クロフォード・マレー・マクレホース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
クロフォード・マレー・マクレホース

ロード・クロフォード・マレー・マクレホース(Lord Crawford Murray MacLehose of Beoch,簡体字:麦理浩,繁体字:麥理浩,1917年10月16日 - 2000年5月27日)は第25代香港総督

香港総督としての最長でありながら、最も変動に満ちた任期を務めた。1960年代後半、中国の文化大革命の影響を受けた1967年香港暴動の発生など、香港政治は不安定な時期であった。マクレホースは任期の前半を香港政治の安定に努めた。特に政治腐敗の払拭と社会の安定化を図るため、廉政公署を設置し、また公共住宅建設を本格化し、さらに地下鉄の建設にも着手した。「自由経済を重視しつつ、社会の安定に必要な最低限の使命は果たす」という香港政庁の政策の基礎が彼の時代に築かれた。こうした方針は、1980年にハッドン・ケイヴ財政司が「積極的不介入」と表現している。

任期の後半には、イギリスと中華人民共和国が国交を樹立し、また1997年の新界租借期限が切れることから中国と香港の将来を協議することを模索する。そのため、初めて北京を訪問した香港総督となった。

香港の内外にわたり、重要な局面を切り抜けた功績は大きい。返還前の香港政治史において、最も重要な政治家の一人といえる。

先代:
サー・デビッド・クライブ・クロスビー・トレンチ
第25代香港総督
1971年11月19日1982年5月
次代:
サー・エドワード・ユード