは、グアー豆胚乳部から得られる水溶性の天然多糖類のことである。CAS登録番号は9000-30-0。直鎖状に結合したマンノース2分子に1分子のガラクトースの側鎖をもつ多糖類である。分子量は20~30万。血糖値上昇抑制作用、コレステロール低下作用、便通改善などの生理効果が知られている。

グアーガムを食餌とともに摂取すると、血糖上昇が抑制され、インスリンの分泌も抑制された[1][2]

食品添加物として認められており、増粘剤、安定剤、ゲル化剤として広く用いられている。アイスクリーム和菓子、水産ねり製品、サラダドレッシングタレスープソースなど幅広い食品に利用されている。また、グアー豆を酵素で処理したグアー豆酵素分解物水溶性食物繊維として用いられている。

他の用途[編集]

グアーガムの需要は今でも拡大しつつあり、グアー豆の生産はインドパキスタン以外にも広がっている。

シェールガス採掘に利用価値が見出され価格が高騰する事態が起きている[3]

外部リンク[編集]

グアーガム研究データ

脚注[編集]

  1. ^ Jenkins, D.J.A., Lees, A.R., Gassull, M.A.,Cochet, B. and Alberti, G.M.M.: Ann. Intern. Med., 80, 20 (1977)
  2. ^ グルコマンナン, プルランならびにセルロースの血糖上昇抑制効果の比較、奥恒行ほか、日本栄養・食糧学会誌Vol. 36 (1983) No. 4
  3. ^ インド 富をもたらす豆”. NHK海外ネットワーク. 日本放送協会 (NHK) (2013年9月8日). 2013年10月3日閲覧。